ペパーミントの保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵/冷凍/干す/漬けるコツ

目がさめるような爽やかな香りのペパーミント。嗅ぐと頭がスッキリしますよね。香りだけでなく、料理や飲み物、スイーツにちょこっと添えると、華やかになりますし、おいしそうな見た目を作ってくれます。

生のペパーミントはスーパーでも手に入りやすいハーブのひとつです。しかし、一度に1パックすべて使い切れずに、野菜室の中で萎れてしまったなんてことはありませんか?この記事では、ペパーミントを美味しく長く保存できるアイディア保存期間をご紹介します!

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ペパーミントってどんなハーブ?

分類 シソ科
英名 Peppermint
旬の時期 5月〜10月頃
原産 ヨーロッパ

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ペパーミントはヨーロッパ原産のシソ科ハッカ属の多年草です。和名はコショウハッカ・セイヨウハッカと言います。ハーブの一種で、葉は独特なメントールの香りがするのが特徴です。

ペパーミントはなぜ香る?
ペパーミントの葉を触れると、葉に無数にある香りの袋が弾けることで香りが広がります。特に新芽には香りの袋が多いので、香りが強いと言われています。ペパーミントが香るのは虫や菌を寄せ付けないため、とも言われています。

ミントにはどんな種類がある?

ペパーミントのほかにも、「ミント」と総称されるシソ科ハッカ属のハーブはたくさんあります。こちらでは、どんな種類があるのか見ていきましょう。

  • スペアミント・・・スペアミントはペパーミントに比べると香りが穏やかで、清涼感もきつくないのが特徴。刺激よりも甘みのほうが特徴的で、ガムや歯磨き粉の香料に使われる。
  • アップルミント・・・その名のとおり、りんごのような甘い香りがある。ハーブティーにして飲むことが多い。
  • パイナップルミント・・・アップルミントの変種。葉の縁がぐるっと白い模様があり、観賞用にも用いられる。料理やハーブティーとして使う。

日本にもミントの在来種としてこのような種類があります。

  • ニホンハッカ・・・日本在来種のミントで、「ワシュハッカ(和種薄荷)」とも呼ばれる。メントール成分が多く、古くからタバコの香料などに利用されたほか、医薬品や菓子類にも使われる。葉は先がややとがった楕円形。
  • ヒメハッカ・・・ヒメハッカ(姫薄荷)は日本全国に自生する在来種。古くからある種類で、現在では準絶滅危惧種。葉は小さくて丸い形をしており、白っぽい小さな花をつける。

ペパーミントのほかにも、見た目や香りが違うたくさんのミントがあるのが分かりましたね。

ペパーミントの利用法は?

ペパーミントの葉を摘み取って乾燥させたものをハーブや薬味として使用したり、花を枝ごと水蒸気蒸留して精油を抽出して香料として利用されます。ペパーミント由来の香料は菓子に広く使われ、またハーブティーにも用いられます。また、ペパーミントはリフレッシュ効果があり、血行を良くしてくれる効果や疲労回復の効果が期待できるので、入浴剤としても使われます。

ペパーミントの育て方

ペパーミントは比較的育てやすいハーブです。タネから育てる場合、水気のある状態を保てば簡単に発芽させることができます。植木鉢やプランターでも育てやすいので、マンションやアパートでも気軽に栽培を楽しめます。ただ、繁殖力がとても強いので、お庭で育てる場合、繁茂し過ぎてしまうこともあるようですので注意が必要です!

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ペパーミントの主な栄養素

ペパーミントの栄養素と効果

ペパーミントにはビタミンB2ナイアシン葉酸ビタミンAビタミンCなどがあります。さらに、カリウムリンマンガンなど、不足しがちなミネラルも豊富です。鎮静効果があり、偏頭痛やストレスケアにも効果があります。

ペパーミントに含まれるメントールには胃の消化促進作用があるため、食後のティーとしてもおすすめです。食べ過ぎ・飲みすぎなどで胃の調子が悪い時や、胃のむかつき症状、胃潰瘍の予防にも効果的です。

  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ナイアシン:ナイアシンは、糖代謝、脂質代謝の補酵素としての働きで、エネルギー生成のサポートします。ナイアシン一つで複数の代謝工程をサポートするのが大きな特徴です。他にも肝臓におけるアルコール代謝の二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を助けます。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。
  • :鉄は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • マンガン:マンガンは、食事によって取り込んだ食べ物の炭水化物、脂質、タンパク質の代謝を助ける必須ミネラルです。加えて、骨形成に関わり、丈夫な骨と軟骨を維持を助けます。加えて、体内のホルモンの合成も担うミネラルです。

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ペパーミントのオススメの食べ方は?

ペパーミントは飾りに使うもの……だけではありません!可愛らしい見た目と爽やかな香りを楽しめるアイディアをご紹介します!

  • スイーツに混ぜ込んで使う・・・飾るのはもちろん、焼き菓子の生地に混ぜ込んで風味を活かして使えます。
  • 肉料理や魚料理に・・・ペパーミントは臭いを和らげる効果があります。乾燥した葉を煮込み料理などに使うのがオススメ。
  • フレッシュミントハーブティーに・・・生のペパーミントの葉が手に入ったら葉をたっぷり使ったミントティーがオススメ!葉に熱湯を注いで蒸らすだけで完成。

ぜひ試してみてくださいね!

ペパーミントを冷蔵保存する場合

それでは、ペパーミントの保存方法と保存期間の目安をご紹介します!

保存期間・日持ちの目安は?

・冷蔵庫で1週間です。

保存方法は?

ペパーミントの葉をペーパータオルで包み、ポリ袋入れて冷蔵庫へ

葉が乾燥しないようにポリ袋に入れるのポイントです!ペパーミントの葉が少しだけ余ってしまった。またすぐに使う予定がある場合は冷蔵保存が良いでしょう。

ペパーミントを冷凍保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

・冷凍庫で1ヶ月です。

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保存方法は?

  • ペパーミントの葉を小分けにしてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ

ラップで葉を包むときはなるべく空気を抜いて保存するのがポイントです!ペパーミントがたくさん手に入ったとき、なるべくフレッシュな状態で保存したいときには冷凍保存がオススメです。

ペパーミントを干して保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

・干してから1ヶ月です。

保存方法は?

  • ペパーミントの葉の部分を摘んで、ザルの上で干す

乾燥させてドライペパーミント作りに挑戦してみましょう!乾燥した葉はミントティーに使えるほか、煮込み料理にもオススメです。

乾燥しやすいよう葉を摘んで干すのがポイント
まとめて干すと、乾ききらずにカビの原因になりますので、葉先を摘んでから干しましょう。

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ペパーミントを漬けて保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

・漬けてから1ヶ月です。

保存方法は?

  • 瓶などにはちみつと一緒に入れて保存する

はちみつにペパーミントの香りが移ってとても香りが良いですよ!お菓子の風味づけや、紅茶に入れて楽しめます。

まとめ  

ペパーミントの保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。最後に保存期間をこちらにまとめます。

この記事をまとめると

  • 冷蔵庫で1週間
  • 冷凍庫で1ヶ月
  • 干して1ヶ月
  • 漬けて1ヶ月

生の新鮮なペパーミントがたくさん手に入ったら、様々な保存方法を試してご家庭の料理に使ってみてくださいね!

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