中身が赤身がかった肉汁したたるハンバーグを食べたら、なんだかお腹の調子が悪くなってしまった。そんな経験はございませんか?肉のおいしさを味わうのであれば少し赤身がかっていた方がおいしいですがひき肉では心配ですよね。そこで今回は、
- ハンバーグで食中毒になる?
- ハンバーグで食中毒になる原因は?
- ハンバーグで食中毒になった時の対処法は?
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目次
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ハンバーグで食中毒になる?
症状
- 腸管出血性大腸菌:牛
- サルモネラ属菌:牛、豚、羊、鶏
- リステリア・モノサイトゲネス:牛、豚、鶏
- E型肝炎ウイルス:牛、豚、イノシシ、シカ
- カンピロバクター:牛、豚、鶏
牛肉やそのほかの動物からは上記の食中毒が懸念されます。代表的なものを例にご説明いたします。
潜伏期間
雨が多い梅雨から夏にかけては、細菌による食中毒が発生しやすくなります。食中毒の原因となる細菌にはたくさんの種類がありますが、その中でも、幼児の重症化事例が発生したり命の危険性があるのが問題となっているのがO157、O111などの腸管出血性大腸菌による食中毒です。潜伏期間は2~9日、多くは2~5日間です。
食べて何時間後に発症する?
腸管出血性大腸菌は潜伏期間8~48時間で悪心、おう吐、腹痛、下痢などの症状が見られます。重症化すると合併症が起こり脳症などが起こりうる可能性があります。
サルモネラ属菌は潜伏期間が数時間~数週間で平均して3週間程度です。症状として発熱、頭痛、おう吐などが現れ、重症化すると意識障害やけいれん等の中枢神経症状、脱水症状などを起こします。
また、軽い症状でも保健所に連絡しておくことが大切です。店舗の衛生管理や工場に不備がある場合は、二次被害が起こる可能性があります。特に子供や高齢者など免疫力の弱い方は、重症化しやすいので注意が必要です。血便や激しい腹痛がある場合には、自己判断はせずに必ず医療機関を受診してください。
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ハンバーグで食中毒になる原因は?
生焼けは大丈夫?
ひき肉は塊のままの肉よりも空気に触れる面積が多いため、菌が繁殖しやすいです。公衆衛生上肉の中心温度を75℃以上で1分加熱すれば食中毒の原因となる菌を死滅させることができます。牛だけでなく、豚のあいびき肉も配合されている場合は、よく火を通すようにしてください。
また、自分が大丈夫でもお年寄りや小さなお子さんでは免疫力が違います。体の弱い方でも安心して食べれるように料理を作る方は気を配ってくれたら嬉しいですね!付け合わせに大根おろしなど用意すると食中毒の予防にもなるので、よかったら合わせてお召し上がりください
腐っている原因は?
ひき肉の腐る原因は温度管理や加工する過程で菌が混入していないかなどがあげられます。また、すぐ食べれない量をスーパーなどで買う際は安いからと値引き品ばかり買うのではなく新鮮なものを買った方が衛生上安心です。見た目が変色していないか、タッパーを方抜けたときにドロップの水分が多くないかなど確認しましょう。
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ハンバーグで食中毒になった時の対処法は?
予防する方法
食品衛生学において大切なのは、「つけない」「増やさない」「やっつける」です。細菌が入らないようボールをアルコール消毒し、冷蔵庫で保存して温度管理を徹底して、加熱をしっかりすればたいていの食中毒は予防することができます。
大切なのは、ハンバーグの調理に使ったボールやお箸、まな板などの調理器具です。いくら、ひき肉を手早く調理したからといって同じお箸を使用したり、流しにひき肉をこね合わせたボールを使ってしまっては他の食材が食中毒の危険にさらされてしまいます。
症状が出た時のとるべき行動
いくら、衛生面に気を使っていても加工する過程やスーパーからの帰り道など食中毒のリスクを0にすることは難しいでしょう。
おう吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようという体の防御反応です。医師の診断を受けずに自己判断は控えましょう、市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用すると症状が悪化したり長引いてしまいます。
食中毒かと思ったらなるべく早く、専門の機関や医師に相談するようにしましょう。その際に、食べた原因になるものをちゃんと伝えることで医師も適切な対応ができるので電話で相談した際に伝えておくといいと思います。
まとめ
この記事をまとめると
- ひき肉は塊の肉に比べて傷みやすいので注意が必要です
- ハンバーグは中心温度が75℃を超えるまでしっかりと火を加えましょう
- 食中毒の症状が出たら自己判断はやめて医師に相談しましょう
いかがでしたでしょうか?牛肉100%だからと言ってレアのハンバーグを安心して食べても、個人の体調によっては食中毒のような症状が出てお腹を下してしまう可能性があります。体が弱っているときは、無理して食べずに体に優しくて栄養があるものを食べましょう。
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