【兎の家紋】兎紋の意味・由来って何?動物紋の一種

家紋には動物をモチーフとした「動物紋」というカテゴリーがあります。中でも今回は「」をモチーフとした「兎紋」について着目してみました。

可愛いイメージのある兎には、縁起が良いいくつかの意味合いが込められていたのですが、一体どんなものなのでしょうか?

それでは、「兎紋」の意味や由来、種類や、関連する2つの紋についてご紹介いたします。

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兎紋の意味・由来とは?

読み方 うさぎもん
家紋の分類 動物紋
>>家紋辞典で他の家紋もチェック<<

兎は因幡白兎や月でお餅をつくお話などあり、人々に身近で親しまれている動物です。

中国では「日に金鳥あり、月に玉兎あり」という故事がありますが、これは「十五夜に餅をつくことは望月に身ごもる」という意味で、子孫が殖えることや長寿を願う意味があり、兎は瑞祥とされていました。

日本では、戦国時代から家紋に使われるようになりました。使用家は関ヶ原の戦いで、東軍に従軍した清和源氏支流の三橋氏、藤原氏支流の三橋氏、寺尾氏などがあります。その中でも一番初めに家紋に使用したのは三橋氏です。

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兎紋の種類いろいろまとめて解説

では、「兎紋」を2つのパターンに分けてご紹介したいと思います。

「兎のみを描いた」兎紋

真向き兎

三つ兎

後ろ向き番兎

後ろ向き三つ兎

向かい兎

丸に真向かい兎

後ろ向き三つ並び兎

雪輪に陰兎

まずは兎単体を描いた兎紋です。一羽から三羽の兎で構成されており、正面を向いている「真向き兎」や後ろを向いている「後ろ向き兎」、横を向いた兎を描いた「向かい兎」などアングルは様々です。

顔が見えるものもあれば、「後ろ向き番兎」「後ろ向き三つ兎」などのように、後ろを向いていてシルエットのみ描かれているものもあります。

「輪紋」の中に兎を入れた「丸に向かい兎」や「雪輪に陰兎」もあり、バリエーションが豊富なのがわかりますね。

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「兎+月/浪」を描いた兎紋

月に兎

夕浪兎

浪に月兎

浪に兎

兎紋には、「月」「浪」を組み合わせたものがいくつかあります。月のみとコラボしたもには「月に兎浪のみは「浪に兎、そして夕浪兎」「浪に月兎」に関しては月と浪どちらも描かれたデザインです。


兎紋に組み合わせられたはそれぞれ「月紋」・「浪紋」という独立した家紋があります。どのような意味合いを持って使用されていた紋なのかは、別の記事でまとめていますので合わせてチェックしてみましょう!

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まとめ

子孫繁栄や長寿の意味を持つ「兎紋」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

兎単体で描いた紋がメインで、中には月や浪と組み合わせたものもいくつかありました。

動物をモチーフとした動物紋には様々な種類がありますが、その中でも兎は可愛らしいデザインのものです。せっかくなので是非、他の動物紋についても見てみえてくださいね。

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