「風魔小太郎」という人物をご存知ですか?職業は忍者!そして身長は2m越え!と言われていた驚きの人物ですが、どのような歴史があるのでしょうか?
今回は、北条家に仕えていた風魔小太郎の歴史と、使用していた家紋や北条家との関係についてご紹介いたします。
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目次
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風魔小太郎とはどんな人物?
風魔小太郎とはどのような人物だったのか、簡単な歴史についてご紹介いたします。
北条家に仕えた風魔一族
風魔小太郎は後北条家に仕え、風魔一族の師範役的な立場にあったとされる人物です。風魔一族の「風魔」とは、天生年間に北条氏に仕えた乱波の集団や、それを率いた人物のことを指しますが、簡単に言うと「忍者」です。
身長2m16cmもの巨人だった?
江戸時代初期の随筆家であった三浦浄心がまとめた「北条五代記」には、風魔小太郎の姿がとても普通ではなかったことが記載されています。
身長は2m16cm、体格は良く髭を伸ばし、体と共に声も大きく、5km先までも声届くほどであった、と。現代の日本人でも2mを超える身長の人はなかなかいませんから、大げさに表現したものかと思われますが、相当迫力のある人物であったことに間違いはないでしょう。
黄瀬川の戦いで活躍
1579年の黄瀬川の戦いは、風魔小太郎の歴史で一番印象的といっても良いほど活躍しました。黄瀬川を挟んで武田勝頼軍と対立していましたが、武田軍は風魔側の中に潜り込んでいました。
負けていた風魔一族でしたが、そこで登場したのが風魔一族の必殺技「立ちすぐり居すぐり」です。山と聞けば立ち、川と聞けば座るルールを自分たちで決めていたので、それを知らずに紛れていた武田側はまんまとやられてしまったのでした。
なぜ風魔小太郎は北条氏について小田原を守ったのか?
風魔一族は北条家に仕え守る役割をしていたわけですが、なぜこのような行動をとっていたのでしょうか?
風魔一族は小田原市の隣である「風間(かざま)」という山間の村に住んでいました。はっきりとしたことはわかっていませんが、住むところの近くで働くことができ、収入を得ることができたからという説や、慣れ親しんだ小田原の街に思い入れがあったからという説などがあります。
北条家の歴史については上記の記事内でもご紹介していますので、合わせてチェックしてみましょう。
風魔小太郎の家紋「北条鱗」を解説
【鱗紋】北条家の三つ鱗の意味・由来を解説!氏康、氏政、早雲など引き継がれる家紋の魅力とは?風魔小太郎は北条家の生まれではありませんが、家紋には北条家の有名な「北条鱗」を使用していました。北条鱗は表情家で様々な人物が使用していたものなので、体を張って北条家に仕えていた功績を讃えられ、もらった紋なのでしょう。
北条鱗紋に関する情報は上記の記事内で確認してみましょう。
まとめ
北条家に仕えた風魔小太郎の歴史や家紋についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
北条鱗というのは北条家のオリジナル家紋ですから、風魔は北条家より厚い信頼を受けていたのでしょう。是非鱗紋や北条家の別記事についてもチェックしてみてくださいね。
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