古くからお菓子の定番に位置する飴ですが、近年は飴による子どもの誤飲事故などもあり親御さん方は神経をとがらせているのではないでしょうか? そこで今回は…
- 飴は何歳から与えてよい?
- 飴を子どもに与える歳の注意点
- 他のお菓子は何歳から与えられる?
今一度お子様に飴を与える時期について確認して頂けたらと思います。
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目次
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飴は何歳から与えてよい?
一番気になるところと言えば与えられるようになる年齢ではないでしょうか?
棒付きの飴
乳歯が生えそろい、咀嚼がしっかりしてくる3歳頃がひとつの目安となります。
棒付きの飴は、歩きながら食べたりするととても危険です。過去に歩き食べをし、転んだ時に棒がのどに刺さってしまうという事故もあり大変注意が必要です。
食べる時には座って、近くに大人が付いて、必ず見守るようにしてください。
あめ玉の場合
咀嚼が完全に完成するのは3歳頃と言われていますが、飴は窒息事故のリスクが高いため5歳以下には与えないようにしてください。
ならば5歳以上は大丈夫なのかとなりますが、6歳だから窒息の危険性がゼロになるというわけでは決してありません。
飴を食べる際は「歩きながら食べない」「1個ずつ食べる」「座って食べることに集中する」などの約束事を決め、大人が見守っていて、すぐに対応できる環境で食べさせるようにしてください。
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飴を子どもに与える歳の注意点
飴を子どもに与える際に注意すべきところはどんなところなのでしょうか?
窒息に注意
飴を与える上で何より一番怖いのは窒息です。飴を一度は食べたことがある人なら経験があると思うのですが、飴は容易に誤飲します。
大人はまだ気道が広いですが、子どもはそうではありません。小さな大きさの飴でも気道が塞がり簡単に窒息状態に陥ってしまうのです。
虫歯に注意
極端な言い方かもしれませんが、飴は砂糖の固まりです。
また、飴をゆっくり舐めることで長時間砂糖を歯に付着させることになってしまい、虫歯になるリスクを高めるそうです。
栄養の偏りに注意
飴の種類によるところもありますが、飴のカロリーは1粒だいたい10~20kcal程度で、炭水化物で表される糖分は1粒だいたい3~5g程度となっています。ご飯1杯100gで160kcalですのでおおよそ8粒でご飯1杯程度(4粒で半量)となってしまいます。
数値的にエネルギー量は充足するかもしれませんが栄養の偏りは明らかです。決してお腹に溜まるものでもありませんので飴を食べさせ過ぎず食事でしっかり栄養を取りましょう!ご褒美として1つぐらいの飴が丁度いいですよ。
虫歯の対策方法
上記でも述べた通り「長時間砂糖を歯に付着させること」が虫歯へのリスクとなります。なので以下の事を行いリスクを低減してください。
- 食後になめて、その後すぐに歯磨きする
- 舐めた後、うがいかお茶かお水を飲んで糖分を洗い流す
- 糖分を洗い流した後、キシリトールガムかタブレットを使用する(その時キシリトール50%以上から100%がおすすめ)
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他のお菓子は何歳から与えられる?
世の中は美味しいお菓子に溢れています、他のお菓子は何歳頃から与えるべきなのでしょうか?
チョコレート
子どもにチョコレートを与えるのに「何歳からOK」という明確な決まりはありませんが、少なくとも消化器官が未発達の離乳食期(1歳半まで)の間は控えるべきです。それ以降に与える場合も、少量のチョコレートにとどめましょう。
チョコレートの甘さは子どもにとってとても魅惑的な味で、板チョコなどの「チョコレート菓子」を楽しむのは3歳以降が良いでしょう。
というのも子どもの味覚は3歳までに土台が作られますが、赤ちゃんから味の濃いものを食べる習慣があると、薄味の食事を嫌がったり、大人になっても濃い味を好みやすくなると言われているからです。
グミ
グミはグミを咀嚼(そしゃく)できることが前提ですので、個人差がありますが、歯が生え揃い、咀嚼力がついてくるおおよそ3歳以上を目安としています。
中には粒が大きかったり、固いものもありますので子どもが噛まずに誤飲したりしないように、保護者の方が見守るなどの体制をとってから与えるようにしてください。
アイス
離乳食を順調に進めていくためにも、アイスを与えるなら早くても1歳以降にするのがおすすめです。
アイスは必要な栄養素があまり含まれないのに、砂糖がたくさん入っていてハイカロリーです。
口当たりの良さもあり、さらにアイスの味を美味しいと理解してしまうと、薄味で食感も不慣れな離乳食に慣れるのがより難しくなる可能性があります。
ケーキ
大人用のケーキ類は砂糖がたくさん含まれており、乳幼児には甘すぎます。離乳食が完了したあと、さらに2歳を過ぎてから与えるのが一般的です。
イベントごとなのでどうしても与えたい時には、1歳半を過ぎてから、スポンジをごく少量程度にしましょう!量は親御さんが調節してください。
ガム
子供の咀嚼力がついてくる3歳頃以降が良いとされています。この頃からならある程度ガムを噛むことができるでしょう。
しかし中にはガムを噛んで飲み込んでしまうこともあり、それが誤飲や消化不良に繋がりかねませんので理解力がついてくる5歳以降であればもう少し安全にガムを食べてくれるかもしれません。
安全に食べれないうちは与えない方が良いかと思います。
まとめ
この記事をまとめると
- 棒付きの飴は3歳頃過ぎてから、飴玉は6歳頃位が安全に食べれるようになるかと思いますが、大人がそばについて見守ってあげてください
- 子どもに飴を与える際は誤飲、虫歯、栄養の偏りなど多方面に注意が必要です
- 飴をゆっくり舐めることで長時間砂糖を歯に付着させることになってしまい、結果虫歯になるリスクを高めるそうです
- 虫歯リスク低減は歯磨き、うがい、キシリトールガムかタブレットの使用です
- チョコレート・グミは3歳以降、アイスは1歳以降、ケーキは2歳以降、ガムは5歳以降でいずれも少量ずつ与えるようにしましょう
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