牡蠣が変色してる?ピンクの汁?冷凍焼け?臭い?紫色・茶色・赤い部分は?

牡蠣は1袋にたくさん入っているので、購入後に1度で食べきれないことがあります。牡蠣は冷蔵でも冷凍でも保存できますが、あまり日持ちがしない食材です。保存していた牡蠣が変色していたことはありませんか?『牡蠣にあたる』という言葉があるほど牡蠣は食中毒になりやすい食材です。安全においしく食べるためには保存方法や傷んでいないかの見分け方、正しい食べ方が重要です。そこで、今回は

  •  牡蠣が変色しているけど大丈夫?
  •  腐った牡蠣の見分け方
  •  牡蠣の正しい食べ方・注意点
についてご紹介いたします。

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牡蠣が変色しているけど大丈夫?

牡蠣は保存していると変色することがあります。特に冷凍していたものは赤やピンク色っぽい汁が出てきたり、黄色っぽくなっていることもあります。食べ物の変色は傷んだときに起こることが多いので、食べられるのか不安になってしまいますよね。傷んだ牡蠣を食べると食中毒を起こす可能性があります。牡蠣の変色の理由や食べられるかどうかについて知っておきましょう。

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赤い・ピンクの汁は食べて大丈夫?

冷凍した牡蠣から赤やピンク色っぽい汁が出ていたり、牡蠣の白い部分が紫色に変色してしまうことがあります。これは牡蠣のエサであるプランクトンによるものです。プランクトンには赤色の色素を持つものがいて、このプランクトンを多く食べると牡蠣の身が赤っぽく変色してしまいます。傷んでいるわけではないので食べられます。

黄色・茶色に変色する原因

牡蠣は冷凍焼けすると黄色や茶色く変色することがあります。また、卵を持っている牡蠣はオレンジや茶色がかって見えることがあります。

冷凍焼けは食べて大丈夫?

冷凍焼けは牡蠣の表面が乾燥し、酸化が進んでいます。水分が抜けてパサパサと食感が悪くなったり、風味が落ちたりしていますが傷んでいるわけではないので食べることは可能です。

冷凍牡蠣が臭いけど大丈夫?

冷凍した牡蠣は、臭みが出ることがあります。これは牡蠣のエサのプランクトンに含まれる 『ジメチルスルフィド』 という物質が元になっていています。ジメチルスルフィドが牡蠣の体内で酵素により分解されると貝類独特の臭みのような臭いを発生させます。冷凍した牡蠣から臭みを感じても腐っているわけではないので食べることは可能です。

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腐った牡蠣の見分け方

牡蠣は傷んでいなくても変色や強い臭いがすることがあるので傷んでいるかどうかの見極めがしにくい食材です。賞味期限や腐る原因、見た目や臭いの変化について知っておくと、牡蠣の鮮度を見極めることができます。

牡蠣の日持ち・賞味期限

牡蠣の賞味期限は水揚げ後5日です。期限内でも購入後に常温での持ち運び時間が長くなったり、保存方法が適切でなかったりした場合にはこれよりも早く傷んでしまうことがあります。生食用でも加熱用でも賞味期限は同じです。生食用の牡蠣でも加熱するから賞味期限が過ぎていても大丈夫ということはないので注意しましょう。冷凍すれば約1か月保存できます。

牡蠣が腐る原因

牡蠣は常温で保存していると数時間で腐ってしまいます。購入後は持ち帰るときにも保冷剤を使うなど温度が上がらないようにして、帰宅後はすぐに冷蔵庫に入れるようにしましょう。

見た目の特徴

身が溶けたように崩れかかっている・ツヤがなくにごった色をしている・白濁した水が漂っているものは腐っています。

臭いの特徴

牡蠣はもともと磯臭さがありますが、腐ると強烈な臭いがし始めます。

腐った牡蠣を食べるとどうなる?

