皆さんはレーズンを料理に使ったことはありますか?あまり料理に使うことはないかもしれませんがお菓子作りになると様々な場所で登場してきますよね。
そんなレーズンは様々な加工状態で販売されています。特にセミドライのレーズンであればよく見かけますが、完全にドライフルーツになったレーズンの場合固すぎて食べにくいという声が多いのも特徴です。
今回の記事では、
- レーズンってどんな食材?
- レーズンの栄養は?
- レーズンのオイルコーティングを取る方法
- レーズンのおすすめの戻し方
これらについて解説していきたいと思います。
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レーズンってどんなもの?
レーズンの素であるぶどうの歴史は非常に古く、紀元前4000年前の古代オリエントでは既にぶどう栽培が始まっていました。日本へはシルクロードを経由して中国から伝来したと言われています。
日本では生食が主流ですが、世界の約8割はワインに加工されています。世界中で1万種類以上の品種があるぶどうですが、日本では100種類ほど栽培されています。
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レーズンに多く含まれる主な5つの栄養素
レーズンは、糖類の中で最も吸収が早いブドウ糖が主成分です。体内で素早くエネルギーに変換されるため疲労回復効果が抜群です。
- ブドウ糖:ブドウ糖は、穀類や果物に多く存在している糖分です。水に溶けやすく0.1%血液に存在しています。脳はブドウ糖しかエネルギーにすることができず、1日に摂取したブドウ糖の約20%を消費すると言われています。また、体の酸素を運ぶ赤血球もブドウ糖をエネルギーにするためかけがえのない栄養素です。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です。
- アントシアニン:アントシアニンは天然に存在する色素の一種です。赤紫の色のキャベツやナス、ブルーベリーと言った紫色の果物や野菜に多く含まれています。代表的な健康効果は、視力に関わる眼精疲労の解消効果やメタボ解消の力があります。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
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レーズンの下処理に戻し方について
レーズンは非常に豊富な栄養素を含むということが分かって頂けたと思います。ではそんなドライレーズンを食べる時の下処理や戻し方について解説していきたいと思います。
ドライレーズンを戻して食べることによって小さなお子さんでも食べやすくなったり、固いレーズンが苦手という方でも食べやすくなりますので覚えておくと良いでしょう。
商品によっては既に柔らかくなっているセミドライのレーズンも販売されていますので、そちらの場合はそのまま使うことができますよ。
下準備
実は市販のレーズンは、劣化を防ぐためにオイルコーティングされていたり、酸化防止剤などが添加されていることも多いです。その為、食べた時に食味が悪くならないようにこれらを洗い流します。
方法は簡単で、ぬるま湯で軽く洗い流すだけです。ぬるま湯の中に塩を入れて洗い流す、という方もいるようです。ぬるま湯をかけるとわかりますが、お湯の表面に油膜のようなものができることもあります。
それほどゴシゴシ洗わなくても大丈夫ですから、優しく数回洗い流すようにして下処理をしましょう。
レーズンを戻す方法
①ぬるま湯につける
綺麗になったレーズンをお湯で戻すと、水分を吸って柔らかくなり、とても食べやすくなります。強い甘みや苦手な臭みなども軽くなるかもしれませんね。
レーズンがかぶるくらいのお湯(ぬるま湯~少し熱いお湯くらい)に浸して、10~15分程度そのまま待ちます。するとレーズンが水分を吸って大きくなってきますよ。
こうなれば、後は蒸しパンなどの色々なおやつに簡単に使えます。手間が気になる方はそのまま戻さずに食べても大丈夫です。
②蒸し器を使う
パン作りなどにこだわって使いたい場合は蒸し器を使うと良いでしょう。手間はかかりますが、この方法の方がよりふっくらとした仕上がりになるようですよ。やり方を以下でまとめます。
- 蒸し器の下鍋に5~7割くらいのお湯を沸かす
- 蒸し器から蒸気が出る状態にする
- 蒸し器に布やキッチンペーパーを敷く
- 均一にレーズンを散らせ、5分程度蒸す
片付けは大変ですが、やり方自体は簡単ですね。美味しく食べたい!という方は試してみても良いかもしれません。
③牛乳
牛乳にも水分が含まれていますから、浸しておけばレーズンが戻るのも納得がいきますね。温かい牛乳に15分程度つけるだけで簡単に戻せるようです。
気になる仕上がりですが、牛乳にもレーズンの成分が溶け出し、少し茶色がかった甘い牛乳になるようです。戻した牛乳は、レーズンパンを作る際などにレーズンと牛乳を一緒に使えて一石二鳥と評判のようです。
そのままミキサーなどにかけてレーズンを細かくし、温めて飲む「レーズンホットミルク」もとても美味しいようですよ。
④ヨーグルト
ヨーグルトに漬けておく事でもレーズンを戻すことができます。やり方もとても簡単で、市販のプレーンヨーグルトなどにそのままレーズンを入れて一晩おくだけです。
ふっくらとしたヨーグルト風味のレーズンと、ヨーグルトもほのかにレーズンの色が溶け出して甘くなるようですよ。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- レーズンはぶどうの身を乾燥させて作るもの
- とても栄養価が高くポリフェノールが豊富に含まれているのがポイント!
- レーズンはそのままだと固くて子供だと食べにくい場合がある
- レーズンは購入したばかりのものだとオイルコーティングされているものが多いので、オイルを取ると美味しくなる
- ぬるま湯につけておいたり、蒸し器で戻したり、牛乳やヨーグルトにつけておく方法で柔らかくして使うのがおすすめ
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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