昨日の夜作ったおでんを鍋に入れたまま台所で放置して、翌日食べようとしたけれどなんだか酸っぱい匂いが!?そんな経験ある方いませんか?実はおでんにはすぐに酸っぱくなってしまう理由があったんです!そんな酸っぱくなったおでんですが、作ったばかりなので捨てた方がいいのかどうか迷ってしまうと思います。
今回はおでんが酸っぱくなる理由や、酸っぱくさせない方法をご紹介します!
スポンサードリンク
目次
|
|
おでんは腐りやすいと知っておこう
おでんにはタンパク質がいっぱい溶け出している
おでんの具材に使われる練り物は、魚や肉などのたんぱく質がたくさん入っている食材ばかりです。微生物はこのタンパク質を餌に繁殖します。熱を通している状態では微生物は繁殖できませんが、温度が下がり微生物が活動しやすい温度になれば繁殖するのにとても適した環境になってしまいます。なのでおでんは腐りやすいと言われているんです!
スポンサードリンク
箸をたくさん入れることも原因の一つ
おでんは食卓で鍋を囲んで家族みんなで箸を入れますよね。一度口に入れた箸をついつい鍋に入れてしまうこともあると思います。微生物が鍋に入ってしまうということが起きてしまうのです。もし箸を何度も入れてしまった場合は、一度グツグツ煮立ったせてから冷まして保存すると良いでしょう。
関連記事をチェック!
酸っぱくなるのはなぜ?
微生物に分解されて発酵しているから
食品が微生物の働きによって分解されて味や匂いが変わってしまうことを、腐敗と言ったり発酵と言ったりします。発酵も腐敗もどちらも同じ現象なんです。ただ私たちの健康に役立つものは発酵という表現を使って、ネガティブなイメージをなくしているんですね。魚や肉などがもつタンパク質やアミノ酸などの食品生物が分解されると、硫化水素やアンモニアのような変な臭いを生成するのです。
酸っぱくなっていたら食べるのをやめよう
おでんが酸っぱくなっているということは、微生物が大量に繁殖してタンパク質やアミノ酸を分解した結果、腐敗を起こし酸味が出ていると言えます。この状態で口に入れることはお勧めしません。体に害のない生物だけではなく体に悪い影響を及ぼす微生物も繁殖している場合もあるからです。
おでんが酸っぱくなるのを防ぐ方法はある?
一度沸騰させてから密閉保存!
細菌は75°以上で1分程加熱すると完全に死滅すると言われています。なので保存したい場合は、まず沸騰させて1分ほど経過してから保存容器に移しましょう。保存容器に移す際もできるだけ空気を抜いて密閉することが重要です。
スポンサードリンク
おでんってどのくらいもつ?
おでんの日持ち
常温保存では数時間〜1日で一気に菌が繁殖します。 季節にかかわらず一年中気を付けた方がいいので、作ったら1日で食べきるようにしましょう。
一度沸騰させてからしっかり密閉保存し、冷蔵庫の中で保存をする場合は3〜4日持つと言われています。つみれなどの練り物と汁を分けて保存することが望ましいと言われています。
冷凍保存という手段もあります。冷凍保存できる食材とできない食材があるので注意しましょう。冷凍保存できない食材はゆで卵、大根、じゃがいも、こんにゃくなど、解凍後の食感が変わってしまうものです。また具と汁を分けて冷凍しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?おでんは冬になると必ずと言っていいほど食べたくなっちゃいますよね!おでんの特性をしっかり知っておくことで、より美味しく安全におでんが食べられますね!
この記事をまとめると
- おでんは日持ちが非常に短い料理!
- 作ったらその日に食べきろう!
- 保存したい場合は沸騰させてから密閉容器に移し冷蔵保存がおすすめ!
- 冷凍保存もできるが具によって取り除く必要があるものもある!
スポンサードリンク