カボチャのおいしい季節になりました。ほくほくとして甘く滋味深く、料理だけでなくプリンスイーツにも加工される魅力的な野菜です。日本人にとってはなじみ深いですが、元は外国から伝わりました。名前の由来についても考えてみましょう。
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カボチャの語源、由来にカンボジアとの関係性ってあるの?
[引用:https://pixabay.com/]
名前は東南アジアの国「カンボジア」に由来します。1532~1555年間にポルトガル人がカンボジアの産物として日本に伝え、当初「カボチャ瓜」と呼ばれました。後に「瓜」が落ちて「カボチャ」と呼ばれるようになります。ちなみに漢字表記は「南瓜」で、南蛮渡来の瓜という意味です。
カボチャの語源、由来にボルトガルとの関係性ってあるの?
[引用:https://pixabay.com/]
カボチャには「ボウブラ」という異名があります。ウリ科の植物を意味するポルトガル語「abobora」に由来しています。ちなみに上記以外にも「南京」、「唐茄子」という異名があります。前者は日本にもたらされる寄港地である中国の南京に由来し、後者は唐の国から伝わった茄子という意味合いがあります。
直球なネーミングですね。1573年に長崎県に伝わってから日本の農家でも栽培され始め、東北地方では1620年頃、京都周辺では1670年頃、東京周辺では1740年頃から普及が始まりました。同じ日本でも関東と九州では200年近くも差があるのですね。スペインやポルトガルの宣教師たちが日本に寄港した際にはサツマイモ、トウモロコシ、ジャガイモなど保存性の高い野菜も共に持ち込まれました。
かぼちゃ以外の秋野菜、アボカド・胡桃(くるみ)のおもしろい由来とは?
アボカドは16パーセントも脂肪を含むため「森のバター」と呼ばれています。日本名は「鰐梨」。形は洋梨に似ていますし、皮はゴツゴツしていますね。
胡桃は「胡」という漢字は昔の西域諸国を表しました。中東、インド、中国西域です。胡から伝わり桃のような形をしているので、この名前になりました。ちなみに胡から伝わった麻状の物が「胡麻」、瓜ならば「胡瓜」、山椒のようなものなら「胡椒」となります。国の名前と形が名づけの決め手なのですね。
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