“鮭とば”という北海道の食品を知っていますか?おつまみや保存食として食べられているものですが、どれくらい日持ちするのでしょうか?今回は、
- 鮭とばの特徴・味は?
- 賞味期限はどれくらい?
- カビも食べられるの?
- 腐るとどうなる?保存方法
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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鮭とばとはどんな食べ物?
特徴
“鮭とば”とは、秋鮭を半身にして皮を付けたまま干して乾燥させたものです。縦に細切りにするのが特徴で、海水で洗い潮風に当てて干します。
北海道の郷土料理で、元々はアイヌ民族の保存食として食べられていました。かつえは秋鮭の捕獲量があまり多くなかったため、長期間保存できる食品として考えられたようです。
『鮭とば』という名前は、アイヌ語で『鮭の身を切って細切りにし乾燥させたもの』を表す『tupa(トゥパ)』という言葉が語源となっています。
どんな味?まずい?美味しい?
鮭とばは塩気が強いので、そのまま食べるとかなりしょっぱいです。乾燥させているので食感は皮も身も非常に硬く、一度に沢山食べるようなものではありません。
しょっぱいものの噛めば噛むほど鮭の旨味が広がり、炙ると香ばしさも出て美味しいと言われています。
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食べ方
鮭とばの食べ方としては、細切りにしてそのまま食べたり、スルメのように炙って食べたりします。炙ると柔らかくなるので、そのままの硬さが苦手な方には炙りがオススメです。
また、お酒に合うおつまみとして食べたり、日本酒に漬けた『酒びたし』もあります。酒びたしにしたものは、炊き込みご飯にしても食べることができます。鮭の旨味と風味がご飯に染み込んで美味しい一品です。
鮭とばの日持ちはどれくらい?
鮭とばは保存食として食べられていた食品でもあるため、長期保存が可能です。その日持ちは、常温の冷暗所と冷蔵庫で約3ヶ月、冷凍すれば1年となっています。
中には真空パックになっているものもあり、未開封であれば半年近く日持ちするものもあります。鮭とばの賞味期限が長いのは、乾燥させているため、そして塩気が強いためです。
賞味期限切れはいつまで食べられる?
鮭とばは腐りにくい食品なので、賞味期限切れでも多少の期間であれば食べられることが多いです。乾燥しているので腐りにくく、保存状態が良ければ賞味期限以上に日持ちします。
ただし、あまりにも賞味期限を過ぎていたり、保存場所が悪いと腐ってしまうこともあるので注意しましょう。
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鮭とばは腐るとどうなる?
保存性の高い鮭とばですが、腐ることもあります。賞味期限切れや保存状態の悪さによって腐ってしまったものには、このような変化が見られます。
- カビが生える
- 変色する
鮭とばは腐るとカビが生えることが多く、白く変色したりふわふわしたものが付着したりします。
カビも食べられるって本当?
“鮭とばのカビは食べられる?”と疑問に思われることが多いですが、カビにはカビ菌がいるので食べない方が安全です。カビたものを食べると、下痢や腹痛などの食中毒症状が出ることがあります。
鮭とばの保存方法
未開封でも開封後でも基本的に常温保存でOKです。乾燥ものなので、湿度には注意しましょう。開封後は湿気ないよう密閉袋や密閉容器に入れ、美味しさをキープしましょう。
冷凍保存
長期間保存したい場合は、冷凍がオススメです。鮭とばは元々保存食のために食べられていたものなので、冷凍すれば1年は日持ちさせることができます。
冷凍焼けをしないよう、密閉袋や密閉容器に入れて保存しましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- 鮭とばは北海道の郷土料理で元々アイヌ民族の保存食として食べられていた
- 賞味期限は常温・冷蔵:約3ヶ月 / 冷凍:約1年
- 腐るとカビる!カビたものは食べられないので注意!
- 長期保存したい場合は冷凍保存がオススメ→冷凍焼けを防いで
鮭とばはお酒のおつまみとして美味しい魚の食品です。長期保存が可能ですが、腐るとカビが生えてしまいます。カビたものは食べられないので、残念ですが廃棄しましょう。上手く保存してみてくださいね。
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