卵の殻の白いカビは危険?クチクラ層で卵を守る!選び方や保存方法も

卵は普段の食事に欠かせない食材の一つで、毎日欠かさず食べている人も多いのではないでしょうか。そんな卵の殻をよくみたら、白いカビのようなものがついていた!卵の殻の白いカビは危険?

そこで今回は、

  • 卵の殻の白カビは危険?
  • 卵の賞味期限は?
  • 安全で美味しい卵の選び方

これらのテーマについて調べてみました。

卵は食中毒を起こしやすい食材でもあるので、安全に食べる方法をしっかりと知りましょう。

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卵の殻の白カビは危険?

卵の殻についている白い斑点は一体なんなのでしょうか。気になっている方も多いのではないのでしょうか。まずはじめにくわしく見ていきましょう。

白い斑点はカビ?

卵の殻についている白い斑点模様は実はカビではありません。触ってみても表面がザラザラしていてカビとは違うことがわかります。赤い卵の場合は、茶色のザラザラした模様ができています。これは「クチクラ層」と呼ばれる膜になっています。

クチクラ層とは?

 クチクラ層とは内部を保護するために分泌される膜 のことを言います。つまり卵の中身を細菌などから守るために存在しています。そのためにクチクラ層がある卵の方が新鮮な卵の証拠にもなります。

キューティクルとも呼ばれている

クチクラ層はキューティクルとも呼ばれていて、こちらは聞いたことがあるのではないかと思います。キューティクルは人間の髪の毛にも存在していますよね!クチクラ層は卵だけでなく植物などさまざま生物に存在し、体表を保護したり水分の蒸発を防ぐ役割をしています。

クチクラ層は洗った方がいい?

卵のクチクラ層は洗おうと思えば洗い流すことができます。しかしクチクラ層は汚れなどではないためにその必要はありません。また洗い流すことによって、水分や細菌が卵の内部に侵入してしまう可能性があります。実は卵には見えないほどの無数の穴が開いていて、クチクラ層はその穴からの菌の侵入を防いでくれているのです。 食中毒などにならないためにも卵の水洗いは避けた方が良いでしょう。 

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卵の賞味期限は?

卵の賞味期限はどのくらいなのでしょうか。しっかりと期限内に食べるようにしたいですよね!

賞味期限はどのくらい?

平均的な卵の賞味期限は採卵後2〜3週間前後になります。記載されている賞味期限をしっかりと確認するようにしましょう。またパッケージに記載されている賞味期限は安全性を考慮して、この賞味期限よりも短く設定されているようです。かといって賞味期限を過ぎた場合は、特に生で食べることは控えた方がいいでしょう。

正しい保存方法は?

卵はスーパーなどで常温で売られているのを見かけますよね。実際常温でも保存することができますが、購入して自宅で保存する場合は冷蔵保存するようにしてください。保存方法はできるだけパックのまま冷蔵庫に入れることをおすすめします。パックから取ってしまうと衝撃が加わりやすいのと、賞味期限の紙を何処かになくしてしまう可能性があるので注意が必要です。

出荷時に殺菌洗浄されている

昔は卵に汚れがついている場合が多々見受けられましたが、現在ではほとんどの卵が出荷時に殺菌洗浄されています。殺菌洗浄は次亜塩素酸ナトリウムなどの殺菌剤が入っている温水で卵を洗浄し、その後ひび割れなどの確認などをして不良品を除いています。 日本の卵は他の国と比較できないほどに安全であると言われています。 

卵で食中毒は起きる?

卵を食べて食中毒になる話はよく聞くことがあると思います。卵の中でサルモネラ菌が増殖し、それによって食中毒が起こるからです。これは卵の保存状態や保存温度が悪かったり、傷んでいるとも知らずに生食してしまったりすると起こる可能性が高いです。注意してしっかりと保存するようにしましょう。

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安全で美味しい卵の選び方

ここまで卵についていろいろ知ることができましたが、安全で美味しい卵の選び方や食べ方はあるのでしょうか。最後に詳しくみていきましょう。

安全な卵の選び方はある?

日本の卵は安全な卵と言えますが、その中でもより安全な卵を選びたい場合は鶏の飼育環境や飼料などに着目するようにしましょう。平飼いの自由に動き回れる環境で育った鶏の方が卵に含まれている抗生物質の量も少ないです。パッケージに記載されている情報を確認し、納得できる卵を選ぶようにしましょう。

美味しい卵はどんな卵?

美味しい卵とは第一に新鮮な卵です。できるだけ賞味期限の長い新鮮な卵を選ぶといいでしょう。また 卵を割ったときに、黄身の色が濃く弾力があるほうが美味しい卵だと言えます。また大きさも大きい卵のほうが美味しく高級な卵が多いようです。 

安全な食べ方は?

卵を安全に食べたいときは、完全に火を通した卵を食べるようにしてください。卵の食中毒の原因であるサルモネラ菌はよく火を通すことで死滅します。温度としては75℃で1分以上加熱するのがいいでしょう。そのため半熟などにはせずにしっかりと火が入った卵を食べるようにしましょう。

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まとめ

今回は「卵の殻の白いカビは危険?クチクラ層で卵を守る!選び方や保存方法も」についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 卵の殻にあるザラザラしたものはクチクラ層である
  • クチクラ層とは卵を細菌などから保護する役割を果たしている
  • クチクラ層は汚れではないために洗い流す必要はない
  • 卵は自宅では冷蔵庫に保存して賞味期限をしっかりと守る
  • 卵の保存状態が悪いとサルモネラ菌が増殖する可能性があるので注意する
  • 美味しい卵は飼育環境が良く黄身の色が濃い

美味しくて新鮮な卵はしっかりと確認することで見分けることができそうでしたね。美味しい卵を選んで、毎日の食事をより楽しくしたいですね。

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