脂の乗った美味しいブリ。スーパーや魚屋さんで見かけることも良くあるし、食べる機会も比較的多いという人も多いと思います。店頭では、刺身用にはサクか一切れずつカットされ、煮付けや照り焼き用には切り身の状態で売られています。しかし、ブリは傷みやすいので早く消費した方が良いと言われますが、どのくらい日持ちするのでしょうか。そこで今回は、
- ぶりの保存方法
- ぶりは冷凍でどれくらい日持ちする?
- ぶりは腐るとどうなる?
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目次
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ぶりの保存方法
賞味期限の目安
ぶりの切り身の賞味期限は2日、刺身であれば当日です。賞味期限とは、美味しく食べることができる期限のことを言います。ただし、賞味期限が過ぎたからすぐに腐るというわけではなく、実際には色やにおい、味を確認して違和感がなければ食べても大丈夫でしょう。
冷蔵保存
生のぶりは買ってきたらすぐに冷蔵庫で保存しましょう。食べる分だけ取り分けて、食べない分はすぐに冷蔵庫に。ぶりを冷蔵保存する場合は
- 切り身の両面に塩を振って15分程おき、ドリップ(水分)をキッチンペーパーで拭き取っておく。こうすると、臭みの元となるドリップを取り除き、塩分をプラスすることができます。
- キッチンペーパーとラップで包んでからファスナー付き保存袋へ入れ、冷蔵庫に平らに置きます。
下味をつけたい場合は1の後に調味料を入れた保存用袋へ入れて冷蔵庫へ入れましょう。切り身の場合、下味を付けることで冷蔵庫で5日ほど保存可能になります。
冷凍保存
- ぶりの切り身に塩をして余分な水分を取り除きます。生臭い匂いが気になる場合は、塩を振った後に、熱湯でさっと茹でるといいでしょう。
- ラップで包んでファスナー付き保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いてしっかり密閉して冷凍庫へ入れます。
冷凍庫へ入れる際に、金属トレイに載せておくと急速冷凍できます。冷凍までに時間がかかるとぶりの細胞が壊れて味や食感が悪くなります。冷凍庫の急速冷凍機能を活用しましょう。
解凍方法
冷凍したぶりの切り身は、冷蔵庫に半日ほどおいて自然解凍、または氷水解凍しましょう。下味を付けた場合は、半解凍程度からでも調理できます。
刺身用のサクであれば冷蔵庫で自然解凍するのがおすすめです。刺身用に一枚ずつカットしたものはすぐに火が通るので、少しだけ常温に置き水分を拭き取り、そのまま煮汁に入れたり、ソテーして食べるといいです。
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ぶりは冷凍でどれくらい日持ちする?
正しい保存方法で2,3週間!
冷蔵庫で保存すると2日ほどしか日持ちしないぶりの切り身は、冷凍保存がおすすめです。前述した正しい冷凍保存のやり方で行えば、2~3週間の保存が可能になります。
保存の注意点
切り身はパックのまま冷凍するのはNGです。乾燥しやすく、衛生的にもおすすめできません。他には
- 塩を振って水分を取り除いてから冷凍すると、生臭さを和らげることができる
- ラップをするときは一切れずつに。ぶり同士がくっつかず、調理時に便利
- 冷凍庫へ入れる際はアルミやステンレス製のトレイやバットにのせ、急速冷凍する
といった点に注意しましょう。
解凍の注意点
冷凍保存したぶりの解凍は、冷蔵庫で自然解凍するのがおすすめです。一切れだと2時間30分くらいが目安になります。ほかには氷水による解凍方法もありますが、ぶりに直接水が入らないように注意が必要です。ぶりに直接水が触れると水っぽくなり、ドリップも出てしまいます。
解凍時に出た水分は、ペーパータオルで丁寧に拭き取りましょう。また、お酒を少し振ってから調理すると臭みが和らぎます。
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ぶりは腐るとどうなる?
新鮮なぶりの見分け方
ぶりの旬は冬(12月~2月ごろ)です。どんな点をチェックしたら美味しいぶりに出会えるかというと
- 血合いが赤く、色が鮮やか
- 身の色が白っぽくて透明感のある色
- 切り口の角が立っている
ぶりを腐りにくくするためにも、新鮮なものを選びましょう。
腐ったぶりの見分け方
刺身や切り身といった生のぶりの場合
- 見た目・・・血合い、身どちらも変色して茶色く変色している
- におい・・・生ごみのような生臭さ
調理後のぶりの場合
- 見た目・・・表面にぬめり、カビなど
- におい・・・酸っぱいにおい、胸焼けするようなにおい
- 味 ・・・酸っぱいなど違和感のある味
上記のような変化を感じたのなら食中毒のリスクが高いため、迷わず捨てましょう。
賞味期限切れぶりのアレンジ
賞味期限が切れたぶりでも、見た目・におい・味に違和感がなく傷んでいないのであれば加熱して食べられます。漬け丼にするもよし、焼いてソテーや照り焼き、生姜焼き、唐揚げにしても合います。火を通せば食中毒の予防にもなります。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- ぶりの切り身の賞味期限は2日、刺身だと当日
- ぶりは正しく冷凍保存できれば2~3週間の保存が可能
- ぶりは傷むと見た目やにおい、味に変化がでる
冬になるとぶりは旬を迎えます。1年を通して12月が最もぶりの売れる時期だそうです。ぶりはお刺身だけでなく煮物や焼き物、お鍋の具材にもぴったりですので、ぶりを食べて寒い冬を乗り切りましょう!
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