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みなさんは、ご飯が余ったらどうしていますか?筆者がよくやるのは「冷凍おにぎり」です。おにぎりにして冷凍保存しておくと、小腹が空いたときやお弁当にも便利です。そこで気になるのが食中毒。冷凍おにぎりで食中毒は起こるのでしょうか?今回は、おにぎりで食中毒が起こる原因・予防についてまとめてみました。
- 冷凍おにぎりで食中毒は起こる?
- おにぎりで食中毒が起こる原因
- 冷凍おにぎりの保存期間
- 夏におにぎりを食べる際の注意点
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目次
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冷凍おにぎりで食中毒は起こる?
起こらないとは限らない
冷凍おにぎりは、「冷凍しているから、解凍して火を通せば大丈夫!」と考えるのは危険です。実は冷凍した料理であっても大腸菌などの細菌が発生していることがあります。食中毒の件数は梅雨~秋のはじめ頃にかけて増加しますが、冬や春でもゼロというわけではありません。食中毒を起こさないためにも、気を付けるポイントがいくつかあります。
おにぎりの食中毒を防ぐ方法
食中毒を予防するポイントは、菌を「つけない」&「増やさない」です。具体的には、
- 食材を触る前に、手洗いを徹底する
- 素手でおにぎりを握らない(ラップやビニール手袋を使う)
- 具は加熱する
- 常温で長期保存しない
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おにぎりで食中毒が起こる原因
サルモネラ菌
サルモネラ属菌は、鶏、豚、牛などの動物の腸管や河川、下水など自然界に広く分布しています。加熱が十分にされていない卵や肉や魚などが原因で、食中毒を引き起こします。特に、生卵・オムレツ・牛肉のたたき・レバ刺しなどを食べるときは注意が必要です。食中毒の主な症状は、以下の通りです。
潜伏時間:30分~72時間
手に菌が付着している
おにぎりの食中毒の多くは、「黄色ブドウ球菌」が要因です。「黄色ブドウ球菌」は人の皮膚や、口の中、髪の毛など身近に存在する菌です。調理する人の手を介して、食品に付着し、7~8時間かけて増殖していきます。黄色ブドウ球菌は、食品の中で増殖するときに「エンテロトキシン」という毒素を作り、食中毒を引き起こします。黄色ブドウ球菌は10℃以下の環境下では、ほとんど増殖しません。そのため、食材を購入したら、できるだけ早く冷蔵庫に入れておくのが安心です。また、調理前に、手洗いすることも大切です。手に傷がある場合は、調理用の手袋を付けて、食品や調理器具に素手で触れないようにしましょう。
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冷凍おにぎりの保存期間
ある程度の長期保存は可能
冷凍おにぎりの保存期間は、1~3ヶ月程度です。冷凍焼けが起きると、味は落ちますが、食べられなくなるわけではありません。美味しさを求める場合は、1~2週間以内に食べきるようにしましょう。ちなみに、具入りのおにぎりを冷凍することも可能です。ただし、冷凍おにぎりにむくものとむかない食材があるようです。
OKな食材:ゴマ塩、ふりかけ、塩鮭、塩昆布、ひじき、きんぴら、焼きたらこなど
NGな食材:ツナマヨ、イクラ、すじこ、明太子、大葉など
自然解凍はNG
自然解凍がおすすめできない理由は、以下の通りです。
・お米の水分が解凍と同時に抜けてしまい、食感がパサパサ・ボソボソとして美味しさが損なわれる
なお、冷凍おにぎりを美味しく食べるためには、自然解凍するのではなく、熱を加えるのがポイントです。もし、外出先(職場や学校)で電子レンジが使えない場合は、自宅で電子レンジで温めて解凍しておきましょう。解凍の際は、おにぎり1個で「600Wで1分30秒~2分程度」が目安。解凍モードではなく、普通の温めモードでOKです。
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夏におにぎりを食べる際の注意点
うがい手洗いをして食べる
うがいをすることで、菌やウイルスを洗い流したり、のどの乾燥を防いだりする効果があります。また、前述した「黄色ブドウ球菌」による食中毒を予防するためにも、手洗いは重要です。手を洗う時は、指の間や爪の中、手首までしっかり洗いましょう。なお、野外などで水洗いが困難なときのために、「除菌シート」を持参しておくといいでしょう。
匂いがおかしければすぐにやめる
食品を清潔な容器に小分けにして入れても、時間の経過とともに食品が傷んでしまいます。もし、食べる際に匂いがおかしければ、それ以上食べないようにしましょう。匂いがおかしいということは、食品に雑菌が繁殖している可能性があるからです。せっかく作ったお弁当を捨てるのは心苦しいですが、食中毒で苦しまないためにも破棄する勇気が必要です。
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まとめ
今回は、冷凍おにぎりの食中毒についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
- 冷凍おにぎりも食中毒がゼロではない
- サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などに要注意
- 食中毒の主な症状は、嘔吐、下痢、腹痛、発熱(38℃~40℃)など
- おにぎりを握る際には、ラップやビニール手袋などを使う
- 食べる前には、「うがい」「手洗い」で予防する
最後までご覧いただきありがとうございました。
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