ひき肉はお肉の中でも傷みやすいと言われており、冷蔵保存しておくだけではすぐに変色して食べられなくなってしまいます。今回は、ひき肉の色が変色する理由や、ひき肉の賞味期限などについて解説していきます。
ひき肉は時間が経過すると灰色になってきますが、一体どうしてなのでしょうか?また、腐ってしまったひき肉はどのような状態に変化するのか、詳しく見ていきましょう。今回紹介していくテーマは、
- ひき肉が灰色になる理由は?
- ひき肉の賞味期限
- ひき肉が腐る場合の見分け方
- ひき肉を長持ちさせる保存方法
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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ひき肉が灰色になる理由は?
ひき肉の表面やパックの隅っこの方が灰色になってくる現象を目にしたことはありますか?購入してから日にちが経過するとこのような現象が見られますが、一体どうしてなのでしょうか。原因について解説していきます。
腐敗が進んでいる
ひき肉が灰色になっている場合は腐敗が進んでいる可能性が高いでしょう。腐っている場合は、お肉からヨーグルトのような発酵臭も同時に感じるでしょう。元々生のお肉はそれほど心地よい臭いではないのですが、腐敗が進んでいるお肉の臭いは強烈です。
鼻を近づけた瞬間に「ウッ!」とむせかえるような臭いを感じるでしょう。加熱しても臭いは消えませんし、食中毒の危険性もありますから、諦めて廃棄しましょう。
酸化が進んでいる
もう一つの原因は「酸化」です。ひき肉の脂や赤身部分が空気に触れることで成分が変化し、灰色になります。ひき肉は小間切れ肉やブロック肉に比べて断面が多いため、空気に触れる面積が多く酸化しやすいと言えます。
酸化したお肉はツンとするような酸っぱい臭いや味、腐敗臭を感じるでしょうから、食べないようにしましょう。
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ひき肉の賞味期限
ひき肉の賞味期限について解説していきます。冷蔵保存の場合はどれくらい日持ちするのか、冷凍すれば日持ちするのか、詳しく見ていきましょう。
1~2日が限度
ひき肉はお肉の中でも日持ち期間が短いと言えますから、冷蔵保存した場合でも1~2日以内には使い切りたいところです。冷蔵保存する場合は、チルド室やパーシャル室といった温度の低い場所で保存するようにしましょう。
もし使い切らない場合は、味付けをしないで油で炒めておくという方法も良いでしょう。肉団子などはできなくなってしまいますが、調味料を加えあんかけやそぼろなどに後々変更することは可能です。
冷凍でも1週間で使い切ろう
ひき肉は冷凍保存することも可能ですが、冷凍保存したとしても1週間程度で使い切りたい所です。ひき肉を冷凍保存する場合は、パックのまま冷凍しても良いですが、お徳用パックなどの場合は小分けにして冷凍しても良いでしょう。
1食分をラップで包み保存袋に入れる、保存袋にまとめて入れて平たくし、菜箸などで切れ目を入れてパキパキ折れるようにするなどいくつか方法があります。
ひき肉が腐る場合の見分け方
ひき肉が腐っている場合の見分け方について解説していきます。臭いや見た目、味の変化などに焦点を当てて見ていきましょう。
臭い・見た目の変化
ひき肉が腐っている場合、先ほど紹介したような酸っぱいような発酵臭を感じたり、色が黒ずんでくるといった変化が見られます。
臭いの異常を感じた場合は全体が腐っている可能性もありますが、色が部分的に黒い場合は取り除くことで食べられる場合もあります。自己責任にはなりますが、勿体ないと感じる場合は試してみても良いかもしれません。
味・肉の質の変化
ひき肉が腐っている場合、味にも変化が出始めます。食べた時に獣臭いような異常な臭みを感じる場合は腐っている可能性が高いです。また、触った時にネバっと糸を引いたり、表面がぬるぬるしている場合も腐っている可能性が高いです。
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ひき肉を長持ちさせる保存方法
ひき肉をできるだけ美味しく長持ちさせるためにはどのような保存方法が良いのでしょうか。具体的な保存方法や、お肉を使う際に意識することを中心に解説していきます。
火を通して保存する
生鮮食品全体に言えることですが、基本的には買ってすぐに食べる方法が一番美味しく食べられます。冷凍保存すると解凍した際に旨味や水分が流出してしまうからです。
そこで一つ紹介したい方法が、お肉に品質が良いうちに火を通しておくという方法です。加熱しておくことで数日は日持ちします。ハンバーグや肉団子は作れなくなりますが、そぼろや餡掛けといった調理方法には使用できます。
小分けにして冷凍する
もう一つの方法は「小分けにして冷凍保存」する方法です。やはり冷凍保存しておくことで日持ち期間はかなり伸びます。美味しさを度外視するのであれば1か月程度腐らせないで保存することも可能でしょう。
ひき肉は一度に全部使いきらないことも多いですから、ラップに包んで小分けにするなど、ご家庭ごとの使いやすい分量で分けて冷凍しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、ひき肉の変色の原因や、腐った際の見分け方、保存方法などについて解説していきました。
この記事をまとめると
- ひき肉の変色の原因は腐敗や酸化などが原因。どの状態でも食べられないので廃棄する。
- ひき肉が腐っている場合は、酸っぱい臭いや獣臭さを感じる。
- 日持ちさせる方法としては、小分けにして冷凍保存するか、加熱しておく方法がおススメ。
いかがでしたか?ひき肉が変色している場合は、基本的には腐っていますから、このような状態が見られた場合はその部分は食べないようにしましょう。勿体ない場合は自己責任にはなりますが、部分的に取り除いて食べる方法でもよいでしょう。
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