ひじきに毒性はある?ヒ素の影響と対処法|離乳食はいつから与えられる?

海藻の仲間である「ひじき」は健康に良いと言われる食材ですが、「ひじきに毒性がある」と聞いたことはありますか?ヒ素という毒性分が服荒れているようなのですが、本当なのでしょうか?そこで今回は、

  • ひじきに毒性はあるの?
  • ひじきに含まれるヒ素とは?
  • 離乳食でひじきはいつから大丈夫?
  • ひじきのヒ素への対処法

これらのテーマについて紹介いたします。ひじきは身近な食事だと思うので、是非チェックしてみてください。

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ひじきに毒性はある?

ひじきは健康に良い海藻というイメージが強いですが、本当に毒成分が含まれているのでしょうか?信じがたいことですが、実はひじきにはあの成分が含まれているのです。

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ヒ素が含まれる

「ヒ素」という言葉を聞いたことはありますか?ヒ素は全ての海藻類から検出される成分で、その中でも特にひじきに含まれていることがわかっています。

ひじきのヒ素含有量

ひじきに含まれているヒ素の量ですが、1kg当たり34〜117mgとなっています。わかめなど他の海藻類に含まれる量は10mg以下なので、ひじきは特に高い数値であることがわかります。

ヒ素の体への影響

ヒ素が体内に短期間で大量に入った場合、このような影響が出ると言われています。

  • 発熱
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 興奮
  • 脱毛

そして、長期間にわたり体内にヒ素が入り続けると状態は悪化します。

  • 皮膚組織の変化
  • ガンの発生

ヒ素の致死量

ヒ素の致死量は、100〜300mgと言われています。ひじき1kgに含まれるヒ素の量は34〜117mgなので、場合によってはひじき1kgで致死量に至るということです。しかし、1kgのひじきはかなりの量があり、一度に食べる量ではないので安心しましょう。

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離乳食で子どもに与えても大丈夫?

ひじきには毒成分であるヒ素が含まれていることがわかりましたが、離乳食で乳児に与える場合や子どもに与える場合は、どのようにしたら良いのでしょうか?離乳食ではいつ頃からなら与えても大丈夫なのか、ご紹介します。

離乳食のひじきはいつから?

離乳食のひじきは、離乳食後期と呼ばれる生後9〜11ヶ月であれば与えても大丈夫とされています。これは最短の時期なので、 本格的に与える場合は離乳食完了期の1歳〜1歳6ヶ月であれば安心 です。

ひじきのヒ素への対処法

ひじきにはどうしてもヒ素が含まれているのですが、ひじきのヒ素への対処法がいくつかあります。含有量を完全にゼロにすることは難しいですが、下記の対処法によって減らすことはできます◎

水洗い

1つ目はひじきを水洗いする方法です。生のひじきの場合に限りますが、購入後のひじきを水でよく洗い流します。表面に付いているヒ素を落とすことができるので、実践してみましょう。

水戻し

2つ目はひじきを水戻しする方法です。乾燥ひじきの場合、必ず水戻しの作業が必要になりますね。水で戻すことでひじきに含まれるヒ素が溶け出し、含有量を減らすことができます。心配であれば水戻しをした後、さらに冷水で洗うと良いでしょう。

茹でこぼし

3つはひじきを茹でこぼしする方法です。一番効果的な方法で、ヒ素の含有量をグッと減らすことができます。

茹でこぼし方法
  1. ひじきを30分水に漬ける
  2. 水を捨て、沸騰したお湯で5分茹でる
  3. 水でよく洗う

この方法によって、ヒ素を約90%減らすことができます!必要なカルシウムや食物繊維・鉄分などの栄養素は70%ほど残すことができるので安心です。ヒ素を減らしつつも栄養素をキープできる方法ですよ◎

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まとめ

「ひじきに毒性はあるの?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 海藻類全てにヒ素が含まれており、ひじきが一番の含有量を持つ
  • 茹でこぼしにより、ひじきに含まれる9割のヒ素を取り除くことが可能

普段何気なく食べているひじきにヒ素が含まれていること、今まで知らなかった方も多いのではないでしょうか?茹でこぼしや水洗いによって含有量を減らすことはできますので、あまり怖がらずに上手く調理していきたいですね。

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