ナスを解凍したらぶよぶよ?ナスの冷凍はまずい?食感は?対処法・使い方は?

今では季節に関わらずスーパーに並んでいるナスですが、本来の旬は6〜9月頃です。旬のおいしいナスを、できるだけ長く楽しむには、保存方法に工夫が必要です。そこで今回は、

  •  ナスの日持ち・保存期間
  • 冷凍ナスがまずくなる原因
  • ナスの正しい冷凍保存
  • ぶよぶよになったなすのリメイク方法

コチラについて紹介していきます。

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ナスの日持ち・保存期間

そもそも本来のナスの日持ち(保存期間は)どの程度なのでしょうか。まずは、常温・冷蔵・冷凍の3パターンの違いと傷んでいるサインについて紹介します。

ナスの日持ち(常温・冷蔵・冷凍)

ナスは常温保存が可能ですが、あまり日持ちは長くありません。

 だいたい3日程度ですので、早めに使うときだけにしましょう。冷蔵保存の場合は、1週間~10日程度、 冷凍保存では約1ヶ月保存が可能です。 

常温保存 約3日
冷蔵保存 約1週間〜10日
冷凍保存 約1ヶ月

ナスが傷むとどうなる?

注意していただきたいのが、既述の保存期間はあくまで目安です。

保存していたナスが次のような状態になっていた場合は、傷んでいるまたは腐っていると考えましょう。

  • 皮がぐにゃぐにゃして柔らかい
  • 皮全体が茶色く変色している
  • 中身が黒ずんでいる
  • カビが生えている

また、少しなら問題ありませんが、中に黒い斑点が出ている場合も味が落ちてしまっています。

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冷凍ナスがまずくなる原因

長期保存ができそうなナスですが、冷凍したナスは「まずくなる」とも言われています。冷凍したナスがまずくなってしまうのは、何が原因なのでしょうか。

水分が抜ける

冷凍したナスがまずくなる原因は大きく分けて2つです。

1つ目は冷凍することにより、水分が抜けてしまうことです。ナスは水分が多いのが特徴ですが、冷凍することでその水分が一緒に凍ってしまいます。

それを解凍することで、水分が抜けて中身がぶよぶよになってしまうのです。

皮が硬くなる

冷凍したナスがまずくなってしまう2つ目の原因は、皮が硬くなってしまうことです。

さらに、既述のように水分が抜けることで皮の硬さがより分かりやすくなってしまいます。硬くなったナスの皮はシャキシャキした食感が目立ち、まずく感じます。

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ナスの正しい冷凍保存

冷凍してせっかく長期保存したのに、 まずくなってしまったらガッカリですよね。では、冷凍してもナスをおいしく味わうためには、どんな保存方法が適しているのでしょうか。

アク抜きの方法

ナスを冷凍保存するときは、事前にアク抜きをしておきましょう。

アク抜きの方法は次の通りです。

  1. ナスを目的に合わせたサイズでカットする
  2. 10〜30分程度、食塩水に浸せば完了

ナスは、カットするとすぐに酸化してしまいます。アク抜きを吸うことで、酸化による変色や皮・身をが硬くなるのを防いでくれます。

生のまま保存する場合

 ナスを冷凍する場合は、生のまま丸ごとでもOKです。生のまま冷凍しておけば、解凍後でも煮込みや煮浸しにも使うことができます。 

生のまま丸ごとできる冷凍保存の方法がコチラです。

  1. ナスのヘタを切り落とす
  2. 耐熱皿に入れてラップをかける
  3. 電子レンジ600Wで2分30秒加熱(ナス2本の場合)
  4. 粗熱を取り1本ずつラップに包む
  5. 冷凍用保存袋に入れて保存する

切ってから保存する場合

ナスは切ってからでも冷凍保存できます。切っておくことで、解凍時の時短にもなりますよ。

  1. ナスを流水でよく洗う
  2. ヘタを切り落とし目的に合わせたサイズでカットする
  3. 食塩水に浸してアク抜きをする
  4. 10〜30分経ったらキッチンペーパーで水気をふき取る
  5. 小分けにしてラップに包み、冷蔵用保存袋に入れて保存する

加熱してから保存する場合

ナスの冷凍保存は、事前に加熱しておいてもOKです。事前に加熱しておくことで、解凍後の水っぽさや皮が硬くなるのを防ぎます。

  1. ナスを流水でよく洗う
  2. ヘタを切り落とし目的に合わせたサイズでカットする
  3. 耐熱皿に重ならないように並べる
  4. 上からラップをかけて電子レンジで5分ほど加熱する
  5. 粗熱を取り小分けにしてラップに包む
  6. 冷凍用保存袋に入れて保存する
MEMO
注意:加熱後の冷凍の保存期間は約2週間

上手な解凍方法

冷凍したナスの解凍は 自然解凍または電子レンジを使いましょう。

 電子レンジの場合は、耐熱皿に重ならないように並べ30秒加熱すればOKです。調理時に加熱しますので、やや半解凍の状態でもOKです。 

また自然解凍する場合は、加熱後に冷凍したナスのみにおすすめの方法です。

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ぶよぶよになったなすのリメイク方法

料理

「 注意していたのに、ナスがぶよぶよになってなってしまった」そんなときでもまだ、おいしく食べられる道はあります。最後にぶよぶよになったナスのリメイク方法を紹介します。

冷凍なすのメリット

冷凍したナスは皮が硬くなりますので、食感を活かせる炒め物に向いています。冷凍することで、むしろシャキシャキした皮の食感が楽しむことができます。

素揚げにする

冷凍しておいたナスは素揚げがおすすめです。ナス本来の味をそのまま味わうことができます。丸ごと生のまま、カットして生のまま保存した場合のリメイクにおすすめです。

麻婆茄子に

 麻婆茄子のように、汁気の多いメニューであれば、ナスのぶよぶよをカバーすることができます。 

解凍いらずで、そのまま鍋やフライパンに入れるだけで簡単に作れるのも嬉しいポイントです。

カレーに入れる

冷凍ナスはカレーのような煮込み料理にもおすすめです。麻婆茄子と同じく、ぶよぶよした食感をカバーしつつ、解凍なしで手軽に使うことができますよ。

まとめ

「ナスを解凍したらぶよぶよ?ナスの冷凍はまずい?食感は?対処法・使い方は?」について紹介してきましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ナスの日持ちは常温で3日程度
  • ナスの日持ちは冷蔵で1週間程度
  • ナスの日持ちは冷凍で1ヶ月程度
  • 冷凍ナスは水分が抜け皮が硬くなる場合がある
  • 冷凍ナスをまずくさせないためにはアク抜きや加熱がおすすめ
  • 冷凍ナスは素揚げや麻婆茄子、カレーでおいしくなる

ちょっとした工夫で冷凍ナスはおいしくなります。野菜それぞれの特徴を活かして、適した方法で保存してあげてくださいね。

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