1年を通していつでも手に入れることのできる「玉ねぎ」は、いろいろな料理に使える便利な野菜です。カロリーも低いのでダイエット中にも向いている食材ですが、食べ過ぎてお腹が痛くなったことはありませんか?
玉ねぎを食べることによって起こる腹痛があるらしいのです。一体どのような原因なのでしょうか?
今回は、玉ねぎによる腹痛の原因と、玉ねぎの適切な量についてご紹介したいと思います。
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目次
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玉ねぎを食べて出るお腹の不調
玉ねぎは適切な量であれば血液サラサラ効果がある良い野菜ですが、食べ過ぎることによってお腹に不調が起こることもあります。
これまで原因が玉ねぎだと気付いていない方もいらっしゃるかもしれません。実際にどのような症状が起こるのが見てみましょう。
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胃痛
玉ねぎを食べ過ぎると「胃が痛くなる」ことがあります。胃痛や胃もたれが起こるのですが、これは玉ねぎに含まれている「アリシン」という成分の強い殺菌作用によるものです。
特にストレスや免疫の低下で胃が弱っている時に起きやすく、殺菌作用が強すぎるために刺激となって胃が痛くなってしまうのです。玉ねぎが上手く消化できず痛くなることもあります。
腹痛・下痢
また、「お腹が痛くなったり下痢を起こしてしまう」こともあります。これも玉ねぎに含まれる「アリシン」によるもので、腸への刺激が強いために引き起こします。
胃や腸は強く刺激されすぎると腸のぜん動運動が活発になり過ぎて、食物が大腸の中を急速に通るため水分がちゃんと吸収されずに便と一緒に排出されて下痢になってしまうのです。
お酒を飲んだ時やコーヒーをたくさん飲んだ時も胃が弱くなるので、玉ねぎを食べることで腹痛や下痢になることがあります。
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原因は「アリシン」
体調不良を起こす原因は、先ほどから話の中に登場している「アリシン」という成分です。刺激が強く胃痛や腹痛、下痢を起こしてしまうのですが、一体どのような成分なのでしょうか?
効能が高いぶん刺激が強い
アリシンの殺菌効果は非常に高く、体調によっては体にとって強い刺激となります。玉ねぎを切った時に香るツンとした玉ねぎ特有の香りもアリシンによるもので、元は「硫化アリル」という成分の一つです。
硫化アリルは刺激が強いものの健康に良い成分で、血液をサラサラに保って血栓ができるのを防ぎ動脈硬化や脳梗塞を防いだり、強い抗酸化作用もあるのでアンチエイジングにも効果的なものです。
その効能は非常に高く、その分刺激も強いものになっているので時に腹痛などの症状を引き起こしてしまうのです。
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特に生の玉ねぎはアリシンが多い
アリシンは特に生の玉ねぎに多く含まれています。玉ねぎを切った時に目にしみるのもアリシンのせいなのですが、火を通した玉ねぎはツンとした香りや目にしみることが無いと思いませんか?
アリシンは熱に弱く、加熱することによって壊れていきます。そのため腹痛や下痢などの症状が心配な方は、生ではなく加熱した玉ねぎを食べるのがおすすめですよ。
玉ねぎによる腹痛を防ぐには
食べ過ぎると腹痛や下痢などの症状が起きてしまう玉ねぎですが、多量に摂取しなければあまり心配はありません。できるだけ玉ねぎによる腹痛を防ぐ場合は、下記のポイントに気をつけてみましょう。
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生で食べすぎないこと
体にとって刺激となってしまうアリシンは、先ほどもお話したように「熱に弱い」性質を持っています。加熱すれば刺激は弱くなりますが、生の場合はほとんどのアリシンが残った状態ですので食べ過ぎには注意です。
玉ねぎは生でサラダにしたりドレシングに使うこともありますが、食べ過ぎは胃や腸の刺激となってしまいますので量に気をつけてくださいね。
体質によっては加熱すること
また、その時の体調を見て加熱することも大切です。風邪を引いていて免疫が落ちている時や、お酒を飲んだ次の日などは胃腸が弱っているので中で生で食べるのは控えるようにしましょう。
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玉ねぎの適量
では、どのくらいの量であれば体に問題なのでしょうか?玉ねぎを一度に大量に食べることはあまり無いかもしれまえんが、念のため玉ねぎの適量についても見てみましょう。
玉ねぎの1日の摂取目安量は、1/4個である50gと言われています。これは生の場合なので、サラダにすれば程よい1人分でしょう。
50gというのは目安ですので、それを超えてしまうと必ず症状が起きてしまうというわけではありません。加熱すれば刺激成分であるアリシンは弱まるので、50g以上食べてもあまり問題はありません。
症状が酷い場合は
万が一玉ねぎによる腹痛や下痢などの症状が出た場合は、病院にかかるのも手段の一つですよ。
病院で受診しよう
しばらく食べるのをやめれば症状はおさまりますが、あまりにも酷い時には病院を受診するようにしましょう。そうあらないためにも、生で玉ねぎを食べる時は量に気をつけて食べ過ぎないようにしてくださいね。
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まとめ
玉ねぎによる腹痛と原因についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?玉ねぎのツンとした香りや目にしみる元となっている「アリシン」という成分が胃痛や下痢の原因になることがわかりました。
生の場合は特に刺激がそのまま届くので、心配な方は加熱した玉ねぎを食べるようにしてみてくださいね。
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