「枝豆」は夏に旬を迎える野菜ですが、1年中買うことのできる「冷凍枝豆」は便利な食品ですよね。野菜は生の方が栄養素が高いものですが、冷凍された枝豆に栄養は残っているのでしょうか?手軽で料理に使いやすい食品だからこそ、栄養や効能があるか知っておきたいですよね。そこで今回は、
- 枝豆の栄養と効能
- 冷凍と生は栄養や効能が違う?
- 枝豆は食べ過ぎると太るの?
- 枝豆ダイエット/カロリー/糖質/タンパク質量
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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枝豆の栄養と効能は?
枝豆は「畑の肉」と言われるほど栄養価が高いとされています。どんな栄養が含まれ、それによってどんな効果があるのか見てみましょう。普段何気なくおつまみなどで食べている枝豆ですが、このような栄養と効能があります。
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栄養
えだまめには豊富なタンパク質や、大豆にはないビタミンCやビタミンB1・鉄分やカリウムなどのミネラル類がぎっしりつまっているので、栄養価の高い野菜です。
タンパク質の中にはメチオニンという、 ビタミンB1・ビタミンCと一緒にアルコールの分解を促進し、肝臓機能を助ける働きがある成分 が含まれています。「ビールに枝豆」という組み合わせは、理にかなっているのですね。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
- ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
- メチオニン:メチオニンは、硫黄を含む結合を持つアミノ酸です。加えてどの様なたんぱく質の合成にも必ず最初にメチオニンから他のアミノ酸が結合して組織が作られます。体のかゆみの原因になるヒスタミンの分泌を抑制し、抗うつ効果も注目されているアミノ酸です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
効能
枝豆に含まれるビタミン類やミネラル類・メチオニンや、有効成分であるイソフラボン・サポニンなどによって様々な効果を期待することができます。お酒を飲む方にとって一番嬉しいのは、アルコール分解効果による二日酔い予防なのではないでしょうか?
- 肝臓機能を助ける
- アルコール分解→二日酔い予防
- コレステロールの上昇抑制
- 貧血予防・改善
- 更年期症状の改善
- 肝臓疾患予防
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冷凍枝豆は栄養・効能が違う?
冷凍枝豆は通年購入することができる便利な食品ですが、一度冷凍した枝豆は栄養や効能に差が出るのでしょうか?冷凍枝豆の栄養と効能について見ていきたいと思います。
栄養と効能
野菜によっては冷凍することで壊れてしまう成分もありますが、近年 「枝豆は収穫後すぐに急速冷凍されたものの方が栄養価が高い」 ことがわかっています。
市販されている冷凍枝豆はマイナス40度ほどの急速冷凍庫で冷凍されたもので、収穫後の新鮮な状態で急激に凍らせることによって、枝豆に含まれる栄養素をキープすることができるのです。
冷凍枝豆は栄養素が抜けてしまっているのでは…?と抵抗がある方もいるかもしれませんが、最近の冷凍野菜は急速冷凍することで栄養を残しているものも多いので、それほど栄養や効能が落ちているわけではないのです◎
枝豆は食べ過ぎると太るの?
枝豆をダイエット中に食べる「枝豆ダイエット」というものがあるようです。ダイエット中はできるだけカロリー・糖質量が少なく、かつ栄養価の高い食べ物が必要です。
枝豆は低カロリーでタンパク質が豊富に含まれている ので、ダイエット中の食材としてオススメです。食物繊維も含まれているので、腸内掃除にもなります。しかし、沢山食べ過ぎるともちろん摂取カロリーは上がってしまうので、1日の摂取量には気を付けましょう。
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枝豆ダイエットの効果は?
枝豆をダイエット中に食べる「枝豆ダイエット」というものがあるようです。ダイエット中はできるだけカロリー・糖質量が少なく、かつ栄養価の高い食べ物が必要です。
枝豆にはタンパク質が豊富に含まれているので、ダイエット中の食材としてオススメです。食物繊維も含まれているので、腸内掃除にもなります。
枝豆のカロリー
枝豆のカロリーは、100gあたり134kcalとなっています。これはさやを抜いた中身100gあたりのカロリーです。3粒入っている1房は約2kaclなので、10房食べても20kcal、20房食べても40kcalと、あまり高くない数値となっています。
枝豆のタンパク質
枝豆は「畑の肉」と言われるほどタンパク質を多く含んでいます。その量は100gあたり12gで、野菜の中でも高い数値となっています。枝豆に含まれるタンパク質は筋肉の元となるため、筋トレ中の食事に取り入れるのもオススメです。
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おならが出ることも
枝豆を食べ過ぎると、食物繊維の影響でおならが出やすくなる可能性があります。よく「芋を食べるとおならが出る」と言いますが、これも食物繊維によるものです。
枝豆には不溶性食物繊維が含まれているため、 食べ過ぎると消化しきれず腸内でメタンガスを発生 させます。大腸の中で腐敗している証拠で、腐った臭いと共におならが出てしまいます。
しかし、不溶性食物繊維には整腸作用があるため、食べ過ぎなければ体に嬉しい栄養素です◎便秘解消効果もあります。
まとめ
「枝豆は冷凍と生で栄養や効能は違う?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 枝豆は急速冷凍されたものであれば、栄養や効能が割とキープされている
- 枝豆にはビタミンCや鉄分・カリウムといったミネラル類・タンパク質が豊富なのでダイエット向き
- 枝豆の食べ過ぎは食物繊維によっておならを発生させることも
冷凍枝豆は通年買うことができるので、よく利用される方も多いかと思いますが、市販の冷凍枝豆は急速に冷凍されているため、栄養がそこまで失われていないことが多いです。旬である夏以外の時期は、冷凍枝豆でタンパク質やビタミンなど栄養を取り入れてみてくださいね。
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