じゃがいもの葉っぱと花の色ってどんなの？花言葉も解説！ |

食卓に並ぶ頻度の高い「じゃがいも」がどのように生えているか知っていますか？その葉や花はどういった形状をしているのでしょうか？

今回着目するのは、じゃがいもの葉や花の実態です。私は今までまじまじとじゃがいもの花を見てきたことがなかったのですが、どんなものなのか知ってからはご近所さんの畑をよく覗くようになりました。

では、じゃがいもの葉や花の特徴・花言葉についてご紹介いたします。

スポンサードリンク

1 じゃがいもの葉っぱってどんなの？
- 1.1 葉も食べる！？
- 1.2 病気になると黒い斑点が
2 じゃがいもの花の色ってどんなの？
3 じゃがいもの花の花言葉
4 まとめ
5 じゃがいもの人気記事をチェック

じゃがいもの葉っぱってどんなの？

じゃがいもの葉は、10cm~14cmほどでやや分厚いのが特徴です。葉脈がしっかりと見えるタイプで、ザ・葉っぱと言った見た目をしています。

葉も食べる！？

大根やカブなども同じように地中に実を付け、地上に葉を持つ野菜ですが両方とも葉を料理に使うことができますよね。大根やカブの葉をふりかけや炒め物にアレンジして食べることができます。

しかし、じゃがいもの葉を食べるのはストップです！じゃがいもの葉に含まれている成分に要注意なのです。じゃがいもの葉には「ソラニン」や「チャコニン」という天然の有毒物質が含まれています。

食べると下痢や嘔吐などの症状が出る可能性が大ですので、じゃがいもの葉を食べることはできません。

スポンサードリンク

病気になると黒い斑点が

じゃがいもの葉に黒い斑点が現れたらそれは夏疫病にかかっているかもしれません。農薬を撒いて対処するしかないのですが、そのまま放置しておくと症状が出ている茎全体にも斑点ができ、葉は黄色く変色し最後には枯れてしまいます。

斑点のできた葉を摘みとってしまいたくなりますが、そうすると今度はその傷口から病原菌が進入して結局病気になってしまうことがあるので、農薬を撒く以外そのまま見守るしかありません。

じゃがいもの花の色ってどんなの？

じゃがいもの花の色は品種によって異なります。白、紫、薄ピンク色が代表的です。一番馴染みのある男爵いもはとても淡い紫色の花、しっとりとした食感のメイクイーンは薄い紫色の花を咲かせます。

では、咲いた花はどうするのでしょうか？

花を摘む時期はいつ？

じゃがいもの花は摘む場合とそうでない場合があります。摘んでしまう時は、花が咲いた時点で取り除きます。

その理由として、花を咲かせていることによってじゃがいもの苗自体に負担がかかっているからです。負担がかかれば地中にいる実の成長を妨げるかもしれません。

しかし、他の植物と違って次々に花を咲かせて実がなるわけではないので、負担量はごく少量と考えられています。

スポンサードリンク

あえて摘まないこともある

摘まない時の理由としては、摘み取った傷口から菌が入り込み、病気になってしまうリスクがあるからです。積みとればその茎は空気に触れてしまいますので、たまたま飛んできた病原菌をキャッチしてしまう可能性も考えられます。

また、全ての花を摘みとるのには相当な労力がいるので、摘むことなくそのままにしておく農家さんもたくさんいます。病気のリスク、手間、じゃがいも自体の負担は少量、この3つを鑑みると「摘まない」選択をしている方のほうが多いようですよ。

咲かないこともある！？

品種や栽培環境によっては花を咲かせないじゃがいももあります。花は地上で咲いていますが、重要な実は地中で育っているので、じゃがいもが実を付けることに花は必須ではありません。

メイクイーンは花を咲かせやすい品種ですが、男爵いもは花が少量と、それぞれなのです。花が咲きにくい品種であれば何の問題もありません。そうでなければ3つの理由が考えられます。

花が咲かない3つの理由

・窒素過不足：咲くはずの品種なのに咲かない時は、窒素の過不足かもしれません。窒素が極端に少なくても花は咲かず、多すぎても茎や葉ばかりが生い茂って花が咲かないのです。

・成育不足：日照不足、水不足、高温、乾燥などが原因となって上手く成長しないと花が咲かないこともあります。

・深植え：種芋を深く植えることも花が咲かない原因となります。深植えすると地上に出るまでに時間がかかるため、成育期間にズレが生じて花が咲かずに育ってしまいます。

元々花を咲かせる品種なのに咲かない時は、上記3つのどれかに当てはまっている可能性が高いです。今一度じゃがいもの成育環境を見直してみましょう。

スポンサードリンク

じゃがいもの花の花言葉

じゃがいもには、「恩恵」「慈愛」「慈善」「情け深い」と言った花言葉が付けられています。普段あまり見ることのないじゃがいもの花ですが、ちゃんと花言葉があるのですね。

「恩恵」は、主食の穀物の不作が長く続くときなどに飢えをしのぐ救いの食べ物であったことから

「慈愛」は、年に複数回の収穫ができて寒冷地でも育てられ、貧しい人々に食糧を提供したことから

という理由でこの花言葉が付けられたのではないかと言われています。じゃがいもの花言葉は歴史的背景や、その中での人々の思いやりに関係しているようですね。

まとめ

じゃがいもの葉や花、また花言葉など普段食べるだけではあまり知ることのないじゃがいも事情についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

家の近所に畑がある方は、じゃがいもの花を見つけてみてくださいね。春〜夏前にかけてが花を咲かせるタイミングですので、花言葉など思い出しながら覗いてみてください。

スポンサードリンク