ほうれん草は、しなしなになるのが早く、保存に気を遣います。
そんな時は冷凍保存がおすすめなのですが、一度冷凍したほうれん草を解凍するとべちゃべちゃして困ったことはありませんか?
冷凍ほうれん草は便利なのですが、べちゃっとしていると味も水っぽくなってしまうので上手く解凍したいですよね。そこで今回は、
- 冷凍ほうれん草の栄養は?
- ほうれん草は冷凍するとべちゃべちゃで美味しくない?
- 冷凍ほうれん草の使い方
についてご紹介します。
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目次
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冷凍ほうれん草の栄養は?
ほうれん草は、栄養価が高いことでも知られている野菜です。
冷凍することで栄養価に変化はあるのでしょうか?
ここではほうれん草の栄養について詳しく解説していきます。
ほうれん草の栄養
栄養素 |
100gあたり |
ビタミンA |
350㎍ |
ビタミンE |
2.1mg |
ビタミンK |
270㎍ |
ビタミンB1 |
0.11mg |
ビタミンB2 |
0.2mg |
ビタミンB6 |
0.14mg |
葉酸 |
210㎍ |
ビタミンC |
35mg |
カリウム |
690mg |
カルシウム |
49mg |
マグネシウム |
69mg |
鉄 |
2mg |
銅 |
0.11mg |
食物繊維 |
2.8g |
ビタミンA、E、K、C、葉酸、カリウム、マグネシウムは含有量も多く、 妊娠中の方にもおすすめ です。
冷凍しても栄養はあまり変わらない
ほうれん草を冷凍しても、含まれている栄養はあまり変わりません。むしろ、冷蔵保存している方が、だんだん栄養が失われていきます。
すぐに使わないときは、冷蔵保存よりも冷凍保存の方が、栄養面ではよりいいというわけです。
加熱や水洗いで失われる栄養も
冷凍保存する過程で 、水に浸してアク抜きをしたり茹でてアク抜きをして冷凍することがほとんどだと思います。この過程で、 水溶性の栄養が失われてしまうことがあります。
しかし、アク抜きをせずに食べると、アクによる苦みやシュウ酸の摂取量が気になるので、アク抜きはする方がいいでしょう。
特に、茹でるとビタミンCが流れ出やすいので、茹でる時間をごく短くすることが、栄養を損なわないポイントです。
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ほうれん草は冷凍するとべちゃべちゃで美味しくない?
ほうれん草を冷凍すると便利なのですが、解凍した時に水っぽくてべちゃべちゃするのが気になりますよね。
なぜべちゃべちゃになるのでしょうか?
また、べちゃべちゃにならないコツなどはあるのでしょうか?
レンジや自然解凍だとべちゃべちゃに
レンジや自然解凍だと、冷凍した時の水分がそのままついているので、全体的に水っぽく、べちゃべちゃしてしまいます。
水分が多くても美味しく食べられる
解決策の一つとしては、 シチューやスープなどの料理に入れること、または水分を絞っておひたしとして食べることです。
加熱しすぎると食感も味も悪くなるので、出来上がる直前に入れ、1~2分加熱するぐらいがいいでしょう。
加熱して水分を飛ばす
もう一つの解決策は、 くっつきにくいフライパンで加熱して水分を飛ばすことです。
油を引かずに乾煎りのように加熱すると、水っぽくならずに済みます。
弱火で解凍するまで炒め、完全に水分を飛ばしましょう。
加熱後は素早く冷ますと熱の入りすぎを防ぎ食感も良くなります。
凍ったまま弁当は危険
調理後の物を冷凍して、お弁当に保冷剤代わりに入れるというのはよく聞きますよね。
しかし、 冷凍ほうれん草をそのまま弁当に入れると、べちゃっとするだけでなく、溶けた水が他の食材にかかって腐る原因になります。
必ず調理して、冷ましてから入れましょう。
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冷凍ほうれん草の使い方
ほうれん草の冷凍の仕方は、生のまま冷凍する方法と茹でてから冷凍する方法の2パターンあります。
その冷凍ほうれん草の解凍方法や、おすすめレシピをご紹介します。
茹でても茹でなくてもOK
解凍する際は、茹でても茹でなくてもOKです。ただし、茹でなくてもいいのは、冷凍前にアク抜きを済ませた場合に限ると思ってください。
生のまま、かつ、アク抜きをしていない場合、そのまま食べるとアクが出て見栄えが悪くなったり、苦みを感じたりすることがあります。
アク抜きせずに生のまま冷凍したものは、一度湯がいてから料理に使うようにしましょう。
生のまま食べたからと言って、なにか健康に良くないことが起こるわけではありませんが、シュウ酸の摂取量に気を付けなくてはいけないので、そこは注意しておきましょう。
冷凍前に茹でてもOK
先ほど触れましたが、 冷凍前にあらかじめ茹でておくのも便利です。
茹でる時は、いつもより少し固めに茹でるのがポイントです。
茹で時間は、茎部分を湯に入れて1分、その後葉部分を入れて1分ぐらいで十分です。
また、冷凍庫に入れて30分~1時間ぐらい経ったときに、一度取り出しでほうれん草をほぐすと、パラパラになってさらに使いやすくなりますよ。
小分けにしておくのもいいですし、パラパラに冷凍しておくのもおすすめです。
お好みに合わせて試してみてください。
おすすめレシピ
冷凍ほうれん草を使ったおすすめレシピを2つご紹介します。
①ほうれん草のちぢみ
薄力粉、片栗粉、卵、出汁など家にあるものでできるので、手軽にさっと作れます。
小腹が空いたときや子ども用のおやつにもぴったりです。
詳しくはこの記事をチェック!
②ほうれん草としめじのおひたし
しめじ以外にえのきで作っても◎。
電子レンジで調理できるので洗い物も少なくておすすめです。
詳しくはこの記事をチェック!
まとめ
今回は、ほうれん草を冷凍した時にべちゃべちゃになる原因や対策についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ほうれん草は冷凍しても栄養は変わらない
- べちゃべちゃしないためには「乾煎り」で水分を飛ばす
- 気にならない調理法を試す
ちょっとしたことで、ほうれん草がべちゃべちゃにならないようにできますので、気になる方はぜひ一度試してみてください。
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