柚子には旬の時期が2回あり、この時期冬の旬を迎えています。
塩柚子にすることで生の柚子より長期保存が出来るのでおすすめです、そこで今回は…
- 塩柚子とは
- 柚子について
- 塩柚子の作り方
- 塩柚子の保存方法
- 塩柚子の使い方
柚子が美味しいこの時期に塩柚子を作ってみてはいかがでしょうか。
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目次
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塩柚子とは
塩柚子とはどんな食べ物なのでしょうか?
塩柚子とは
塩柚子は、柚子の皮と果汁に塩(粗塩)を加えて熟成させた調味料です。柚子(正味重量)に対して20%ほどの食塩を加えておくことにより長期保存が可能になります。熟成が進むと味わい深くもなっていくとても奥深い万能調味料です。
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柚子について
柚子とはどんな果物なのでしょうか?
柚子に含まれる栄養
柚子は免疫力を高めるビタミンCや、疲労回復効果のあるクエン酸が豊富に含まれています。柚子は果肉よりも皮に栄養の多くを含んでおり、皮ごと調理することが重要になります。
これらの栄養は美肌や身体を作るコラーゲン生成の原料になったり、代謝の効率を向上させたりする働きがありますので、寒い時期にピッタリの果物です。スッキリとした香りと酸味は食欲を向上させる効果も期待できます。
柚子の旬
- 柚子「青玉」:7月~8月
- 柚子「黄玉」:10月~12月
柚子の旬は、7月~8月と10月~12月の夏と冬に分かれます。
夏場に売り場に並ぶ柚子は「青玉」と呼ばれ、夏の初めに花を咲かせた後すぐ収穫されるので、実が青いまま(未熟果)なのです。
秋から冬にかけて収穫される柚子は青玉が追熟され黄色くなっています(完熟果)。10月以降に収穫されるものが多く、さわやかな甘さとフレッシュな香りが特徴であり、ジュースや柚子茶などに加工され飲むことはもちろん、冬至の時期にお風呂に浮かべる柚子湯としても使われます。
柚子の産地
- 柚子の主な産地:高知県・徳島県・愛媛県
特に高知県は、日本一のゆずの産地で国内生産の50%以上を占めています。果汁は果実酢として、皮は薬味として高知の家庭ではとてもポピュラーな食材として扱われており、果汁を搾った柚子酢(ゆのす)などの加工品も数多く作られて全国販売されています。
柚子の保存方法
柚子はミカン科の果物のため、保存方法は涼しいところ、または冷蔵庫の野菜室に入れてください。皮は冷凍しても利用できます。
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塩柚子の作り方
では柚子で実際に塩柚子を作ってみましょう!
塩柚子の材料
材料
- ゆず:500g
- 粗塩:25g
ゆずと塩のみで作る塩柚子です。材料分量は目安です、へたと種を取り除いたゆずの重量に対して5〜10%の塩を使用します。
塩柚子の作り方
- まずは保存容器の消毒を先に済ませます。保存瓶と蓋はきれいに洗い、大きめの鍋に保存瓶と蓋、瓶がかぶるくらいの水を入れ、強火にかけて沸騰します
- 沸騰している状態で5分加熱(パッキンが入っている場合はパッキンのみ2分煮沸し先に取り出します)し、火を止め、保存瓶と蓋を取り出します
- キッチンペーパーなどの上に保存瓶、蓋をそれぞれ逆さにしておき、しっかり乾かします。水滴を拭き取る必要はなく、自然乾燥させ、乾燥後は早めに使用しましょう
- ここから本題の塩柚子作りです。ゆずは塩(分量外/適量)をまぶして軽くもみ、水で洗って水気をふきとります
- へたを取り除き、横半分に切り、種を取り除き、切り口を下にして薄切りにします
- 消毒した容器にゆず、塩を交互に重ねて入れていきます。蓋をし、涼しい場所で一晩ほど置きます
- 底にたまった液を全体に回すように、1日1回ほど上下を返して混ぜます。塩が完全に溶け、ゆずから水分が抜けてなじむまで湿度が低く、温度変化の少ない涼しい場所で2週間ほど置いておきます。
- すっかり塩と馴染んだゆずを何回かに分けてフードプロセッサーで撹拌しましょう。完成したら消毒した容器に入れ、冷蔵庫で保管してください
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塩柚子の保存方法
塩柚子を作った後はどのように保存すると良いのでしょうか?
塩柚子の保存方法
塩柚子をすぐに使う場合は冷蔵庫で保存します。塩柚子は冷蔵庫で約2か月間保存できます。塩柚子は長期保存が可能な調味料ですので、長期保存する場合は小分けにし冷凍すると良いでしょう。
長持ちさせるコツ
長持ちするかどうかは塩柚子の塩分濃度で変わってきます。長持ちさせたい場合は塩分濃度を高くしてください。
塩分10%の分量で作った場合は冷蔵で3ヶ月程度、塩分8%の分量で作った場合は1〜2ヶ月を目安に使い切るようにしてください。
また作る段階で菌が付かないようにするのがポイントです。保存容器は蓋付きのビンを熱湯やアルコール消毒して使うようにしましょう。消毒が不十分だとカビや傷む原因となります。調理に使うまな板や包丁もよく洗ってから消毒をして作り始めるようにしましょう。
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塩柚子の使い方
せっかく作った塩柚子です、美味しく召し上がってください!
おすすめは肉料理に付ける!
塩柚子は柚子の爽やかな風味に加え、塩分もあるためソテーしたお肉(特に脂の多い豚肉)との相性は抜群です。しっかりと焼いた豚肉にかけても良いですし、添えても良いです。たったそれだけで脂っぽい豚肉のソテーが食べやすくなります!塩分が高いのでお肉には特に味付けは必要ないかと思います。
また、唐揚げにレモンが好きな人は塩柚子もお口に合うかと思いますので是非唐揚げにのせて食べてみてください。
ラーメンに添える
鶏そばなどのあっさりしたラーメンと塩柚子の相性がまた美味しいです。程よい酸味と塩味があるので味変のアクセントにも!
和え物にする
大根をいちょう切りの薄切りにし塩もみしたものと塩柚子を適量入れ、揉み込み、馴染ませたら和え物一品完成です。カブや白菜などとの相性も良いので色んな野菜と和えてみてください。
まとめ
この記事をまとめると
- 塩柚子は、柚子の皮と果汁に塩(粗塩)を加えて熟成させた調味料で、柚子(正味重量)に対して20%ほどの食塩を加えておくことにより長期保存が可能になります
- 柚子は免疫力を高めるビタミンCや、疲労回復効果のあるクエン酸が豊富に含まれていて、柚子は果肉よりも皮に栄養の多くを含んでおり、皮ごと調理することが重要になります
- 柚子の旬は、7月~8月の「青玉」と10月~12月の「黄玉」があり、夏と冬に分かれます
- 柚子の主な産地は高知県・徳島県・愛媛県で、特に高知県は国内生産の50%以上を占めています
- 塩柚子は冷蔵庫で保存し、冷蔵庫で約2か月間保存できます。塩柚子は長期保存が可能な調味料ですので、長期保存する場合は小分けにし冷凍すると良いです
- 塩柚子を長持ちさせたい場合は塩柚子の塩分濃度を高くする、保存容器はしっかり消毒する、調理器具も消毒すると衛生面が保たれ、長持ちしやすいです
- 塩柚子は様々な料理と相性抜群の調味料です!
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