カレーや炒め物、スープなど様々な料理に活用できる万能野菜「玉ねぎ」ですが、皮を剥いたら黒いものがついていた経験をしたことはありませんか?
ぷつぷつと斑点状になっていることがありますが、一体正体はなんなのでしょうか?私も黒いものができてことが何度かあります。みなさんも一度は経験しているのではないでしょうか。
今回は、玉ねぎにできる黒いものの正体についてご紹介していきます!
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目次
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玉ねぎの皮の黒い斑点
玉ねぎの皮を剥こうとしたら黒い斑点が。。。そんな経験をしたことはないでしょうか?ぷつぷつと粒状の黒いものが付いている時は要注意です…!
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正体は黒カビ
玉ねぎの皮にできる黒い斑点、これの正体は黒カビです。しっかり保存していたのにカビ?と思うかもしれませんが、玉ねぎの皮は黒カビが生えやすいのです。
「黒カビ病」という名前も付いており、表面に付着するように生えているのでこするとすぐに取ることができます。保存状態により生えてしまうことの多いカビで、
- 保存場所の気温が30度を超えている
- 湿度が高くじめじめしている
- 風通しの悪い場所に置いていた
このようなことが原因となっています。
玉ねぎはもともと傷みにくい野菜で、品種によっては半年近くも保存がきくものもあります。しかし高温多湿などの悪条件が揃うことによって傷んでしまい、結果カビが生えてしまうのです。玉ねぎに生えるカビは「アスペルギルス・ニガー」というもので、土壌や空気中に含まれているものです。身近なものでは食パンに生える黒いカビもこのアスペルギルス・ニガーによるものです。
黒カビの生えた玉ねぎは食べられる?
皮や皮近くに生える黒カビが生えてしまった玉ねぎはどうすれば良いのでしょうか?食べることはできるのでしょうか?
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カビを取り除けばOK
基本的に黒カビは取り覗けば食べることができます。皮やつるんとした表面に付着するように付いているので、水で洗い流すことができますよ。
それでも気になる場合は、1枚剥いて使いましょう。どこまでも黒カビが生えているということはなく、何枚か剥いていくと綺麗な面が現れるので剥いてから使ってみましょう。
中身は無事なことがほとんど
黒カビは特に皮や表面近くに生えやすいものです。そのため、洗い流してみると中身は無事であることがほとんどなのです。
中に傷がある時はカビが侵入してしまうこともあるのですが、2〜3枚剥いてみると中は綺麗な白い状態なので食べても全く問題はありません。
万が一全体にカビや腐敗した状態が見られる場合は破棄するようにしましょう。
玉ねぎの抗菌作用
玉ねぎは血液サラサラ効果があるといいますが、その元となっている「硫化アリル」には強い抗菌作用があります。
そのため、カビが生えてしまっても全体的にカビが行きわたることがないのです。この硫化アリルによる抗菌作用は南北戦争のあった時代に抗菌剤としても使用されていたほどです。
ただし、抗菌作用があるからといって完全に腐敗しないわけではありません。高温多湿などの条件が揃えば他の食材と同様に腐ってしまいますので、できるだけ良い環境で保存するようにしましょう。
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皮だけでなく中にも異変がある場合
皮や皮の近くに生えやすい黒カビですが、万が一中にも異変があった場合は注意が必要です。状態をみて腐敗がすすんでいるようであれば食べないようにしましょう!
中身が茶色になっていたら食べないで!
表面のカビだけではなく、中身が茶色く変色していたら腐ってしまっている可能性が高いので食べないようにしましょう。
玉ねぎは原因によって茶色や緑、ピンク色に変色するのですが、中でも茶色く変色している時は食べないのがベストです。
玉ねぎが腐っている場合に見られる状態として、ぶよぶよとした感触になっていたり異臭がするなどがありますので、目や鼻でチェックして見極めてくださいね。
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まとめ
玉ねぎの皮やその近くにできる黒い正体はカビであることがわかりましたが、みなさんも同じ経験をしたことはありましたか?
カビが生えてしまうことはあるものの、玉ねぎ特有の抗菌成分「硫化アリル」によってその浸食が食い止められているということもわかりました。かつては抗菌剤としても使われていたというのですから相当な抗菌力があるのではないでしょうか。
できるだけ状態よく保存しておくのがベストですが、黒カビは生えてしまったでも洗い流すことで食べることができますので、よく見極めてから食べてみてくださいね。
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