叉焼と焼豚・煮豚の違いは?調理法やアレンジレシピについても紹介!

ラーメンやチャーハンに欠かせないタンパク源と言えば「チャーシュー」ですよね。外は香ばしく、ジューシーな食感のチャーシューは絶品で、料理のおいしさを引き立ててくれます。今回は、チャーシューの違いについて解説していきます。

チャーシューと一言で言っても色々なチャーシューがありますよね。「叉焼・焼豚・煮豚」など、作り手によって色々な叉焼があります。それぞれの違いや特徴はどのようなものなのでしょうか?そこで今回は、

  • 叉焼とは?
  • 叉焼と焼豚・煮豚の違いは?
  • 叉焼の調理法について

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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叉焼とは?

叉焼とはどのような料理なのでしょうか?特徴や作り方について詳しく見ていきましょう。

中国の伝統料理

「叉焼(チャーシュー)」とは、豚肉を焼いて作る料理のことで、本来は豚肉を長期保存する方法として保存食のような意味合いで作られた料理です。チャーシューの本場は中国で、皮付きの豚バラ肉に塩やスパイスなどをつけて焼き上げます。

作る人によって調味液に使用するスパイスや材料が違ってくるため、自分の好みに合ったチャーシューを見つけることも楽しいですよね。

本場の叉焼はどうやって作る?

チャーシューの作り方は煮たり焼いたりと色々な作り方がありますが、本来は特製の調味液にじっくりと漬け込み、塊のまま串に刺して焼き上げます。豚肉の部位は肩ロースのブロック肉を使用することが多いと言われています。

調味液には砂糖や塩、五香粉やにんにくなど、様々な調味料が混ぜられることで複雑な旨味を形成します。食紅や紅麹を使用することで、赤身のあるチャーシューに仕上げることが一般的です。

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叉焼と焼豚・煮豚の違いは?

チャーシューは作る人によって、焼く・煮るなど色々な作り方が試されます。どれもチャーシューに変わりはないのですが、名前が違うのはどうしてなのでしょうか?名前の由来や違いについて紹介していきます。

調理方法の違い

それぞれの違いの一つとして挙げられることは「調理方法が違う」という点です。叉焼と焼豚も煮豚同様煮込んで作ることに変わりはありませんが、叉焼と焼豚は初めに豚肉を焼いてから煮込みます

煮豚は初めから煮込んで作りますよね。この点が違うのです。調理工程では「叉焼と焼豚は同じ、煮豚は焼かずに煮込んで作る」という違いがありますよ。

言葉の意味の違い

2つ目は「言葉の意味」の違いです。叉焼と焼豚はどちらも完成した料理自体はほとんど同じですが、叉焼は串焼き肉で作られたものを呼び、焼豚は網で縛られた商品を指します。日本で販売されている焼豚は専用の網に縛られた状態で販売されている商品が多いですよね。

それに比べて本場の叉焼は、調味液にじっくり浸したブロック肉を串で刺し、専用の炉で時間をかけて焼き上げます。中華街などに足を運ぶと、ガラス越しにブロック肉がクルクルと回っている光景を目にすることができるかもしれません。

味の違い

3つ目は「味」の違いです。叉焼は五香粉や八角などが使用されていることもあり、日本の焼豚とは違う独特の風味を感じることができるかもしれません。また、焼き上げる際に表面に蜂蜜などを塗ってから焼くこともあるため、ツヤツヤとした見た目に仕上がります。

叉焼は焼豚と比べて甘味を感じ、醤油味が強い焼豚とは食べた時の印象が大きく違うのではないでしょうか。

叉焼と煮豚は同じもの?

結局叉焼と焼豚、煮豚はどれも同じものなのかというと、それぞれ違う料理と判断してよいでしょう。叉焼は焼き上げる前に味を染み込ませて焼く料理、焼豚は焼いてから煮込んで味を染み込ませるて作る料理、煮豚は初めから煮込んで作る料理です。

それぞれ完成した料理自体はほとんど同じに見えますが、どれも微妙に違うのです。

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叉焼の調理法について

本格的な叉焼の作り方について紹介していきます。基本的な調理方法なのでご自宅でも簡単に作ることができますので、是非取り組んでみてくださいね。

今回は、「叉焼(チャーシュー)と焼豚・煮豚の違いは?調理法や味は同じ?作り方・レシピも紹介! | ちそう (chisou-media.jp)」の記事を参考にさせていただきました。

基本的な作り方

(2~4人前)

・豚肩ロース:500~1000g

・紹興酒:大さじ2

・醤油:50㏄

・砂糖:大さじ2

・蜂蜜:大さじ2

・オイスターソース:大さじ1

・生姜の搾り汁:小さじ1/2

・五香粉:小さじ1/4

お肉はヒレ肉やバラ肉などで代用も可能ですし、紹興酒がない場合は通常の料理酒でも大丈夫です。スパイスはシナモンや八角、花椒などを入れても良いでしょう。

1. 豚肩ロース全体にフォークで穴を開ける

2. ボウルにすべての材料を加え、しっかり揉む

3. ビニール袋に移し、空気を抜いて封をする

4. 2~3日間冷蔵庫で寝かせる

5. ビニール袋から肉を取り出し、30分間常温で置いておく

6. オーブンを180℃に予熱する

7. タレは1/3になるまで煮詰める

8. オーブンで40分焼く

4の工程で数日を要しますが、それ以外はとてもシンプルです。漬け込む・焼く・煮る・焼くです。時間をかけて作る分、完成した叉焼は絶品となること間違いなしです。

美味しいアレンジレシピ

叉焼は好みの厚さにカットしてそのままおかずとして食べても良いですが、美味しい叉焼は少しアレンジするだけで色々なレシピに変身します。個人的におススメのおかずレシピは「ネギチャーシュー」です。

スーパーのお総菜コーナーなどでもよく販売されていますよね。ラー油と白髪ねぎを和えるだけの簡単レシピですが、とにかく美味しいですよ♪

まとめ

今回は、叉焼・焼豚・煮豚の違いについて紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 叉焼は、ブロック肉を調味液に漬け込んでから串焼きする料理。
  • 焼豚は、ブロック肉の表面を焼き上げてから調味液で煮込んで作るレシピ。
  • 煮豚は、初めから調味液で煮込んで作り上げるレシピ。

いかがでしたか?日本のラーメン屋さんのチャーシューはほとんど煮豚のようで、本場のチャーシューは日本ではなかなか目にしないのだとか。興味のある方は横浜の中華街などへ足を運んでみても良いかもしれませんね。

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