ハマナスとローズヒップの違いは?食べ方は?毒があるのはどっち?

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女性に人気のハーブと言えばローズヒップ!ハマナスとローズヒップの違いをご存じですか?今回は、ハマナスとローズヒップの魅力を余すところなくご紹介します。最後まで読み終わる頃には、ローズヒップティーが飲みたくなるでしょう♪今回の内容は、次の通りです。

  • ハマナスとローズヒップの違いは?
  • ハマナスの実の食べ方は?
  • ハマナスの実の栄養
 

ハマナスとローズヒップの違いは?

違いは?

ハマナス(浜茄子)

ハマナスは、バラ科バラ属の植物です。海岸の砂地に自生し、5月から8月にかけて濃いピンク色や白い花を咲かせます。冷涼な気候を好むハマナスは北海道の各地に自生しており、アイヌのひとたちに古くから愛され効能が有効利用されてきました。北海道以外にも、茨木県、島根県の浜辺に分布しています。また、ハマナスの根は、煮出して絹糸を浅黄色に染める染料としても使われています。

ローズヒップ

ローズヒップは、バラ科バラ属(ハマナス、イヌバラ)の果実です。訳すると野バラの実という意味になります。色は赤、オレンジ、濃い紫色など。9月中旬頃に収穫の時期を迎えます。ローズヒップは、ビタミンCが多くハーブティー、ジャム、マーマレードなどに加工して飲食できます。また、アロマやコスメ、民間薬としても用いられています。

なぜ呼び方が違う?

ハマナスは植物のことを指していますローズヒップはハマナスやイヌバラの果実のことを指しています。植物か果実かで呼び方が違うということです。

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ハマナスの実の食べ方は?

ジャム

ハマナスの実(ローズヒップ)は、酸味が強いのが特徴です。砂糖などで加工するジャムは、パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたり、シリアルに入れたり、お菓子の生地に加えたり・・・さまざまな食べ方が楽しめます。

材料

  • ハマナスの実 550g
  • 水 1リットル
  • 塩 小さじ½
  • レモン 大さじ1
  • さとう 50g
作り方レシピ
  1. ローズヒップを水洗いし、半分に切って種・ワタを取り除きます

  2. 適度に刻んで柔らかくなるまで煮ます

  3. ザルで濾したピューレに、砂糖とレモン汁を加えて煮詰めます

  4. 冷ましたら、清潔な瓶に詰めて完成

ハーブティー

上記のジャムをお湯で溶いたローズヒップティーもおすすめです。また、乾燥させたものをハーブティーとしていただくこともできます。ローズヒップティーは酸味の強いハーブティーですが、ノンカフェインなので、妊婦さんや授乳中のママも安心して飲むことができます

作り方レシピ
  1. ローズヒップを水洗いして、半分に切り、種・ワタを丁寧に取り除きます

  2. ローズヒップの実を風通しのよい日陰で乾燥させます(完全に乾燥するまで約1ヶ月ほど。保存する場合は清潔な瓶に入れましょう)

  3. あらかじめお湯であたためておいたポットにローズヒップを入れ、蒸らすとルビー色のハーブティーになります。3分ほど蒸らすとおいしくいただけます。

毒性はある?

ハマナスの実に毒性はありません。ただし、生食するものではないので、ハーブティーやジャムのように何かしらに加工する必要があります。また、過剰に摂取すると、腹痛・下痢を起こす方もいるようですので、食べ過ぎ・飲みすぎにはお気を付けください。

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ハマナスの実の栄養

栄養

ビタミン

ビタミンCビタミンEが豊富に含まれています。

ビタミンC

ビタミンCの量は、レモンの約20倍も含まれています。ビタミンCには、メラニンの生成が抑えられてシミ・シワが予防でき、コラーゲンが生成されてお肌の調子が整う効果も期待されています。また、風邪予防にも効果的!ウイルスから身を守る作用もあり、ヨーロッパでは古くから風邪薬としても利用されています。

ビタミンE

ビタミンEには抗酸化作用があります。血行をよくし、しもやけや肌荒れを防いでくれます。

ビタミンB群

ビタミンB1、B2などのビタミンB群は、水溶性ビタミンに分類されます。ビタミンB1は、糖質の分解を助けたり、中枢神経と抹消神経の機能を正常に保ってくれます。ビタミンB2は、脂質の代謝を促したり、肌、爪、髪の健康を維持したり成長を促したりする働きがあります。

食物繊維

食物繊維の一つであるペクチンや、リコピンも含まれています。食物繊維は大腸がんの発症を押さえる働きがあるという研究結果が発表されています。

ペクチン

ペクチンは、植物の葉、茎、果実によく含まれる食物繊維の一種です。冷やすと甘みが増すという特徴があります。食物繊維は腸内に入ると善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える作用があります。

リコピン

赤い色素であるリコピンは、生活習慣病の原因となる活性酸素の発生を抑え、体から排出する効果があります。 

効能は?

上記のような栄養成分が含まれているローズヒップには、次のような効果が期待されています。

  • 美容効果
  • 抗酸化作用
  • アンチエイジング
  • 整腸作用
  • 免疫力の向上
  • リラックス効果
  • 関節痛の緩和
  • 脂肪燃焼効果
  • 生理痛の緩和
  • 眼精疲労の回復 など

美容効果

ビタミンCはコラーゲン生成を助け、お肌のシミ・シワの改善に効果的です。また、ペクチンという食物繊維の一種により便秘が解消されます。体内のデトックスにより、美肌・美髪など美容効果が期待されています。

免疫力アップ

ローズヒップに含まれる豊富なビタミンを取り入れることで、白血球を活性化させる作用があります。白血球は、風邪を引き起こす細菌やウイルスを攻撃するという役割もあります。つまり、免疫力の向上が期待できるのです。

ストレス改善

ローズヒップに含まれるビタミンCは副腎皮質ホルモンの生成を促す働きがあります。副腎皮質ホルモンが生成されるとストレスを感じた時に、心と体をリラックスさせてくれます。

ちなみに、ハマナスの花にも健康効果があります。ジャムやお茶として使う以外にも、花を乾燥させて布袋に詰めてお風呂に入れると、疲労回復やリラックス効果があります。また、花から抽出した精油はブルガリア産ローズオイルに負けない香り高さがあり、アロマやコスメの成分として使用されています。

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まとめ

今回は、ハマナスとローズヒップの違いや食べ方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ハマナスは植物として、ローズヒップは果実のことを指す
  • ハマナス、ローズヒップともに毒性はない
  • ハマナスの実の使い方はジャムやハーブティーがおすすめ
  • ビタミンやペクチンなどの栄養が豊富に含まれている

女性にとって嬉しい効果が期待できるハマナスの実。赤色が鮮やかで見た目も美しいですね。ぜひ、ジャムやハーブティーなどに活用して、毎日の生活を楽しんでみてくださいね。

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