ラム肉をしゃぶしゃぶにするラムしゃぶは、北海道の郷土料理のひとつです。他の地域ではなかなか食べる機会がないかもしれませんが、どんな味がするのでしょうか?今回は、
- ラムしゃぶの特徴・味・具材
- 多少レアでも食べられる?
- ラムしゃぶの栄養と効果
- 食べすぎると下痢・腹痛に?
こちらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ラムしゃぶとはどんな料理?
特徴
ラムしゃぶとは、名前の通りラム肉を使ったしゃぶしゃぶです。ラム肉は生後12ヶ月未満の羊の肉で、牛肉や豚肉と比較すると柔らかい肉質、高タンパクで低カロリー・栄養満点のお肉です。
ラムしゃぶは北海道の郷土料理で、一般的には薄くスライスしてロール状にした冷凍ラム肉を、出汁に入れてしゃぶしゃぶします。出汁は、醤油ベース・ごまベース・味噌ベース・塩ベースなど様々で、これといった決まりはありません。
どんな味?まずい?美味しい?
ラムしゃぶの味は、“クセがなく食べやすい、美味しい”という声や、“臭みがあってまずい”という声など様々です。高タンパクでヘルシーなので、ダイエット中に食べるお肉としても好まれています。
臭みがある?
ラムしゃぶには“臭みがある、臭い”と言われることがありますが、ラム肉は豚肉や牛肉を比べてアクが多く出るお肉です。そのため臭みを感じることもあるようですが、お肉の質によっては臭みがないものもあるので、必ずしも臭いというわけではありません、
具材は?
ラムしゃぶの具材は、ラム肉以外にネギや白菜・ニラ・レタス・もやしなど好みの野菜を入れます。しめにはラーメンやうどんなどの麺類を入れたり、ご飯を入れて雑炊にしたりと、楽しみ方は色々です。
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ラムしゃぶはレアでも食べられる?
ラム肉は生でも食べることができるお肉です。そのため、完全に火が通るまでしゃぶしゃぶしなくても食べることができます。しかし、生食できるのは鮮度が非常に良いものに限ります。
スーパーで販売されているラム肉は加工してから時間が経過しているものが多いため、生で食べるのは難しいでしょう。ラムしゃぶ専門店など、レストランで提供されているものはしっかり管理されたお肉なので、ややレア気味で食べたい場合はお店で食べるのをオススメします。
トキソプラズマ菌食中毒
生食できるラム肉ですが、しっかり衛生管理がされていない生のラム肉を食べるとトキソプラズマ菌を原因とした食中毒を起こす可能性があります。
トキソプラズマ菌は食材と一緒に体に入ってしまっても、免疫力のある人であれば症状が出ずに終わることも多いです。
しかし、体調不良で免疫力が低下していたり、妊娠中の方は食中毒にかかりやすくなっているので注意が必要です。ラム肉が持つトキソプラズマ菌による主な食中毒症状には、下記のようなものがあります。
- 下痢
- 腹痛
- 吐き気・嘔吐
トキソプラズマ菌に関しては、67度以上で1〜2分の加熱をすることで死滅すると言われています。ラムしゃぶのお肉は薄いのですぐに火が通りますが、ラムチョップなど他の料理でラム肉を調理する際は注意しましょう。
ラム肉の栄養成分と効果
栄養素
ラム肉には、ビタミンB2などのビタミン類が豊富に含まれています。高タンパクで低カロリーなのでダイエット中や筋肉作りにも適したお肉で、カルシウムや鉄分などのミネラルもバランス良く含まれています。ヘルシーな上に栄養バランスも良いのが特徴です。
- ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
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効果・効能
羊肉は栄養バランスが良いので、様々な効果を期待することができます。
- 筋肉を作る
- ダイエット効果
- 貧血予防・改善
- 美肌効果
ラムを食べると便秘・下痢になる?
ラム肉が体質に合わないと、消化不良を起こして下痢をしたり便秘をしたりすることがあります。食中毒の可能性もありますが、そうでない場合はラム肉に含まれている『ステアリン酸』という脂肪分が原因です。
消化に悪い?
ステアリン酸は冷えると固まりやすい性質を持っているため、消化に時間がかかります。元々お腹の弱い方はお腹を壊しやすいので、食べ過ぎには注意しましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- ラムしゃぶは北海道の郷土料理で、薄くスライスした冷凍でロール状のお肉をしゃぶしゃぶする
- 豚肉や牛肉よりもアクが出やすいので、臭みがあると言われることもある
- 生食できるがレストランなど専門店で安全なものを
- 生のラム肉で食中毒になることもあるので家庭調理は注意
ラムしゃぶは北海道の料理なので、他の地域ではなかなか食べられない料理でもあります。東京都内など、ラムしゃぶを食べられるお店があるところもあるので、気になる方は是非チェックしてみてください。
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