「たけのこ」を切ってみたら中の空洞な部分に白いぶつぶつが付いていた!水煮を買ったけれど白いものが付いていた!こんな経験をしたことはありませんか?
おそらくたけのこを食べたことのある方なら一度はみたことがある「たけのこに付いている白いぶつぶつ」、これは一体なんなのでしょうか?私は子どもの頃それが苦手で、家でたけのこ料理が出た時は必死になって取っていました。
今回は、たけのこに付いている白いぶつぶつの正体についてご紹介し、「食べても大丈夫なの?」という疑問にお答えする記事です。早速見てみましょう!
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目次
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たけのこの白いぶつぶつの正体はチロシン
たけのこの中に入っている白いぶつぶつ、これは「チロシン」というアミノ酸の一種です。たけのこを食べた時に感じるえぐみは「チロシンが酸化してできたもの」で、水につけにくい性質を持つため結晶となって中に残っています。
大抵たけのこの中に入っているのでゴミではなさそうだし、一体何?と思っていた方も多いのではないでしょうか?腐っているのかな?と思った方も多いかと思います。
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チロシンは食べても全く問題のない栄養成分なので心配する必要はありません。ただ、これが苦味の元になってしまうので、白いつぶつぶは付いていれば付いているほどえぐみのあるたけのこということになります。
食べた時にザラザラとした食感で苦味もあるなら良いことなし!ということはありませんよ。チロシンは意外な効果のある栄養素なのです。
チロシンってどんな栄養素なの?
アミノ酸の一種であるチロシンは、脳の神経伝達物質の構成要素で、摂取すると「集中力を高める」作用があると言われています。
体内に入ったチロシンはドーパミンやアドレナリン、ノルアドレナリンに変換され、やる気がアップする効果もあります。これゆえ自律神経が乱れ、なんだかやる気が起きない時には積極的に摂取したい成分なのです。
ちなみに、チロシンにはうつ病に効果もあると言われているので強力的な成分です。うつ病は脳内のドーパミンが究極に減少することで起こります。そのドーパミンを活性化させる働きがあるので、うつ病に良いとされているのです。
また、髪の毛や皮膚の黒色色素であるメラニンの材料にもなるので白髪予防にもなります。白髪が気になっている方も必見の栄養素なのです。
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白いぶつぶつのついたタケノコは食べてもOK
先ほどもお話したように、白いつぶつぶは体にとって無害で、逆に良い効果がありますので食べても全く問題はありません。
しかし苦味成分でもありますので気になる方は取るようにしましょう。水に溶け難い性質があるので、水に浸けておいても取れるものではありません。気になる方は切ってから流水でこするようにして取り除くと良いでしょう。
腐ったタケノコの見分け方
白いつぶつぶは問題ない栄養素だということがわかりましたが、実際に傷んで腐ってしまったたけのこは、どのような状態になるのでしょうか?
水煮や缶詰であれば加工済みなので心配ありませんが、生のたけのこは要注意です。あからさまに腐っているとわかるカビや糸を引く粘り、酸っぱい匂い、もわっとする匂いなどがあります。
ほかにもドロドロと柔らかくなっていたり、白い液が出る、たけのこを水の中に浸けていた場合その水が濁るということもあります。
また、見た目は大丈夫と思って食べてみると舌がビリビリと痺れるような感覚や、味の酸っぱさにも注意です。これもたけのこが腐敗している証拠ですので食べないようにしましょう。
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まとめ
たけのこに付いている白いぶつぶつの正体とその栄養効果についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
これまで気にしつつも知らずに食べていた方も多いかと思います。正体であるチロシンは「苦味の元」であるということ、「やる気アップ効果がある」ということがわかりました。
舌触りが気になってしまうかもしれませんが、脳内に働きかけてドーパミンやアドレナリンを増やし、やる気を呼び起こす効果がありますので、あまり気にせず一緒に食べてみましょう。せっかくの栄養素なので摂取してみてくださいね。
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