みずみずしさがおいしいキャベツ。キャベツは使いやすい食材なので、常備している家庭も多いはず。できることなら新鮮でおいしいまま、長く日持ちさせたいものですよね。そこで今回は
- キャベツを長持ちさせる方法は?
- キャベツの保存期間や保存方法は?
- 余ったキャベツの大量消費レシピ
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目次
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キャベツを長持ちさせる方法は?
キャベツを長持ちさせたいときにできる、簡単な方法をご紹介します。
つまようじを使った方法
キャベツを長持ちさせる保存方法は、切り方や芯をくり抜く方法など、いくつか考えられます。
中でも一番簡単なのが、つまようじを使って芯を刺しておく方法。
キャベツは収穫後も成長を続けるので、そのままにしておくと葉の栄養分が芯に奪われやすくなってしまいます。
そのため、保存するときには芯にひと手間加えるのがおすすめ。
芯の部分に、つまようじを3本さしてみてください。
こうすることでキャベツの成長が止まり、2週間程度日持ちがするようになります。
つまようじを挿したままの状態で、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
成長を止めることで長持ちする
キャベツに限らず、野菜は収穫後も自分の栄養を使って成長しようとします。
キャベツやレタスは芯に成長点があり、そこを壊すことでそれ以上の成長を止めることができるのです。
成長点とは、成長するための栄養が集まってくる部分のこと。
ここに養分を集めて、大きくなろうとしているのです。
成長点に他の部分から、つまり葉から栄養を送り続けるため、葉がしなびたりしてしまうんですね。
この芯の部分につまようじを3~4本刺して置いておけば、キャベツはなにもしないよりはるかに長持ちします。
日が経てば芯の周りは黒くなってきますが、葉はシャキッとした新鮮なまま保てるのです。
長持ちさせる道具もある?
つまようじではどうしても折れやすいため、専用の道具も販売されています。
レタスならまだしも、キャベツの芯はそうとうかたいですよね。
100円均一やホームセンターなどに、芯に刺す専用の道具が売られています。
プラスチックや金属の道具で、3本の針がついています。
これをそのまま芯に押し込めば、簡単に成長点を止めることができるという優れもの。
スーパーなどで、たまにキャベツの芯に切れ込みを入れて販売されていることがあります。
これはキャベツの成長を止めて長持ちさせるために、成長点を壊していたのです。
ですが家庭でキャベツの芯に切れ込みを入れるのは容易ではありません。
そのため、簡単に刺し込むことのできる道具が販売されているんですね。
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キャベツの保存期間や保存方法は?
キャベツの保存期間、また保存するときに気を付けたほうがいいことなど、順番にご紹介します。
保存期間の目安
丸ごとのキャベツなら、保存期間はおよそ2週間。
カットのものは傷みやすいので、1週間以内には食べきりましょう。
千切りにすれば空気に触れる部分が増えるため、日持ちはもっとも短い2~3日。
カットした部分は変色して、なんとなく傷んでいるように思いますよね。
これは切り口が酸化しているだけで、食べても問題はありません。
ただし、食感や風味は落ちてしまいますので、酸化する前に食べるのがベストです。
保存方法
キャベツは葉物野菜で傷みやすいため、常温保存には適していません。
冷蔵、冷凍で保存しましょう。
冷蔵で保存する場合、成長点を止めたうえで外側の葉からはがして使いましょう。
一番外側の傷んでいる葉は捨てず、ラップ代わりに使います。
食べられない外葉を残して、その内側の葉から順にはがしていきましょう。
またカットされたものは断面から傷みやすいため、キャベツは丸ごと買うのが一番おすすめです。
ある程度は冷蔵庫で保存できますが、それよりも持たせたいなら冷凍保存を。
冷凍保存の方法は
- カットする
- 塩もみする
- ゆでておく
の3種類の方法があります。
塩もみをすればキャベツの嵩が減るので、大量に保存したい場合におすすめです。
ただし下味がついているので、調理の際の塩分には注意が必要。
ゆでて保存しておいたキャベツは、すでに火が通っているので和え物などにおすすめです。
汁物に入れてもさっと温めるだけで仕上がるので、時短にも繋がりますね。
保存方法によって調理の際の使い勝手や仕上がりの味も変わってくるので、自分にあったスタイルを探してみてくださいね。
どんな料理に使うことが多いのかによっても、ベストな方法は変わってきますよ。
保存する時のポイント
スーパーでキャベツを買うときに、傷んでいる外側の葉を捨てていく人がいますが、これは捨てない方がいいです。
そのまま持って帰って、ラップの役割をしてもらいましょう。
キャベツはそのまま置いておくと乾燥してしまうので、乾燥対策にはキャベツの葉が有効です。
キャベツの葉はラップなどと違って水分を含んでいるので、ちょうどいい湿度を保つことができるのです。
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余ったキャベツの大量消費レシピ
キャベツを急いで食べたい、そんなときにできる大量消費レシピをご紹介します。
お好み焼き
キャベツをたっぷり使い、粉を少なめにしたお好み焼きはいかがでしょうか。
- キャベツを千切りにする
- ボウルにキャベツ、卵、薄力粉、水を入れて粉っぽさがなくなるまで混ぜる
- 中火で熱したフライパンに油をひく
- 生地を平たく置き、薄切りの豚肉を表面に並べたらしばらく蒸し焼きにする
- 焼き色がついたら裏返し、再び蒸し焼きに
- 豚肉に火が通り、竹串を刺しても粉がついてこなければ皿にあける
- ソース、マヨネーズ、鰹節、青のりなどをかけてできあがり
味付けはお好みで、しょうゆやポン酢でもおいしく食べられます。
また生地にはキムチやチーズ、魚介類など好みのものを足してみてくださいね。
オムキャベツ
- キャベツは千切り、豚肉は一口サイズにカットする
- フライパンにキャベツ、豚肉、塩こしょうを入れて炒める
- 火が通ったら皿にあけ、再度フライパンに溶き卵を入れる
- 薄焼き卵に火が通ったら先ほどのキャベツ炒めを中央あたりにのせる
- フライパンをひっくり返して皿に盛る
- お好みでソース、マヨネーズなどをかけて完成
お好み焼きに似ていますが、卵がメインの料理なのでまったく違う味わいです。
これに粉を混ぜて焼き上げればとん平焼きになって、そちらもおすすめですよ。
コールスローサラダ
キャベツだけを使ってコールスローサラダを作りましょう。
- キャベツを千切りにする
- ボウルにキャベツ、塩を入れてよく揉みこむ
- 10分ほど置き、水気をしぼる
- 別のボウルにマヨネーズ、酢、砂糖を入れて混ぜる
- ここにキャベツを加えて全体になじむまで混ぜ合わせる
- 器に盛り付けて完成
塩もみしたキャベツは、水気をしっかりしぼることで水っぽさを回避します。
キャベツの食感にマヨネーズの酸味が絡み、シンプルですがおいしいサラダができあがりますよ。
キャベツをふんだんに使うので、大量消費にはもってこいのレシピです。
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まとめ
この記事をまとめると
- キャベツは芯にある成長点をとめることで長持ちさせることができる
- キャベツをさらに持たせたいなら冷凍保存する
キャベツはどんな料理にもあうので、常備しておきたい野菜のひとつ。
丸ごとのキャベツは量が多いと思ってしまいますが、冷凍保存もできるなら、一番新鮮な丸ごとのキャベツもこわくないですよね。
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