ケーキを購入して余ってしまったという経験をした方は多いのではないでしょうか。ケーキはお刺身や生肉のようにすぐに傷んだりはしませんが油断は禁物です。
そこで今回は…
- ケーキで食中毒は何時間後に起きる
- ケーキで食中毒になる原因
- ケーキで食中毒にならないようにする対処法
- ケーキの保存方法は?
ケーキによる食中毒リスクやそれを防ぐための保存方法について解説していきたいと思います。
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目次
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ケーキで食中毒は何時間後に起きる
ケーキによる食中毒とはどのようなものなのでしょうか。
一般的には48時間以内
多くの場合、喫食後48時間以内(平均12~42時間)に症状が現れ、症状に以下のようなものがあります。
- 軽度の発熱
- 腹痛
- 水様性下痢
- 吐き気
- 嘔吐
- 頭痛
早ければ2時間後に起こる場合も
平均12~42時間の間に食中毒症状が現れることが多いのですが、中には喫食後2時間程度で上記の症状が出た例もありますので注意が必要です。
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ケーキで食中毒になる原因
ケーキでの食中毒の原因はどんな事柄なのでしょうか。
サルモネラ菌に汚染された
ケーキには卵を使用します。日本の卵は海外の卵に比べサルモネラ菌による卵の汚染がとても低く、安心して食べられますが残念ながら100%安全というわけではありません。
卵に付いていたサルモネラ菌が調理器具や手指を汚染し、それらを介して生クリームが二次汚染を受けた結果、食中毒が発生するケースがあるのです。
食中毒に感染した人と一緒に食べた
軽い食中毒症状なら食中毒と気づかない人もいるかもしれません。食中毒に感染した人の便から他の人へ感染する二次感染も発生します。
菌数数個ほどで感染が成立してしまうため、非常に二次感染も起こりやすいのです。
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ケーキで食中毒にならないようにする対処法
食中毒予防は、菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」の3点です。ケーキではどのようにすると良いのでしょうか。
カットケーキにする
食中毒に感染している人と同じ物を食べるのは得策ではありませんし、案外食中毒に罹患していることに気づかない人もいるかもしれません。
事前に防ぐという観点で言えばカットケーキを選択すると良いでしょう。カットケーキであれば食器などが接触する機会もあまりないので菌が付く可能性は低くなります。
その日のうちに食べきる
所説ありますが、一般的にケーキは生ものですので日持ちはしないものと考えて下さい。理想はその日のうちに食べきることです。
食べきれない場合の保存時間の目安
しかしホールケーキやケーキの数を多く買ってしまったなど家庭によっては残ってしまうこともあるかもしれません。ケーキは冷蔵庫保存で長くても48時間(2日)以内には食べきるようにして下さい。
クリスマスケーキの種類にもよりますが、特に卵や乳類を使ったカスタードクリームが入っているケーキは日持ちしないので早めに、半日~1日を目安に食べきりましょう!
生クリームを表面にぬっていないケーキ、ガトーショコラなどのベイクドケーキは比較的長持ちしますが、長くても1週間以内でしょう。
日にちが経ってしまったケーキは食べる前に見た目をよく観察し、臭いを嗅ぐなど事前に確かめをしてから口にするようにしてください。自信が無いなと思った場合は勿体ないですが処分も一つの手です。
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ケーキの保存方法は?
ケーキが余ってしまった時、適切な保存方法をしていないと食中毒のリスクは上がってしまいます。
タッパーに入れて冷蔵
ケーキが余った場合には、タッパーに入れて冷蔵保存するのがおすすめです。 箱のまま冷蔵保存してしまうと、どうしても空気に触れる面が大きくなり、乾燥しやすく、味も落ちてしまいます。ケーキをタッパーに入れて保存することで、乾燥や他の食材の匂い移りを防いでくれるのです。タッパーがない場合はラップで包んで保存することでも同じ効果を期待できます。
生フルーツ系は次の日に持ち越さない
生フルーツは日持ちしない食品の筆頭です。生フルーツ系のケーキはフルーツの傷みが早いのでその日のうちに食べるようにしましょう!
冷凍保存も可能
ケーキは一応冷凍保存も可能です。ホールケーキなどの大きいもの冷凍保存したい場合は丸ごと冷凍庫に入れるのではなく、一人分に小さく切り分けてから保存するようにすると良いです。そうすることですばやく冷凍することができ、美味しさを保つことができます。
フルーツなどがのっている場合は事前に取り除きましょう!フルーツをのせたまま冷凍してしまうとフルーツから水分が出てしまい、せっかくのケーキがベチャッとしてしまう可能性があります。そのためフルーツは必ず取り除くようにし、食べる際にどうしてもフルーツが欲しい場合は後から購入したものをまたのせることがおすすめです。
冷凍庫・冷蔵庫から取り出して食べる際は、少し時間を置いて常温に戻してから食べることでケーキ本来のふんわりとしたスポンジの食感を楽しむことができます。
まとめ
この記事をまとめると
- ケーキによる食中毒は、多くの場合喫食後48時間以内(平均12~42時間)に軽度の発熱、腹痛・水様性下痢、吐き気・嘔吐などの症状が現れ始めます
- ケーキによる食中毒発症は平均12~42時間の間に食中毒症状が現れることが多いのですが、中には喫食後2時間程度で症状が出た例もあります
- 卵に付いていたサルモネラ菌が調理器具や手指を汚染し、それらを介して生クリームが二次汚染を受けた結果、食中毒が発生するケースがあります
- 食中毒に感染した人の便から他の人へ感染する二次感染での食中毒も発生する可能性があります
- 食中毒予防は、菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」の3点です
- 食中毒に感染している人と同じ物を食べるのは得策ではありませんので、カットケーキを選択するのは良い手段です
- 一般的にケーキは生ものですので日持ちはしないものと考え、その日のうちに食べきることを推奨します
- ケーキは冷蔵庫保存で長くても48時間(2日)以内には食べきるようにして下さい
- 特に卵や乳類を使ったカスタードクリームが入っているケーキは日持ちしないので早めに、半日~1日を目安に食べきりましょう
- ケーキが余った場合には、タッパーに入れて冷蔵保存するのがおすすめです
- ケーキは冷凍保存も可能で、保存する際は一人分に小さく切り分けてから保存するようにしましょう
- フルーツなどがのっている場合は、冷凍することで水分が出てしまうので事前に取り除いてから冷凍保存しましょう
もうすぐクリスマスシーズンが到来し、ケーキを食べる機会が増えると思います。せっかくの美味しいケーキですので保存方法は正しく、食中毒で悲しい思いをすることなく過ごして頂きたいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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