春の季節になると満開を迎える「梅」「桃」「桜」の花。どれもピンク色の小さな花を咲かせる植物ですが、見分けることはできますか?よく似た花なので、その違いに気付かない方も多いはずです。
また、それぞれの花には咲く時と散る時の表現があります。一体どういうことなのでしょうか?今回は、
- 梅・桃・桜の花の違い
- 咲く時・散る時の表現の違い
この2つのテーマに沿ってご紹介いたします。普段どの花か見分けられない!という方や、表現方法が気になる方は是非チェックしてみてくださいね。
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梅・桃・桜の違い
梅・桃・桜、どれも樹にピンク色の花を咲かせますが、どんな違いがあるのでしょうか?それぞれ写真と合わせて比較してみましょう!
花弁の形
梅 | 桃 | 桜 |
それぞれの花の写真を並べてみましたが、みなさんはその違いに気づきますか?真ん中の「桃の花」を見てみると、 花弁の枚数が多い ことがわかるかと思います。それに加えて梅や桜よりもピンク色が濃いのが特徴です。
日本の代表的な花でもある 「桜の花」は花弁の先端が凹んでハート形 のようになっているのに対し、 「梅の花」は花弁が丸い のが特徴です。
こうしてそれぞれの花弁の枚数や形・色に着目してみると、それぞれしっかり違いがあることがわかりますよね。
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つぼみの形
梅 | 桃 | 桜 |
次に蕾の形ですが、こちらも写真と合わせて比較してみましょう。「桃の花」は花弁が濃いピンク色だっただけに、蕾の状態でも濃い色をしているのがわかrます。
「桜の花」に関しては薄くて淡いピンク色の蕾をしていますが、「梅の花」は花弁は薄いピンク色なのに対し蕾の状態だと濃いピンク色をしているんです。
梅の花の写真は1つ花が咲いていますが、蕾の色よりも薄い色の花が咲いていますよね。このように、花弁で比較するのと蕾で比較するのでは、多少の違いがあるのです。
花芽の数
最期に「花芽の数」です。それぞれの違いはコチラになります▼
- 梅の花芽→1こ
- 桃の花芽→2こ。葉芽も花芽と同じところから出る
- 桜の花芽→2こ以上
この項目に関しては、どの花も同じことはなくそれぞれで違いがあります。
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花が咲く時・終わる時の表現
続いては、「花が咲く時・終わる時」の表現の違いについて見てみましょう。ここでは「桜と桃が同じ」で「梅はちょっと変わった表現」で表します。一体どういうことなのでしょうか?
桜と桃は「咲く」「散る」
一般的な言い方ですが、桜と桃は 「花が咲く」「花が散る」 と言います。なんの違和感もないですよね。普段みなさんがよく使っている表現の仕方かと思います。
梅は「ほころぶ」「こぼれる」
一方で、梅の花の場合は 「花がほころぶ」「花がこぼれる」という表現で「咲く・散る」を表します 。
「ほころぶ」というのは「縫い目・閉じ目等が解ける」という意味から「花の蕾がギュッと固く閉ざされていた状態から緩んでほどけていく」という開花の様子を表すようになった言葉と言われています。
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まとめ
「梅・桃・桜の花の違いと表現の違い」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- どれもよく似た花だが、パーツごとに比較すると違いは様々
- 咲く・散るの表現は「梅の場合”ほころぶ”・”こぼれる”」と言う
表現方法が全く異なるのは意外ですよね。このように日本語にはまだあまり知られていない表現方法がたくさんありますので、興味のある方は是非調べてみてくださいね。
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