カワハギにアニサキスはいる?肝醤油・肝和え・肝煮付けの注意点・下処理方法とは?

皆様はカワハギというお魚を食べたことはありますか?あまり馴染みのないお魚だと思いますが、食べた人いわく「肝」が最高においしいと言います。今回の記事では、美味しいと有名なカワハギの肝について紹介していきますね!

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カワハギの肝ってどんなもの?

カワハギの肝の美味しさ

引用:一俊丸

肝と言うとなんだか赤黒くてグロテスクな想像をするかもしれませんが、カワハギの肝は綺麗なピンク色をしています特に秋のカワハギは肝臓が大きく発達し、パンパンに大きくなるため最高に美味しいと言われています。油の少ないカワハギの実に比べ、カワハギの肝は脂肪分が多く、こってりとした濃厚な甘味を蓄えています。

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生で食べても大丈夫?

引用:ORETSURI – 俺釣

実はカワハギの肝は新鮮であれば生で食べられるのです。 どのくらい新鮮であれば良いかと言うと、基本的には釣った当日であれば生で食べてもOKといわれています。カワハギを釣ってすぐ下処理をし、鮮度の劣化を防がなければならないなど少々手間はかかりますが生のカワハギの肝は極上の美味しさなのです!!

このくらい鮮度の劣化が非常に早く安全に食べることもできる期間が短い分、美味しさを感じることができる肝。ぜひ一度食べてみたいですよね!

寄生虫はいるの?

ただし生で食べるということは必ずついてくる危険性があります。それは寄生虫です。特にアニサキスという寄生虫は肝などの内臓に寄生するためかなり注意が必要です。新鮮であればあるほどアニサキスの危険性は下がります。怪しいなと感じた場合は加熱処理をすることをおすすめします。

無理にリスクを負って食べる必要は全くありません。

カワハギに多く含まれる主な4つの栄養素

カワハギには脂質がほとんど含まれていないので、ヘルシーな食材です。味は淡白ですが、このような栄養素が含まれています。

  • ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。

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カワハギの肝をおいしく食べるための下処理

アニサキスを退治しよう

アニサキス

アニサキスは75℃以上のお湯で1分以上加熱しなければ死滅しないと言われています。カワハギの肝は湯通しすれば安全に食べられるといった情報が流れていますが、短い間熱湯にさらすだけではアニサキスは退治できません。水揚げしてから時間の経ったカワハギの肝を食べる場合は、必ず十分な加熱処理をしてください。

ただし1分以上という長い時間加熱した場合、カワハギの肝は硬くなります。安全に生の食感で食べたいという願いは叶わないのか!?と思われる方もいるかもしれませんが、実はちゃんと方法がありますよ!

柔らかい肝で食べたいなら冷凍しよう

アニサキスは加熱処理以外でも対峙することができるんです。その方法は-20度の冷凍庫で一日以上凍らせておくことアニサキスなどの寄生虫は-20度の寒い気温の中では生きていくことができません。冷凍保存することは鮮度を保つだけではなく寄生虫を殺す役割もあるのです。

冷凍保存をした場合は十分な加熱が必要ないので、生のように食べることができます。(湯通しはしてくださいね!)

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可能であれば熱を通すこと

冷凍保存をお勧めしましたが可能であれば熱を通して食べた方が安全性は高いです。 なぜかと言うと、自宅の冷蔵庫の温度は-18度以下に設定されているものの、夏の間は若干高くなることが予想されます。なのでアニサキスが死滅するまでの温度に保つことができない場合があります。

肝を美味しく食べる料理

では今度はカワハギの肝を使った絶品料理を紹介しますね!

肝醤油

引用:イクメンライフハッカー

カワハギの肝の食べ方として一番有名なのは肝醤油です!肝をまな板の上でしっかり包丁でたたき、肝と醤油を一対一の割合でまぜると完成です。 ポイントは肝を直接あまり手で触らないようにすること。手の温度でカワハギの肝の油は溶けてしまうと、旨みが逃げてしまうのです。

肝和え

引用:さいたまグルメ.COM

肝醤油と同じくらい有名なのが肝和えです。 カワハギの刺身を肝であえて食べる方法なのですが、これがまた最高に美味しいのです!これを食べたいがためにカワハギ釣りに行っている人も多いらしいですよ!

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肝の煮付け

引用:クックパッド

最後はカワハギの肝の煮付けです。 味付けは様々なタイプがあるので自分に合ったものを探してみてください。フォアグラのようなおいしさを持っているらしく、ジューシーでご飯だけではなくワインやパンにも合いますよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?カワハギの肝は甘くて口の中でしっとりと溶けていくとても上品な味わいを持つ食材です!是非一度食べてみてくださいね!

この記事をまとめると

  • カワハギの肝は新鮮であれば生で食べられる!
  • 肝は寄生虫の住処になっている場合があるので下処理をしっかりしよう!
  • カワハギの肝は甘くてとろける美味しさ!

このように様々な食材についての知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので気になった方は是非ご覧になってみてください!

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