ブルーチーズとゴルゴンゾーラの違いはわかりますか?どちらも青カビの生えたチーズで独特な風味があります。見た目もそっくりでチーズ文化の深くない日本人にとっては『何が違うのかわからない』という人が多いでしょう。そこで、今回は
- ブルーチーズとは
- ゴルゴンゾーラとは
- ゴルゴンゾーラのおすすめの食べ方
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目次
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ブルーチーズとは
チーズにはたくさんの種類がありますが、ブルーチーズは独特な風味で個性が際立つチーズです。日本ではカビの生えたチーズといえば『ブルーチーズ』や『ゴルゴンゾーラ』を目にすることが多いですが、実はブルーチーズというのは“カビが生えたチーズ”のことで、ゴルゴンゾーラはその中のひとつです。
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ゴルゴンゾーラもブルーチーズのひとつ
チーズは大きく分けると7種類に分けられます。『ナチュラル』『セミハード』『ハード』『白カビ』『青カビ』『ウオッシュ』『シェーブル』です。
ブルーチーズは青カビチーズのことで、牛乳や羊乳からチーズを作る過程で青カビを入れて熟成させて作ります。チーズの表面ではなく、チーズの中に穴を開けてカビが繁殖するので断面が大理石のように見えるとも言われています。
ブルーチーズならではの特徴的なにおいと強い塩味はクセになる味なのだそうです。
ゴルゴンゾーラはブルーチーズに分類されるチーズのひとつで、日本では最もよく食べられている青カビチーズです。
なぜブルーチーズのカビは食べられるの?
『カビはアレルギーの原因になる有害なもの』というイメージがありますが、ブルーチーズに繁殖しているのは毒素を出さない特殊なカビなので食べても問題ありません。
ただ、保存状態によっては青カビではないカビは生えてしまうことがあります。チーズの表面に白やピンク、黒のカビが生えていたらそれは食べてはいけないカビなので、注意してくださいね。
他にどんな種類がある?
ブルーチーズにはたくさんの種類がありますが、世界三大ブルーチーズと呼ばれる有名なチーズを3つご紹介します。
ゴルゴンゾーラ
イタリアのゴルゴンゾーラが原産地の牛乳で作られるブルーチーズで、クセが少なくマイルドです。
スティルトン
イギリスの指定された3州で低温殺菌された牛乳を使用して作られています。表面は茶色っぽく、中はクリーム色をしていて、青カビが大理石のような筋状で入っています。青カビは少な目で、クセの少ない種類です。
ロックフォール
フランスのロックフォール・シュール・スールゾンが原産で、フランス最古のチーズと言われています。羊乳で作られるので、独特なにおいと塩味が強くクセが強いチーズです。
<チーズの種類>
ナチュラル | セミハード | ハード | ウォッシュ |
クリームチーズ | チェダーチーズ | マンチェゴ | エポワス |
マスカルポーネチーズ | ゴーダチーズ | パルミジャーノ・レッジャーノ | リヴァロ |
モッツァレラチーズ | カンタルチーズ | エダムチーズ | ショーム |
青カビ | 白カビ | シェーブル |
ゴルゴンゾーラ | カマンベールチーズ | サントモール・ド・トゥーレーヌ |
スティルトン | ブリー・ド・モー | ヴァランセ |
ロックフォール | ヌーシャテル | セル・シェール・シェール |
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ゴルゴンゾーラとは
ゴルゴンゾーラは、青カビチーズの中では日本で最もよく見かける種類です。
特徴
イタリアのゴルゴンゾーラが原産地で、ブルーチーズの中では青カビの量が少ないので独特なにおいと塩味が少ないのが特徴です。
ゴルゴンゾーラは青カビの量に差があります。青カビが少ないのが『ドルチェ』で、多いのが『ピカンテ』です。青カビの量が少ないほどマイルドで、多くなるほど独特な風味が強くなります。ドルチェは甘口、ピカンテは辛口とも言われます。
日本で一般的に売られているのは『ドルチェ』です。
どんな味?
ベースとなるチーズの原材料が牛乳なので日本人にも馴染みがある味です。ブルーチーズの中では青カビの量が少なく、塩味が控えめでクセが少ないため食べやすい種類です。柔らかくてねっとりとしたクリーミーな食感です。
製造方法
ミルクに青カビ菌、乳酸菌、凝固酵素を加えて凝固させます。これを専用の型に入れて、ホエイ(乳清)を除去し、固まったら型から出して塩を刷り込みます。
型に入れて熟成させる途中で、チーズに穴を開けて均一にカビが発育するように促します。
熟成期間が長いほど、カビが成長するのでブルーチーズ独特の風味が強くなります。
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ゴルゴンゾーラのおすすめの食べ方
ゴルゴンゾーラのおすすめの食べ方をご紹介します。
そのまま
ゴルゴンゾーラはブルーチーズの中ではクセが少ないので、ワインのおつまみや前菜としてそのまま食べてもおいしいです。
サラダにトッピングしたり、バケットやクラッカーに乗せて食べるのも良いですね。
パスタやリゾットに
ゴルゴンゾーラは、生クリームと一緒に加熱するだけで、コクのあるチーズソースになります。そのままパスタやリゾットに使えば、レストランで出されるような本格的な料理になります。
はちみつをかけて食べる
ゴルゴンゾーラはハチミツとの相性が抜群です。ブルーチーズの独特な風味がマイルドになるので、食べやすくなります。ブルーチーズを初めて食べるという人におすすめの食べ方です。
まとめ
『ブルーチーズとゴルゴンゾーラの違い』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- ゴルゴンゾーラはブルーチーズのひとつ
- ゴルゴンゾーラはクセが少なく食べやすい
ブルーチーズは日本には食べる習慣がなかったので、まだ独特な見た目と風味が気になるという人が多いようです。でも1度食べてみるとクセになる味なのでぜひ挑戦してみて欲しいです。ゴルゴンゾーラはブルーチーズの中でも食べやすいタイプなので、まずはゴルゴンゾーラのドルチェから食べてみてくださいね。
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