レーズンはパウンドケーキに入れたり、そのまま食べても美味しいドライフルーツですが、食べる効果にはどのようなものがあるのでしょうか?毎日続けて食べる場合は、1日にどのくらいが目安量なのでしょう?今回は、
- レーズンの栄養素と効果
- 食べ過ぎは体に悪い?
- 1日何粒くらいが目安量?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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レーズンとはどんな食べ物?
学名 | Vitis spp. |
分類 | ブドウ科ブドウ属 |
原産地 | コーカサス地方 |
仏名 | vigne |
独名 | Traube |
旬の時期 | 8月〜10月 |
主な生産地 | 山梨、長野、山形 |
レーズンの素であるぶどうの歴史は非常に古く、紀元前4000年前の古代オリエントでは既にぶどう栽培が始まっていました。日本へはシルクロードを経由して中国から伝来したと言われています。
日本では生食が主流ですが、世界の約8割はワインに加工されています。世界中で1万種類以上の品種があるぶどうですが、日本では100種類ほど栽培されています。
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レーズンの栄養成分と効果
栄養素
レーズンは、糖類の中で最も吸収が早いブドウ糖が主成分です。体内で素早くエネルギーに変換されるため疲労回復効果が抜群です。
- ブドウ糖:ブドウ糖は、穀類や果物に多く存在している糖分です。水に溶けやすく0.1%血液に存在しています。脳はブドウ糖しかエネルギーにすることができず、1日に摂取したブドウ糖の約20%を消費すると言われています。また、体の酸素を運ぶ赤血球もブドウ糖をエネルギーにするためかけがえのない栄養素です。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
効果・効能
レーズンは乾燥されているため、食物繊維も多く含まれています。それによって便秘解消や整腸作用、美肌効果なども期待することができます。
また、ポリフェノールには抗酸化作用があるため、体の老化防止やアンチエイジングにも効果的です。鉄分も多く、貧血予防も期待できます。
- 便秘解消
- 美肌効果
- アンチエイジング
- 貧血予防
- 高血圧予防
- 利尿作用
- むくみ解消
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レーズンの食べ過ぎは体に悪い?
レーズンには体に良い栄養素が豊富で色々な健康効果や美容効果が期待できる食品ですが、食べ過ぎることによって腹痛や下痢を起こすことがあります。
その原因成分となるのは食物繊維で、食物繊維は適量であれば腸内環境を良くし便秘を解消してくれるのですが、過剰摂取すると消化不良を起こし、下痢をしたり腹痛を引き起こしたりします。また、糖分が多いので食べ過ぎは太る原因になることもあります。
カロリーは低い?高い?
レーズンのカロリーは100gあたり約300kcal、糖質量は約60gとなっています。どちらも低い値ではないので食べ過ぎは禁物です。
カロリー・糖質共に低いわけではないので食べすぎに注意!
1日の摂取量はどれくらい?
効果を得つつ食べ過ぎにならない1日のレーズンの量は、50g前後となります。
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まとめ
この記事をまとめると
- レーズンは、便秘解消・美肌・高血圧・むくみなどに効果的
- 食べ過ぎは食物繊維によって下痢・腹痛を起こすことも
- 1日の摂取量目安は約50g
- 100gあたり約300kcalと高カロリーなので食べ過ぎは太る原因にもなる
レーズンは食物繊維やポリフェノール、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれているので、普段のおやつとしてもオススメです。食べ過ぎると食物繊維の摂りすぎで下痢や腹痛を起こすこともあるので、適度に取り入れてみてくださいね。
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