伊勢海老の味噌汁が生臭い原因は?対処法や身の保存方法を紹介!

伊勢湾で多く収穫される伊勢海老は、体長が約30㎝にものぼる大型のエビです。旨味や甘味、風味が非常によく、高級食材として高い人気があります。今回は、伊勢海老の味噌汁が生臭い原因について解説していきます。

伊勢海老と言えば、大きな殻をそのまま使用した豪快な料理が多いことでも有名で、味噌汁のお椀から殻がはみ出している映像をよく目にしますよね。しかし伊勢海老は、上手に調理しないと生臭さを感じる方も多いです。

生臭くなってしまう原因、臭みを取り除く方法などについて解説していきます。今回紹介していくテーマは、

  • 伊勢海老の味噌汁が生臭い原因は?
  • 伊勢海老の味噌汁を臭くさせない対処方法
  • 伊勢海老が余った際の保存方法
  • 伊勢海老がおいしくなるひと手間を紹介

これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。

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伊勢海老の味噌汁が生臭い原因は?

伊勢海老の味噌汁は生臭さを感じる方も多いでしょうが、その原因はどこから来るのでしょうか?原因や臭くならない為の方法について見ていきましょう。

海老特有の臭みが原因

伊勢海老が生臭くなる原因は、エビに含まれている「トリメチルアミン」と呼ばれる成分が原因です。この成分は時間の経過とともに臭いが強くなり、強いアンモニア臭を放つようになります。

「悪臭防止法」の規制対象になるほど強い臭いを発することから、多くの方は強い臭みと感じる事でしょう。他にも、エビの背ワタには多くの雑菌が含まれていることでも有名で、ワタも臭みの原因となります。

新鮮さが無くなっている

前述したトリメチルアミンは時間の経過とともに強いアンモニア臭を放つようになります。そのため、伊勢海老の鮮度が悪くなっていれば当然臭みも強くなってしまいます。

しかしトリメチルアミンによる臭みの場合は、綺麗に洗浄したり下茹でをするといったことで臭みを取り除けます。一方で雑菌が繁殖したことにより腐敗している場合は、たとえ加熱したとしても食べることはできないため注意しましょう。

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伊勢海老の味噌汁を臭くさせない対処方法

伊勢海老の味噌汁を生臭くさせないためにはどのような調理方法をとればよいのでしょうか。下処理の方法や、調理中に意識するポイントなどについて解説していきます。

アクを丁寧にとる

伊勢海老を使用した味噌汁を生臭くさせないためには、「念入りに灰汁をとる」ということが大切です。灰汁を念入りに取り除くことで、臭みの素となる成分や汚れが取り除かれ、上品な風味と旨味が感じられるお味噌汁になります。

先に酒や片栗粉などで臭いを消す

もう一つの方法は調理前に行う「下処理」の方法です。殻から取り除いた身に、片栗粉と料理酒を揉みこみ、洗い流す方法です。塩を小さじ1程度入れても良いでしょう。この方法は中華料理などでもよく使用されます。

殻ごと煮込む伊勢海老の味噌汁の場合はできないかもしれませんが、エビチリや焼き物などの調理の際は臭み取りの方法としておススメです。

伊勢海老が余った際の保存方法

伊勢海老が一度に食べきれない場合はどのように保存しておけばよいのでしょうか。鮮度よく保存しておくための方法や手順、冷蔵・冷凍保存する際の方法などについて解説していきます。

冷蔵の場合

伊勢海老を冷蔵保存する場合の方法を紹介していきます。大前提として、生きている場合は氷締めを行いましょう。生きたまま保存しておくと、身がやせ細ってしまい美味しくなくなってしまいます。

  • エビ洗浄し、水分をペーパータオルなどで綺麗に拭き取る。
  • 頭付きの場合は頭を取り外しておく。有頭のまま保存しておくと腐りやすいため。
  • 背ワタを取り除いてポリ袋に入れて冷蔵庫へしまう。

ある程度の下処理をしたのちに冷蔵保存した方が美味しく長持ちします。とは言えエビは消費期限が短いため、2日以内には食べ切るようにしましょう。

冷凍の場合

伊勢海老を冷凍保存する方法について紹介していきます。基本的には冷蔵保存の方法と同じですが、冷凍保存する際はより長期保存することが多いでしょうから、念入りに下処理すると良いでしょう。

  • 殻や頭を取り除き背ワタを取ったら、塩水でよく汚れを落とす。(500㏄に塩大さじ1程度)
  • 水分をふき取って保存袋などに入れ冷凍庫へ。

魚介類の汚れや臭みを取り除くため、塩水で洗い流す方法はとても有用です。伊勢海老の下処理を行う際も是非試してみてくださいね。

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伊勢海老がおいしくなるひと手間を紹介

伊勢海老を調理する際、より美味しくするためのワンポイントを紹介していきます。とても簡単ですから、購入した際は実践してみてくださいね。

殻ごと焼いてからだしを取る

まず一つ目の方法は「殻ごと焼いてから調理する」という方法です。伊勢海老の味噌汁などを作る際にとてもおススメの方法で、旨味が凝縮したり、香ばしい風味を感じられたりとメリットが多いです。

氷水で締める

続いて紹介する方法は「氷締め」です。氷締めとは、魚釣りなどを趣味で行っている方はご存知かと思いますが、氷水に生きたまま魚介類を保存することで、凍死させる方法です。

伊勢海老を氷締めすることにより、より歯ごたえが良くなり、コリコリとした食感を楽しむことができます

まとめ

今回は、伊勢海老の味噌汁を生臭くさせない方法や、伊勢海老を美味しく調理するためのポイントなどを紹介していきました。

この記事をまとめると

  • 臭みの原因は背ワタや、甲殻類特有の「トリメチルアミン」と呼ばれる成分!
  • 伊勢海老の臭みを取り除くためには、下茹でを行い念入りに灰汁を取り除くこと!
  • 伊勢海老を保存する際は、身を殻から外し、綺麗に下処理してから保存する。

いかがでしたか?伊勢海老の調理方法について、少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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