いんげんと聞くと、“さやいんげん”を想像する方の方が多いと思います。「いんげん豆」と「さやいんげん」は名前は似ていますが、実は別ものなのです。さやいんげんは、いんげん豆の未熟なさやのことを言い、豆類でなく、野菜として扱われています。
今回はあまり知られていない?!「いんげん豆」について下記内容で解説していきます!
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目次
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いんげん豆ってどんなもの?
いんげん豆は日本では北海道が主産地となっており、最近はサラダでも使用されています。「煮豆」や「甘納豆」「あんこ」に用いられることが多いです。豆腐や納豆の原料となる大豆と違って、どちらかといえば「甘い豆」というイメージが強いかもしれないですね。
いんげん豆の栄養素
いんげん豆の主成分はでんぷんです。その他にビタミンB1やカリウム、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラル、食物繊維などを多く含みます。いんげん豆は栄養たっぷりの食材なんですね!
いんげん豆の効能
いんげん豆に多く含まれる「ウレアーゼ」という酵素は、重度肝臓病に起こる意識障害の改善に効果があるそうです。また、大豆製品にはサポニンが多く含まれており、抗酸化作用、免疫力向上、さらに肥満予防などの効果もあるようです。また食物繊維が食べ物を滞った腸内環境を整えてくれるため、食べ物が腸内にとどまる時間が短くなり、太りにくい身体を作ってくれる効果があるとか!
いんげん豆のカロリー
いんげん豆のカロリーは、100gあたり約143kcalとなっています。かなり低カロリーかと思いますが、いんげん豆を食べるときは甘い味付けがされているものが多く、この場合はカロリーが砂糖の分だけ上がりますので市販のものを購入する際は注意が必要です。
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いんげん豆ダイエットって?
白いんげん豆には、炭水化物が糖になるのを抑える効果があると言われています。「ファセオリン」という成分を含んでいて、この「ファセオリン」がα-アミラーゼという酵素の働きを阻害してくれるのです。αアミラーゼの働きを阻害することで、炭水化物がブドウ糖に分解されずに、そのまま体内から排出されることになるのです。つまり、皮下脂肪や内蔵脂肪として身体に付くのを防ぐことができるのです。
効果はあるの?
実際に、白いんげん豆エキスを毎日摂取することで体脂肪を減らすことに成功したという研究結果もあるとのことです。ちなみに「ファセオリン」という成分はカロリーをカットすると言われている有名なサプリメントでも使用されているようなので、効果はありそうですね!
いんげん豆のダイエットレシピ
ダイエットに効果的なのは、やはりサラダですね!いんげん豆を主役にしたサラダを食事前に取り入れることで痩せやすい身体を作っていきましょう!
白いんげん豆のサラダ
材料(2人分)
- オリーブオイル
- 塩胡椒
- 白インゲン豆 1缶
- 赤玉ねぎ 1/2個
- きゅうり 1本
- ツナ缶 1缶
作り方は本当に簡単!
- 材料をボウルに入れ、オリーブオイルで和える
- 塩胡椒で味を整える
- 完成
いんげん豆サプリメントも
いんげん豆は自分で調理をする場合、1日水につけてふやかしたあと、しっかりと加熱する必要があるので、時間も手間もかかります。『効果があるのは分かったけど調理を毎回するのが大変!もっと手軽に摂取したい!』というも多いのではないでしょうか。そんな方にはいんげん豆のサプリメントも販売されているようですので是非活用してみてくださいね!
いんげん豆の毒性
2006年、白いんげん豆を粉末にしたものを食べるとダイエットに良いと話題になり、試した人が嘔吐、下痢などの食中毒症状を引き起こしたことがありました。その中毒を引き起こした原因物質は完熟した乾燥豆に含まれる「レクチン」でした。このレクチンは白いんげん豆以外に、大豆(乾燥)にも含まれているのです。
しっかりと加熱すれば問題ない
レクチンは加熱すれば不活性化するので、中毒を引き起こす心配なく、安心して食べることができます。厚生労働省の食品安全部より、いんげん豆を通常の調理法(水に十分浸してから、沸騰状態で柔らかくなるまで十分に煮る)を行えば、食品安全上全く問題ありません。と明言されているので、調理方法さえ間違えなければ問題ないと言えます。知識として覚えておいても良いかもしれませんね!
まとめ
いかがだったでしょうか。いんげん豆は栄養豊富でダイエットにも良いなんて、すごい食材なんですね!
この記事をまとめると
- さやいんげんは野菜、いんげん豆は豆類
- ダイエット効果がある「ファセオリン」という成分が含まれている
- 正しく調理をすれば毒性は問題がない
- 時間がない人は、サプリメントの活用も◎
ダイエット効果が期待される「いんげん豆」ですが、食べ方には注意が必要です。正しい調理方法で健康にダイエットをしていきましょう!
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