えごま油は下痢になりやすい理由は?効果効能と過剰摂取と副作用について! |

えごま油を使ってみた結果、なんだかお腹が緩くなった気がするという声を聞くことがあります。健康食品として、以前よりもかなり認知されるようになったえごま油。しかしその背後には、下痢になるといった副作用も出ている様子。今回はえごま油の効果と、なぜお腹がゆるくなるのかを調査してみました。

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1 えごま油はとても優秀！
- 1.1 えごま油の栄養
2 えごま油の効果
3 えごま油でお腹が緩くなる理由
- 3.1 もともと良い腸の動きをさらに活性化すると生じる
- 3.2 体調が良くないと消化不良の原因に
4 えごま油の効果はいつから出る？
- 4.1 早い人だと30分後には実感!?
- 4.2 毎日続けることで効果が出る
5 まとめ

えごま油はとても優秀！

えごま油とはえごまの実を絞って取る油です。えごまとはシソ科の一年草で葉っぱは香草として使われ、韓国では焼肉をエゴマの葉っぱでくるみ食べる文化もあります。エゴマの葉っぱはシソにそっくりなのでしそ油とも呼ばれることもあります。

えごま油の栄養

えごま油は有名な健康番組である「ためしてガッテン」で紹介され、それからたくさんの人たちに認知されるようになりました。えごま油に豊富に含まれる不飽和脂肪酸のa-リノレン酸は必須脂肪酸であり、体内で合成できないため食物からしか取れない栄養素です。

えごま油にはたくさんの効果があります。その中でも特に有名なものをご紹介いたします。

不飽和脂肪酸ってなに？

脂肪の構成要素である脂肪酸のうち、植物や魚の脂に多く含まれるもので、体内で合成できないので摂取する必要がある必須脂肪酸はこれに含まれます。

脂肪酸は、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類されますが、そのうち植物や魚の脂に多く含まれるものを不飽和脂肪酸といいます。飽和脂肪酸はおもに動物性の脂肪に含まれます。特にα-リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸などの不飽和脂肪酸は体内で合成できないため、必須脂肪酸と呼ばれています。これらは動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っています。

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えごま油の効果

心疾患や記憶や学習能力向上

α-リノレン酸には血液をサラサラにする効果があり、血圧の上昇を防いだり不整脈を予防するなどの心臓疾患を予防する効果があると言われています。血液は全身へ栄養を送るために非常に大切なものであり、血液をきれいにすることは健康な体作りの重要なポイントです。

えごま油に含まれるα-リノレン酸が分解されると出来るドコサヘキサエン酸（DHA）は脳の能力低下を回復させる結果が出ており、認知症やアルツハイマー病の予防につながるといわれています。

不安な気持ちを改善

α-リノレン酸などのオメガ３系脂肪酸を積極的に摂取する人と、そうでない人を比べると特に、抑うつ症状や不安症状が軽減されるということがわかったそうです。メンタルヘルス分野での活躍が見込まれており、食事療法との組み合わせも期待されています。

ダイエット・新陳代謝を促す効果

えごま油に含まれるa-リノレン酸には新陳代謝を活発にし、脂肪を燃えやすくしてくれるという効果があります。たくさんとればその分ダイエット効果が向上する！というわけではないので、1日の摂取量(目安は一日およそ小さじ一杯)は守ってくださいね。

えごま油でお腹が緩くなる理由

もともと良い腸の動きをさらに活性化すると生じる

えごま油には腸の動きを良くする効果があります。しかし元々便通が良い人にとっては、さらに便通を良くなることでお腹をゆるくしてしまうということがあるようです。

体調が良くないと消化不良の原因に

体調不良などの消化能力が低い時に摂取してしまうと、吸収しきれずにそのまま排出されてしまいます。こうした際に下痢になるというケースが多いようです。体質により、えごま油を消化しづらい人もいるようです。自分に合うかどうかは試してみないと分からないことなので、自身の身体の状況をしっかりチェックして摂取することが必要になってきます。