ほうれん草のえぐみは体に悪い?どんな成分?エグみを取るには?

鉄分やミネラルが豊富に含まれているほうれん草は、積極的に食べたい野菜の一種。でも、ほうれん草独特のエグみが苦手だという人はとても多いです。

この記事では、

  • ほうれん草の健康効果を紹介
  • ほうれん草のエグみの原因であるシュウ酸って?
  • ほうれん草のエグみをとって美味しく食べるには?

これらについて詳しく解説していきます。

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ほうれん草はこんな野菜

まずは、ほうれん草の特徴や栄養効果について確認していきましょう。

特徴

ほうれん草は、ヒユ科アカザ亜科ホウレンソウ属の緑黄色野菜です。一年中流通しているものの、本来の旬は冬である11月から2月にかけてが最も美味しくなります。

名前の由来は、現在のネパールである「ホリン」から中国に伝わったものが、日本に入った際に訛りによって「ホウレン」へと変化したと言われています。

ほうれん草の生産量は、中国が全体の85%を占めており圧倒的な生産力を誇りますが、日本も決して負けてはおらず第2位のアメリカに次いで3位に位置しています。

一方で、国内に目を向けてみると最もほうれん草の栽培が多い産地は千葉県と埼玉県となっています。

栄養価

ほうれん草は、栄養価の高い緑黄色野菜の代表としても知られています。ほうれん草100gあたりに含まれる栄養素は以下の通りです。

  • エネルギー 18kcal
  • たんぱく質 2.2g
  • 脂質 0.4g
  • 炭水化物 3.1g
  • 鉄 2.0mg
  • カリウム 690mg
  • ビタミンA(βカロテン当量) 4200μg
  • ビタミンC 35mg
  • 食物繊維 2.8g

参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」より

また、ほうれん草に含まれる栄養素の中でも特徴的なのが、カリウム及びβカロテンです。

カリウム

カリウムは、体内のバランスを保つ働きがあり、摂取した過剰な塩分を体外に排出する働きを持つ栄養素かつ筋肉の収縮などにも影響を及ぼします。カリウムが不足すると、脱力感や疲労感、高血圧、食欲不振、などの症状が起こることがあるため、日頃から接種すべき栄養素の一つです。

βカロテン

βカロテンは、体内でビタミンAに変換される性質を持った栄養素で色の濃い緑黄色野菜に多く含まれることで知られています。摂取されたβカロテンは、皮膚や粘膜の健康を維持するために使われるため、健康のためにはとても重要な栄養素となります。

効果

動脈硬化の防止

油っぽい食べ物を食べすぎると血管が詰まって硬くなってしまう動脈硬化を引き起こすリスクがあります。

しかし、ほうれん章に含まれるβカロテンには動脈硬化の原因となる活性酸素を除去する働きが期待できます。

さらに、ほうれん草の葉緑素色素であるクロロフィルには血液をサラサラにする効果もあるため、相乗効果で動脈硬化を防止することが可能です。

高血圧の防止

食塩を多く摂取しがちな現代人にとって、高血圧はとても頭を悩ます病気の一つです。しかし、ほうれん草に含まれるカリウムには、過剰に摂取された塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きがあります。

このように、ほうれん草には体にとって嬉しい効果がたくさんあるため、生活習慣病の改善にもってこいの野菜と言われています。

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ほうれん草のエグみはシュウ酸!

栄養

シュウ酸って?

ほうれん草を食べた時の特徴の一つが、あの「エグみ」ではないでしょうか。実はあのエグみは、シュウ酸と呼ばれる成分によるもの。シュウ酸が多く含まれる食材としては、野菜ではたけのこやさつまいもが、飲み物ではコーヒーや紅茶などにも含まれています。

結石になる?

シュウ酸は、過剰摂取を続けると結石の原因になると言われています。腎臓内で結石が出来てしまうと結石が尿管に引っかかることで「尿酸結石症」を発症してしまい激痛に悩まされてしまうことになります。

ただし、一般的に毎日大量のほうれん草を食べ続けることはないためあまり気にしなくても問題はありません。

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エグみをとって美味しく食べる

料理

アク抜きが必須

ほうれん草にエグみが残っていると料理の味などにも影響を与えるため、調理過程で取り除くことが好ましいです。

アク抜き自体は下記の手順で、とても簡単に行うことが出来ますよ。

アク抜き方法

  1. ほうれん草の根元に切り込みを入れて、全体をよく水洗いする
  2. 大きな鍋にお湯を2リットル沸かし、沸騰したら塩を大さじ1/2加える
  3. お湯が沸くまでに別のボウルに水を張っておく
  4. 沸騰したお湯にほうれん草の根元部分だけを入れ、1分程度経過したら全体をお湯に沈める
  5. 全体をお湯に入れたら2分程加熱して鍋から取り出しボウルの水に浸けて冷やす
  6. 水気をしっかり切って食べやすい大きさにカットする
ポイント
使用する塩の量はお湯に対して0.25%から0.5%の濃度になるようにしましょう。

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まとめ

 

この記事をまとめると

  • ほうれん草は緑黄色野菜の一種で、カリウムやβカロテンなどの栄養素が豊富に含まれている
  • ほうれん草のエグみの原因はシュウ酸と呼ばれる成分で、取りすぎると結石の原因になるため注意が必要
  • ほうれん草のエグみはお湯で茹でたあとに水にさらすことで簡単に取り除くことができるため料理を美味しく仕上げるためには重要な工程の一つ

いかがだったでしょうか。

ポパイというキャラクターは、ピンチになるとほうれん草を食べてパワーアップするなど昔からほうれん草が栄養満点の野菜であることは知られています。

シュウ酸の過剰摂取を防ぐためにも、ほうれん草はしっかりエグみを取り除いてから食べることを心がけましょう。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。

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