だしやおやつとして食べられているいりこ。名前は聞いたことあるけど、よく知らないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、いりこについて、
- いりこってどんなもの?
- いりこの栄養がすごい!
- おすすめいりこの使い方
をテーマに紹介していきます。いりこについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
スポンサードリンク
目次
|
|
いりこってどんなもの?
そもそもいりことはどんなものなのでしょうか。ここでは、いりこの特徴や摂取量について紹介していきます。
いりことは?
いりことは、一般的にかたくちいわしを煮て干したものを指します。
ウルメイワシやマイワシ、イカナゴ、サバ、トビウオなどが使われることがあるため、ひと口にいりこといっても、さまざまな見た目や味わいがあります。
にぼしとは違うの?
いりことにぼしは同じものです。呼び方の違いは地域によるもので、西日本ではいりこ、東日本ではにぼしと呼ばれています。
いりこはそのまま食べられる?
出汁として使用するイメージが強いですが、いりこはそのまま食べられます。たんぱく質やカルシウムを気軽に摂取できるので、おやつにするのもおすすめです。
いりこの一日の摂取量は?
摂取量は、1日に30g程度が目安です。いりこは塩分が多いので、食べすぎには気を付けてください。
塩分過多にならないよう、塩分無添加のものを選ぶのがおすすめです。
スポンサードリンク
いりこの栄養がすごい!
ここでは、いりこに含まれる栄養素や、効果について紹介していきます。
いりこの栄養
いりこの原料であるかたくちいわしには、以下のような栄養素が含まれています。
- 鉄分
- EPA
- DHA
- タウリン
- ペプチド
- たんぱく質
- カルシウム
- イノシン酸
いりこの効果
ミネラルは、体に必要な量はごくわずかですが、身体の機能をコントロールする上で欠かすことのできない栄養素です。
いりこには、カルシウムをはじめとして、現代人に不足しがちな必須ミネラルが豊富に含まれています。
カルシウムと言えば、骨や歯を作る、心を落ち着かせるなどの効果がよく知られています。そのほかにも、神経の情報伝達、筋肉の収縮など、大切な働きもあります。
鉄分は日本人が不足しやすい栄養素の一つです。鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血になります。
貧血になるとからだが重い、息がきれる、顔色が悪い、疲れやすいと感じるようになります。
EPAは、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ働きがあります。DHAは、血液中の脂質を低下、血糖の低下、抗血栓作用、また、記憶力の増強などの効果が期待できます。
どんな人におすすめ?
おやつにもぴったりないりこは、手軽に栄養を摂取できるため、普段あまり魚を食べない方におすすめです。
スポンサードリンク
おすすめいりこの使い方
ここでは、おすすめのいりこの使い方を紹介します。いりこを上手に活用できず、困っている方はぜひ参考にしてみてください。
だしに
いりこのだしは、魚そのものの力強い風味が楽しめます。特に味噌と相性が良いので、味噌汁におすすめです。そのほか、うどんのつゆや煮物にも活用できます。
だしの取り方は以下の通りです。
材料
- 水 2カップ(400ml)
- いりこ 6~8g
- いりこの下処理をします。頭をつまんで取り、腹を爪で開いてください。中に黒い内臓が見えるので、取り除きます。
- 分量の水を入れた鍋にいりこを入れ、5分ほど置きふやかします。
- 火にかけます。沸騰してから、7〜8分ほど弱火で煮ます。煮すぎると、えぐみが出てしまう原因になります。アクが出るようであれば、すくい取ってください。
- 布巾や晒、厚手のクッキングペーパーなどを敷いたザルで、ゆっくりと静かに漉します。
- そのまま1〜2分おいておきます。
- ザルを持ち上げたら、いりこ出汁の完成です。
冷蔵庫なら3日、冷凍庫で1〜2週間程度日持ちします。製氷機で氷のように凍らせておいても便利です。
スポンサードリンク
佃煮に
おかずやおやつにぴったりの佃煮です。
材料
- いりこ(無塩) 50g
- ごま 大さじ2
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 砂糖 大さじ2
- いりこを、フライパンで弱火で乾煎りします。
- いりこがパリッとしたら、皿にとっておきます。
-
フライパンにしょうゆ、みりん、砂糖を入れ中火にかけてへらで混ぜます。
- たれがふつふつしてきたら火を弱め、2のいりこを入れてたれをからめます。
- ゴマを入れて、混ぜ合わせ、火を止め完成です。
たれは煮すぎると苦くなるので気を付けてください。
和え物に
いりこは、さまざまな野菜と相性が良く、ピーマンや小松菜を使用して和え物にしても美味しく食べられます。
ここでは、キャベツといりこの酢和えレシピを紹介します。
材料(2人分)
- キャベツ 300g
- いりこ 大さじ3~4
- 白ごま 大さじ3
- ※酢 大さじ4
- ※しょうゆ 大さじ1
- ※砂糖 大さじ2
- 白ごまはフライパンで炒り、すり鉢に入れてよくすります。※の材料をすべて加え、さらにすり混ぜます。
- 1にいりこを入れて、しんなりするまでしばらく漬けます。
- キャベツは一口大に切り、塩(分量外)を入れた熱湯でゆでて、しんなりしたらざるにあげて水けをきります。
- 2に3を入れて和えたら完成です。
まとめ
いりこについて紹介してきましたが、いかがでしたか?いりこは煮干しとも呼ばれ、おやつやだしとして親しまれています。
栄養も豊富なので、ぜひ食卓に取り入れてみてください。
スポンサードリンク