みかんを毎日食べるとどうなる?一日10個は食べ過ぎ?症状や適量も

皮が向きやすくてたべやすい温州みかんはついつい食べすぎてしまいますよね。『みかんを食べすぎると手のひらが黄色くなる』と聞いたことはありませんか?実際に冬にみかんを毎日食べていると手が黄色くなった気がするという人もいるかもしれませんね。手が黄色くなるほどみかんを食べてしまうと体に悪い影響があるのではないかと不安に思うでしょう。みかんは栄養が豊富で低カロリーなので美容と健康に良い果物ですが、やはり食べすぎには少し注意が必要のようです。今回は

  •  みかんの栄養
  •  みかんを毎日食べるとどうなる?
  •  みかんを食べるタイミングは?
についてご紹介いたします。

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みかんの栄養  

みかんにビタミンCが豊富に含まれていることはよく知られています。でも、ビタミンC意外にも健康やダイエットに効果的な栄養が含まれています。口の中に残るので取り除いてしまいがちな薄皮や白いスジにも栄養が含まれているんですよ。そのため、みかんの薄皮は剥かずにそのまま食べるほうが栄養を摂取できます。

ビタミンC  

ビタミンCは美容と健康に必要な栄養です。

美容

肌のハリや弾力を維持するコラーゲンの生成にはビタミンCが必要です。コラーゲンはもともと体内にありますが、年齢と共に減少してしまいます。コラーゲンが減少すると肌の弾力が失われるので小じわができたり、保水力が低下して乾燥しやすくなってしまいます。また、紫外線を浴びるとメラニンが生成されるので日焼けして肌が黒くなったり、シミやそばかすができやすくなります。ビタミンCはメラニンの生成を抑える働きがあるので美白やシミ、そばかすにも効果が期待できます。

健康

ビタミンCは免疫力をアップさせる効果があるので風邪の予防に効果が期待できます。抗酸化力が高いこともわかっていて、がん予防や動脈硬化にも効果が期待されています。また、ストレス緩和を促すアドレナリンの合成にもビタミンCが必要です。

ペクチン  

ペクチンは含まれている食物繊維の一種です。腸内環境を整え、便秘や下痢を改善する働きがあります。また脂質の吸収を抑えコレステロール値を下げる効果もあると言われています。

へスペジリン

みかんの薄皮についている白いスジにはヘスペリジンが含まれています。ヘスペリジンはポリフェノールの1種で毛細血管を強化し、血流を改善する効果があると言われています。血流を改善することで冷え性の改善に効果が期待できます。

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みかんを毎日食べるとどうなる?

 

みかんに含まれるビタミンCは体内に蓄積できず、余分なものは尿として排出されてしまいます。そのため、みかんを毎日食べてビタミンCを常に補給するのは健康にも美容にも良いことです。でも、 食べすぎには注意が必要 です。栄養が豊富なみかんも食べすぎると体に影響が出る可能性があります。

柑皮症で肌が黄色くなる  

みかんを食べすぎると手のひらが黄色くなることがあります。これは 『乾皮症(かんぴしょう)』 という症状で、みかんに含まれるβクリプトキサンチンが体内に過剰に蓄積されたことで起こります。角質層に蓄積されやすいことから、角質が厚い手のひらや足の裏がまず黄色になりやすいようです。

『皮膚が黄色くなるということは健康にも害が出るのではないか。』と不安に思う人もいるかもしれませんが、 乾皮症自体は体に害はありません。 βクリプトキサンチンはカロテンの仲間で、体内では必要に応じてビタミンAに変換されます。最近はβクリプトキサンチンのままでも肝機能障害や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病のリスクを下げる効果や、骨粗鬆症のリスクを低下させる効果があることがわかってきました。

肥満に

みかんは可食部100g当たり49kcalあります。カロリーが高い果物ではありませんが、みかんは皮が剥きやすく食べやすいので、つい1個では止まらず2個3個と食べてしまいがちです。普段の食事に加えてみかんを食べすぎてしまうとカロリーオーバーになるため肥満の原因になってしまいます。 

腹痛・下痢に

みかんには水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。適量なら腸内環境を整えて便通を改善する効果がありますが、摂りすぎてしまうと腹痛や下痢の原因になります。

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みかんを食べる量やタイミングは?  

みかんにはビタミンCやペクチン、ヘスペリジンなど栄養が豊富ですが、食べすぎには注意が必要です。1日の適量を守って食べると健康にも美容にも良い効果が期待できます。また、みかんは低カロリーですが、食物繊維が豊富なので、お腹の中で膨らんで満腹感を感じやすいので食べるタイミングによってはダイエットをしている人にもおすすめです。

1日の適量  

厚生労働省が推進している健康づくり運動『健康日本21』では、果物の1日の摂取目標量は200gとされています。平均的な温州みかんの1個あたりの可食部は60〜80gくらいなので、 1日に2〜3個が適量 です。

ダイエット中なら食前  

ダイエット中の人は食前にみかんを食べるのがおすすめです。みかんを食べることで食事の量が少なくても満足感を感じやすくなります。ダイエット中の人は薄皮や白いスジも食べるようにしましょう。

朝はソラレンが危険?

ビタミンCを多く含む果物を朝食べるとシミの原因になるので『夜に食べるように』という噂を聞いたことがある人もいると思います。これはビタミンCを多く含む果物にはソラレンという光毒性を持つ化合物が含まれるためです。しかし、 ソラレンの摂取によって肌に影響が出るのは1度にソラレン類を10mg以上摂取した場合 と言われています。みかんに含まれるソラレンの量は極めて少なく、どんなにたくさん食べても肌に影響が出るほどソラレンは摂取されないため、朝食べても問題ありません。

MEMO
ちなみに、ソラレンの量が多いのはグレープフルーツやパセリで、グレープフルーツには100g当たり2.19mg、パサリには100g当たり1.14〜3.8mg含まれているそうです。肌に影響がある10g摂取するためには、グレープフルーツなら456個、パセリなら877g〜263gも必要なので不可能であることがわかります。

まとめ

『みかんを毎日食べるとどうなる?一日10個は食べ過ぎ?症状や適量』についてご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • みかんの1日の適量は2〜3個
  • 食べすぎると肥満や腹痛・下痢を起こす可能性がある

みかんは食べやすいのでつい食べるのが止まらなくなってしまいますが、適量は2〜3個です。食べすぎないようにしたいですね。

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