バターの保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵・冷凍保存のポイントは?常温はNG?カビを防ぐ保存のコツ!

バターを使った料理の香りを嗅ぐと幸せな気持ちになりますよね。パンやパイ生地、ホワイトソースの材料として活躍し、はたまた醤油とも相性が良いバターは、ご家庭にあると便利で普段の料理をワンランクアップしてくれる食材です。

乳製品の中でもやや高価なバター。もったいないからといって少しづつ使っていたらカビが生えてしまった!なんて経験はありませんか?バターは空気や温度の変化に敏感です。この記事では、バターの冷蔵・冷凍保存方法と保存期間の目安を解説していきます!やってはいけないNG保存法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。それでは一緒に見ていきましょう!

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バターってどんな食材?

この項では、バターとはそもそもどんな食材なのか詳しく説明していきます。バターとは、牛乳の乳脂肪分を攪拌(かくはん)して固めた乳製品です。製法の違いや、食塩添加の有無によってこちらの4種類に分類ができます。

バターには4種類ある!?

  • 製法による分類

    有塩(加塩)バター
    :家庭で一般的に利用されているのは加塩タイプのバターです。バターを練る工程で1.5%前後の食塩を加えて作ります。食塩を加えることで風味を良くし、保存性も高まります。

    無塩バター:生乳由来の成分だけのバターです。主に製菓用や調理用に利用されています。保存期間は有塩バターより短いです。食塩を添加しなくても、生乳由来の塩分が含まれることから、パッケージには「食塩不使用」と書かれています。
  • 食塩添加による分類

    発酵バター
    :原料となるクリームを乳酸菌で発酵させてからつくったものです。ヨーロッパでは主流のバターですが、独特の香りがあり、日本でも人気があります。

    非発酵バター:非発酵バターは、乳酸菌による発酵をさせないクリームを原料としたものです。クセがなく、日本国内で市販されているものの多くはこのタイプです。
バターの定義とは?
バターは、乳等省令(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)にて「生乳、牛乳又は特別牛乳から得られた脂肪粒を練圧したもの」で「大腸菌群陰性」のものと定義されています。乳脂肪分80.0%以上、水分17.0%以下と定められたものが「バター」と表示されます。

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バターの主な栄養素

「バターはダイエットの敵!」と嫌煙していませんか?実は、バターにはカルシウム・ビタミンA、E、Dを多く含み、栄養満点◎なのです。骨や歯を強くするほか、ストレスケアにも効果があると言われています。特に、ビタミンAは天然油脂中では高い含有率であり、牛乳の13倍以上が含まれます。また、バターの成分の80.0%以上は乳脂肪です。食用の油脂の中でも高い消化性が知られています。

  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • ビタミンD:ビタミンDは、カルシウムの働きをサポートし主に骨形成を助けます。加えて、筋肉や神経伝達において不可欠なカルシウム濃度の調整も担っています。細菌の研究では、ウイルスや細菌に対する免疫効果の向上する。抗うつ作用も注目されています。
バターとコレステロール
食パン1枚に塗るバターは約10gで、その中のコレステロールは21mg。成人が1日の食事から摂取するコレステロールは300~500㎎と言われていますので、ほとんど気にしなくて良いでしょう。現在コレステロールの1日の摂取量は制限されなくなりましたし、コレステロールも必要な栄養素のひとつですので適度に摂るようにしましょうね。

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バターのNG保存例

正しいバターの保存方法をご紹介する前に、やってはいけないバターの保存例を見ていきましょう。ご家庭でこのように保存していないか、確認してみてくださいね!

  • 常温保存はできない・・・バターは高温に弱く不飽和脂肪酸を含んでいるので空気に触れると酸化しやすく味や風味も落ちてしまいます!
  • バターナイフごと保存はしない・・・ナイフについたパンくずなどがバターに混ざるとカビの原因になります。
  • 保存温度を変えない・・・バターは温度の変化に敏感です。なるべく温度変化が少ない場所で保存しましょう。冷蔵・冷凍を繰り返すなどしてバターに結露がつくとカビの原因になります。

当てはまるものがありましたか?それでは、これからバターの正しい冷蔵・冷凍保存の方法と保存期間をご紹介します!

バターを冷蔵保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

  • 開封後、冷蔵庫で1ヶ月です

保存方法は?

  • ラップで包む or アルミホイルで包んでから冷蔵庫へ

バターは空気に触れると風味が落ちやすくなります。ラップやアルミホイル(もともとついている銀紙でもOK)でぴっちりと密閉するのがコツです。

メモ
無塩バターは加塩バターより傷むスピードが早いので気をつけましょう。

バターを冷凍保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

・小分けにして冷凍庫で1ヶ月です(未開封の場合は1年間)

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保存方法は?

  • 使いやすい分量にカットしてからひとつずつラップに包んで保存

小分けにして冷凍しておくと使うときに便利です!

解凍方法
前日に冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。加熱料理に使うときは凍ったまま使ってもOK◎

まとめ  

いかがでしたか?温度変化や空気に弱いバター。保存するときの温度空気に触れないようにしっかりと包むのがポイントでしたね。最後にバターの保存期間をこちらにまとめます。

  • 開封後、冷蔵庫で1ヶ月
  • 小分けにして冷凍庫で1ヶ月(未開封の場合は1年間)

劣化やカビを防いでおいしくバターを保存してくださいね!

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