オムレツや卵かけご飯などのおかずや焼き菓子などのスイーツなど、使い道が幅広い食材である卵は、私たちの食生活に欠かせない食材の一つですよね。そんな卵ですが、一体いつまで食べることができるのでしょうか?賞味期限が過ぎても食べていいのでしょうか?
- 卵の一般的な賞味期限は?
- 卵の賞味期限設定が短い理由は?
- 卵のおすすめの保存方法は?
についてご紹介させていただきます。
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卵の賞味期限・日持ちについて
まずは卵の賞味期限や日持ちについてご紹介させていただきます。
一般的な賞味期限
卵は気温10度くらいの冬場なら57日間は生で食べられと言われており、フランスでは少し寝かせた卵のほうがおいしいとされています。一定時間を置いた卵の方が、食感や白身の泡立ちがはるかに上なんだとか。しかし日本の卵の賞味期限は「夏場に生で食べる」ことが前提になっているため、パック後14日間とされています。
加熱済み・調理済みの場合
加熱済み・調理済みであってもなるべく早めに食べ切ることをおすすめします。
ゆで卵の場合
食材は火を通した方が長持ちするというイメージがありますよね。しかし卵の場合は逆です。生卵より火を通したゆで卵の方が日持ちしないのです。卵に含まれる「細菌から雛を守るリゾチーム」という成分は、加熱するとその機能がなくなってしまうからです。そのためゆで卵を作ったら、火を通したからといって長期保存はせずに冷蔵保存で1~2日程度で食べるようにしましょう。殻を剥いたものはその日のうちに食べましょう。
卵焼きの場合
卵焼きは冷蔵庫で保存し、1〜2日以内に食べきりましょう。
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卵は賞味期限が切れても食べられる?
卵は賞味期限が切れても食べることはできるのでしょうか?以下に記載させていただきます。
賞味期限切れでも食べられる?
卵の賞味期限とは「安心して生食できる」期間のことです。そのため少しの期限切れであれば加熱調理をして食べても良いでしょう。この場合の加熱調理とは、卵単食なら70℃で1分以上、他の食材と混じる場合は75℃で1分以上加熱することを指します。ただし、夏期に常温で保存していたものなど、保存状態によっては期間切れの卵はたとえ加熱調理をしても避けた方が無難な場合もあります。
卵が長持ちする理由
卵は冷蔵保存することができるため長持ちさせやすい食材です。
賞味期限切れでも食べられる期間
基本的には賞味期限が切れた卵は食べない方が良いです。
賞味期限設定が短い理由
卵の賞味期限は安心して「生食」できる期限を表示しているからです。
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卵が腐るとどうなる?
それでは一体、卵は腐るとどうなってしまうのでしょうか?以下に記載させていただきます。
卵が腐る原因
卵が腐ってしまう理由は、サルモネラ菌の増殖によるものです。
見た目
卵を割った時に黄身が崩れて流れ出てしまったり白身と混ざっていたら腐っているサインです。食べずに破棄しましょう。黄身を支えているカラザという白いヒモが古くなると雑菌の繁殖で黄身の細胞膜が破壊される為、卵が古くなってくると黄身が崩れてしまうのです。黄身にシワが寄っていたり白身が濁っているのも卵が古い証拠なので注意しましょう。
臭い
卵が腐ってしまうと、卵を割った時にアンモニア臭や硫黄の様な臭いがします。この臭いは、卵に雑菌が繁殖して硫化水素が発生する事によって起こります。そのため鼻にツンとした臭いを感じたら食べるのはやめてすぐに破棄しましょう。
味
ゆで卵などが腐ると見た目や匂いで分かりやすいためあまり口に入れることはないと思いますが、もしも口に入れてしまった場合には、食べたときに「いつもと味が違う」「美味しくない」と感じたら傷みはじめのサインの可能性があるので食べることはやめてすぐに破棄しましょう。
食中毒のリスクは?
腐った卵を食べてしまうと、嘔吐や腹痛・下痢・発熱・悪心などの症状がでる場合があります。
加熱すればOK?
腐った卵は加熱しても食べない方が良いでしょう。
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保存方法
ここからは「卵の保存方法」についてご紹介させていただきます。
割れないように注意
卵を保存する際は割れないように注意しましょう。
常温保存できる?
卵は日光の当たる場所、高温多湿な場所での保管はNGです。冷蔵庫で保管しましょう。特に夏は温度や湿度が高く、ほかの季節に比べ管理が難しくなるため、購入したら放置せずになるべく早く冷蔵庫に入れましょう。
常温保存の注意点
卵を購入した後は冷蔵庫で保存することが推奨されていますので、常温ではなく冷蔵庫で保存しましょう。
冷蔵保存がおすすめ
サルモネラ菌汚染の関係から、卵は10℃以下で安定的に保存されていれば長期保存できるといわれていますので、冷蔵庫での保存をおすすめします。
冷凍保存の注意点
殻付きのまま冷凍した場合、中身が膨張して卵殻が割れてしまいます。また、卵白は冷凍して解凍すると水っぽくはなるものの元の状態に戻りますが、卵黄は固まったままの状態になってしまいます。そして卵は細菌が繁殖し易いので、殻付きの状態でも溶き卵の状態でも家庭での冷凍保存はおすすめしません。
調理済み卵の保存方法
食材は火を通すことで長持ちするイメージがあるかもしれませんが、卵の場合は違います。調理後の卵料理はなるべく早めに食べきるようにしましょう。どうしてもすぐに食べきれない場合には冷蔵庫で保管し、十分に再加熱して当日中までに食べきりましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 日本の卵の賞味期限は「夏場に生で食べる」ことが前提になっているため、パック後14日間とされている。
- 卵の賞味期限は安心して「生食」できる期限を表示しているため賞味期限設定が短い。
- サルモネラ菌汚染の関係から、卵は10℃以下で安定的に保存されていれば長期保存できるといわれているので、冷蔵庫での保存がおすすめ。