角塚古墳を解説！アクセス・周辺おすすめランチまとめ

岩手県奥州市、東北地方の歴史舞台として有名なこの街に『角塚古墳』はあります。

古墳の上に杉の木が立っていることから、通称「一本杉」または「奥の山」とも呼ばれています。

今回はそんな『角塚古墳』を一緒に見ていきましょう！

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角塚古墳とは

『角塚古墳』は岩手県内にある”唯一”の前方後円墳です。

岩手県内の他の古墳は全て終末期に築造されたもので、古墳時代中期に築造された前方後円墳はとても特異な存在として知られています。

また、突発的に作られたものではなく、築造に対して計画性が認められていることも注目されています。

さらに、前方後円墳が密集している関西地方と違って、『角塚古墳』は岩手県内にポツンとあるような形となっており、一番近くの前方後円墳でも『角塚古墳』から南に70kmの距離があるのも特質すべき点です。。

そのため、本州において『角塚古墳』より北に存在する前方後円墳はなく、”日本最北端の前方後円墳”となっています。

『角塚古墳』の大きさは全長約45メートル、後円部の径約30メートル、高さ約4.5メートルを誇り、全体が馬蹄形状となっているのが特徴です。

特徴的な古墳ですが現存している箇所以外は大きく損傷しており、埋葬施設の場所も判明していません。

そのため、被葬者は明らかになっていませんが、この地方を治めていた豪族ではないかと考えられています。

1985年に国の史跡に登録されました。

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角塚古墳の基本情報

出土品

埴輪が多く見つかっており、人物・動物などの形を模している形象埴輪や土管状である円筒埴輪などが出土しています。

形や素材から作られたのは5世紀後半と推定されています。

角塚古墳の伝承

『角塚古墳』には地元に伝わる伝承があります。

その伝承によると、この地には昔、高山掃部長者（たかやまかもんちょうじゃ）という者がおった。

高山掃部長者には妻がいるが非常に強欲で意地の悪い人だった。

そして、その強欲が妻の姿を大蛇の変えさせて農民たちを苦しめていった。

困った農民たちは松浦の国から小夜姫（さよひめ）という娘を生贄に出すことを決めた。

生贄の日、小夜姫を差し出すと大蛇が現れた。

すると小夜姫はお経を読むと、経文を大蛇に向かって投げつけると大蛇の角が抜け落ち、大蛇は元の妻の姿に戻った。

抜け落ちた大蛇の角は埋められた。

そしてその角を埋められた場所が『角塚古墳』となったという伝承です。

そのため、『角塚古墳』に手をつけると祟りが起こると地元では信じられていたため、墳丘が現存されたと言われています。

角塚古墳周辺の観光スポット

奥州市にある『角塚古墳』はそれ以外にも観光スポットがあります。

今回は歴史跡である「胆沢城跡」を紹介します。

見どころ：胆沢城跡

胆沢城は802年に坂上田村麻呂が作った国の軍事拠点のひとつです。

そのため、軍政を司る「鎮守府」が遷され、10世紀後半頃まで機能していました。

発掘調査から文字が掘られている土器や兵士についての記述がある漆紙文書が見つかっています。

公園として整備されており、気軽に行くことができます。

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角塚古墳へのアクセス

車

水沢IC → 【車15分】 国指定史跡　角塚古墳

電車・バス

水沢江刺駅 → 【在来線10分】 水沢駅 → 【バス15分】 馬留線角塚公園停留所 → 【徒歩1分】 国指定史跡　角塚古墳

角塚古墳周辺のランチおすすめ3選

農家レストランまだ来すた

地元の野菜をふんだんに使った、農家さんが経営しているレストランです。豆腐料理も美味なんだとか。

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お食事処鶴

THE町の定食屋さんです。とんかつ料理やチキンとサラダの定食などほっこりする料理が多くあります。

縁

こじんまりとしたお店ですが、見た目に騙されず味は絶品です。人気は和風テイストのカレー南蛮丼です。

まとめ

いかがでしたか？

今回は”日本最北端の前方後円墳”である『角塚古墳』についてのお話でした。

なぜこの地に前方後円墳が作られてのか？伝承がなぜ残されているのか？を考えるのはとても面白い場所です。

一本杉が見事に立っていますので、ぜひ一度訪れてみてください！

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