突然ですが皆さんが普段食べている「野菜」は、植物の一体どの部分を食べているかご存知ですか?
野菜は季節によって出回るものも違う上に、食卓の彩りだけでなく豊富な栄養素も含まれ健康的な毎日に欠かせないですよね。
今回は「野菜」の中でも“種子部分”を食べるものについて注目していきましょう。
野菜の育て方は“種まきをして畑で育てる”ものだけでなく、苗や茎部分を種芋にして栽培されるものなど様々です。また栽培環境も野菜によって違うので、野菜個々の個性に合わせて栽培する必要があります。- 野菜の分類方法とは?
- 種子部分を食べる野菜をご紹介!
- 野菜の“種”や“へた”部分は食べることができる?!
是非普段食べている“野菜”は一体どの部分なのかを知ってみてくださいね!
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目次
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野菜の分け方
まずは「野菜」の分類について見ていきましょう。
野菜の分類
野菜は大きく
- 食用部位(食べる部位)による分類・・・葉菜類(葉・茎・蕾を食べる)、果菜類(果実を食べる)、根菜類(根・地中で肥大した茎などを食べる)の3つに分けられる
- 植物学による分類・・・アブラナ科・イネ科・ウリ科・キク科・セリ科・ナス科・ネギ科・マメ科などの多数に分けられ、栽培計画を立てる際によく用いられる
- 農業分野による分類・・・作物・工芸作物・飼料作物など野菜でも用途で分けられる
などの分類があります。この中でも今回は
食用部位による分類
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種子を食べる野菜一覧
ここからは「種子」部分を食べる野菜について詳しく解説していきます。
種子の定義
種子(しゅし)とは
植物の種(たね)
- 種子植物である
- 受精した胚珠が成熟して休眠状態になったもの
- 発芽して次の植物体になる胚と胚の養分を貯蔵している胚乳などを包む種皮からなっている
などの特徴が挙げられます。
種子・実を食べる野菜の一覧
種子・実を食べる野菜は非常に多い上に、身近なものばかりです。
- 枝豆
- おくら
- かぼちゃ
- きゅうり
- ごま
- ゴーヤ
- さやいんげん
- さやえんどう(絹さや)
- ししとうがらし
- ズッキーニ
- そら豆
- 唐辛子
- 冬瓜
- とうみょう
- とうもろこし
- トマト
- 茄子
- パプリカ
- ピーマン
- 落花生(ピーナッツ)
などが挙げられます。これらのように種子・実を食べる野菜のことを
果菜類(かさいるい)
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食べられる種・ヘタはある?
ここからは「種」や「ヘタ」は食べられるのかどうかを詳しく見ていきましょう。
種・ヘタは栄養豊富?
野菜の栄養素を余すことなく摂取するには
- 皮
- 種
- ヘタ
- わた
部分などまで捨てずに食べると良いと言われています。野菜によっては一般的に可食されている部分よりも
捨てられやすい部分にのみ含まれる栄養素がある・栄養素の含有量が多い
ピーマンの種は食べられる?
ここからは“捨てられがちな代表的な野菜の部位”についてお伝えしていきます。1つ目に挙げられる
ピーマンの種
- 種
- わた
部分などには
- カリウム・・・むくみ解消効果が高い
- ピラジン・・・血行促進効果に期待できる
などの栄養素が含まれており、まるごと食べると良いですよ。
ピーマンを丸ごと食べる時のポイント!
種やわた部分は実部分よりも青臭く苦味が強いですが、しっかりと加熱することでピーマンの甘味が増します。種の下触りが苦手な場合は、丸ごと煮付けにすると食べやすいですよ。かぼちゃの種は食べられる?
2つ目に挙げられる
かぼちゃの種
- 種
- わた
部分などには
- カロテン
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- 亜鉛
- 鉄分
- β-カロテン
などの栄養素が含まれており、捨てずに食べることで美容やアンチエイジング効果に期待できます。
かぼちゃを丸ごと食べる時のポイント!
かぼちゃの種は水洗いし、2~3日天日干しして水分を飛ばしてから殻剝き後に調理すると食べやすいですよ。フライパンで煎り焼きし、塩やカレー粉で味付けするとおやつ・おつまみにもピッタリです。わた部分は繊維を断つように包丁で叩いてから、パン・お菓子の生地・スープなどに使用すると美味です。ナスのヘタは食べられる?
3つ目に挙げられる
ナスのヘタ
- ヘタ
部分には
- アントシアニン・・・ポリフェノールの1種で高い抗酸化作用・抗炎症作用に期待できる
の栄養素が含まれており、捨てずに食べると良いですよ。
茄子のヘタを食べる時のポイント!
ヘタを食べる際にはガクの部分にあるトゲに気をつけるようにします。調理の際には周りのガク部分は丁寧に切り落とすようにし、軸の部分だけ残すようにしましょう。調理法は、しっかり加熱・煮込むなどを行うと食べやすいですよ。スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- 野菜は大きく3つの方法で分類されることが多い
- 種子植物で受精した胚珠が成熟して休眠状態になったものが発芽して、次の植物体になる胚と胚の養分を貯蔵している胚乳などを包む種皮からなっているものを種子と言う
- 種子・実を食べる野菜のことを果菜類(かさいるい)と呼ぶ
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