「冷凍トマト」をご存知ですか?トマトを丸ごと冷凍し、解凍して料理に使える凍ったトマトです。トマトを一度凍らせることで、どんなメリットがあるのでしょうか?
また、凍らせたトマトは皮が剥きやすいので、そのコツや解凍方法についてもご紹介したいと思います。それでは、
- 冷凍トマトのメリットとは?
- 冷凍トマトの解凍方法
- 冷凍トマトの皮の剥き方
- 冷凍トマトを使った大量消費レシピ
これらのテーマに沿ってご紹介いたします。
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目次
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冷凍トマトとはどんなもの?メリットは?
ブロッコリーやほうれん草など、「冷凍野菜」はスーパーでも販売されている便利なアイテムですが、「冷凍トマト」は見かけないですよね。冷凍トマトとは、名前の通り丸ごと凍らせたトマトのことを言います。
一度凍らせてから料理に使うことで、このようなメリットがあるんです。
- 栄養価がアップする
- 長期保存が可能
- 皮剥きしやすくなる
- 旨味成分が料理に出やすくなる
冷凍すると壊れてしまいそうな栄養素ですが、トマトの場合栄養価や旨味がアップします。詳しい栄養素については後ほどご紹介しますね。
熟れかけたトマトを保存したい場合や、皮をむいて使いたい場合にもオススメなのが「冷凍トマト」なのです。
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ミニトマトも冷凍OK
ちなみに、大きな通常サイズのトマトに加え、 ミニトマトも冷凍することが可能 です。
解凍する際に形が崩れるので、パスタソースやスープなどのペースト状にして使うのがオススメ
栄養価アップ
「冷凍トマトは栄養価がアップする」とお話しましたが、トマトは収穫後、水分が抜けていくと同時に水溶性の栄養素も抜けてしまいます。
そこで冷凍することにより、栄養価が流れ出るのをSTOPしキープすることができるのです。トマトに含まれる主な栄養素はコチラです。
- リコピン:リコピンは、トマトやスイカに含まれている赤色の色素です。強力な抗酸化力で美肌効果があるだけではなくて、主に悪玉コレステロールの数値を下げる作用があります。また、アンチエイジング効果やがん予防も期待されているビタミンです。
- β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
- ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
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保存方法と保存期間
「冷凍トマトの保存方法と保存期限」も気になりますよね。保存方法のステップはとっても簡単!
- トマトのヘタを取る
- 洗って水分をよく拭き取る
- 密閉袋に入れて冷凍庫へ
こちらはトマトを丸ごと1個冷凍する場合の手順です。刻んでから冷凍すると、パキッと折るだけで料理に使えるので便利ですよ◎
- 約1ヶ月
冷凍トマトは、約1ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
冷凍トマトの使い方は?
「冷凍トマトの使い方」を見ていきたいと思います。皮剥きのコツ・冷凍方法のコツ・解凍のコツの3POINTに分けてご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
冷凍トマトの皮むき
冷凍トマトの皮剥きですが、 一度冷凍したトマトは解凍するとツルンと綺麗に剥ける 特徴があります。生の状態だと湯むきや火炙りなどで苦戦しますが、冷凍トマトは皮が剥きやすいのです。
水をかけて表面を解凍させたら綺麗に剥ける!
冷凍方法のコツ
冷凍方法のコツは、できるだけ水気を切ること・重ならないように密閉袋に入れることの2つです。水気が付いた状態だと冷凍する過程で霜が付いてしまいます。
また、早く冷凍・解凍するためにはトマト同士が重ならないようにすることがポイントです。
解凍のコツ
解凍のコツは、皮の使い方によって2パターンあります。
- 皮を剥く場合→水を表面にかける
- 皮ごと料理する場合→凍ったまま料理に入れる
皮を剥きたい場合は表面に水を掛かけて軽く溶かしますが、皮ごと料理に使う場合は凍ったまま料理してOKです。水の中にトマトを漬けて解凍すると、水溶性の栄養素が流れ出てしまうのでNGですよ。
解凍してから料理に使いたい場合は、じっくり自然解凍するのを待つと栄養価をキープできます◎
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冷凍トマトを大量消費!おすすめレシピ
では最後に、「冷凍トマトを大量消費できるオススメ料理」をご紹介します。 一度トマトを冷凍すると細胞が壊れるので、ペースト状やあたたかい料理にアレンジするのがオススメ です。
ロールキャベツ
ロールキャベツはトマト味とコンソメ味が代表的な味付けですね。リコピンたっぷりで栄養豊富なスープには、トマトソースがオススメですよ。加熱しながら冷凍トマトを潰しましょう。形が少し残っていても食感のアクセントになるのでOKです。
冷凍トマトスープ
冷凍したトマトは、冷凍時の栄養が詰まっています。鶏肉や野菜・ベーコンなどお好みの食材を使って、ビタミンCとリコピンたっぷりのスープを作ってみましょう。ダイエット中や美容にも効果的です◎ 免疫力をアップさせ、風邪を予防する効果も期待できます。
サラダ
冷凍トマトは、生のトマトに比べると柔らかい食感になっています。やや形の崩れたトマトで、食べやすいサラダが作れます。サラダにする際は皮を剥くのがオススメです。口当たりがよく滑らかなトマトはいかがですか?
チーズがけ
トマトの形を残しつつ、温かい料理として食べるならチーズがけがオススメです。冷凍トマトを切ってグラタン皿に並べ、チーズをかけてトースターで10分ほど加熱しましょう。とろけたチーズの塩味と、トマトのまろやかさがマッチする一皿です。
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まとめ
「冷凍トマトのメリットや保存方法・使い方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 冷凍トマトのメリットは、①長期保存可能 ②栄養価アップ ③皮が剥きやすい
- 丸ごと冷凍し、凍ったまま料理に使えるので簡単で時短にも◎
トマトを大量に買った時や、すぐに消費しきれない時などに便利な冷凍トマト。皮が剥きやすくなったり栄養をキープできたり、メリットも沢山あるので是非お試しください!
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