腐った牡蠣をたべると腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、頭痛、発熱などの食中毒のような症状が起こります。

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牡蠣の正しい食べ方・注意点

プリッとした食感と濃厚な味わいが大好きという人が多い牡蠣ですが、牡蠣は食中毒を起こしやすい食材なので、安全においしく食べるためには正しい食べ方をしなくてはいけません。

新鮮な牡蠣の選び方

牡蠣の賞味期限は生食用、加熱用ともに水揚げ後5日です。あまり日持ちがしないので新鮮な牡蠣を選ぶようにしましょう。

鮮度の良い殻付き牡蠣

・殻が固く閉じている

・触ると殻を閉じる

・ずっしりと重さがある

鮮度の良いむき牡蠣

・ツヤと弾力がある

・貝柱が半透明

・貝柱が身にくっついている

・黒いビラビラした部分(外とう膜)が真っ黒で縮んでいる

生食用・加熱用をチェック

 生食用と加熱用の牡蠣の違いは鮮度ではなく、取れた地域と生食できるように処理されたかどうかです。  生食用の牡蠣は食中毒のおそれがあるノロウイルスなどの菌に汚染されていないことが大切なので、汚染リスクが低い指定の海域で取れたものでなくてはいけません。そして水揚げ後には紫外線を照射したり無菌化した海水に2〜3日浸けるなどの処理が行われています。

一方加熱用の牡蠣は加熱調理をすることで菌を死滅させられるため、このような処理がされていません。そのため加熱用の牡蠣は鮮度が高くても生食できません。

冷凍牡蠣の解凍方法

むき牡蠣は流水で1分程度流して表面が溶けたらザルに揚げてキッチンペーパーを使って水分を拭き取ります。完全に解答してしまうと旨味も抜けてしまいますし、常温ではすぐに傷んでしまいます。半解凍の状態で酒に浸けて30分程度おいておくと身がふっくらとしたまま解凍でき、臭みも抑えられます。

殻付き牡蠣は耐熱皿に乗せてラップをし、500wの電子レンジで4分加熱します。牡蠣の殻に隙間ができるので、ナイフを差し込んで殻を開き、身を取り出します。殻で怪我をしないように軍手をしておくと安心です。牡蠣は1個ずつ電子レンジにかけるようにしましょう。

食中毒に注意

牡蠣は鮮度が高いものでも食中毒を起こす可能性があります。それは牡蠣が食べたプランクトンや育った海域にノロウイルスなど原因になるウイルスや菌が多く、毒素が蓄積されてしまった牡蠣を食べたことが原因です。腐った牡蠣は見た目や臭いである程度見極めができますが、ウイルスや菌は見た目では判断できません。生食用の牡蠣は処理されていますが、ウイルスが残っている可能性があります。時間が経つほどウイルスは増えてしまうので鮮度が高いうちに食べましょう。

加熱温度・加熱時間の目安

中心温度が85度以上で1分半以上加熱すれば菌を死滅させることができます。加熱があまいと食中毒を起こしてしまう可能性があります。中心までしっかりと加熱するようにしましょう。

まとめ

『牡蠣が変色してる?ピンクの汁?冷凍焼け?臭い?紫色・茶色・赤い部分は?』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 牡蠣が食べたプランクトンの影響で身が赤っぽくなったりピンク色の汁が出ることがある
  • 冷凍焼けすると黄色や茶色に変色することがある
  • 傷んでいなくてもノロウイルスなどの影響で食中毒を起こす可能性がある

牡蠣はエサのプランクトンの影響で赤っぽく変色してしまうことがあるようです。蠣にあたると激しい腹痛や嘔吐などの症状が出ます。腐っている牡蠣は臭いが強烈ですし見た目でもわかりやすいのですが、ウイルスや菌によるものは見た目やにおいでは判断できません。生食用でも鮮度が落ちたものは加熱したり、加熱用は中心までしっかり加熱して食べるようにしましょう。

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