おかゆのカロリーが低いのはなぜ?ご飯とどっちが太る?

日本では病気のときや胃腸の調子が悪い時に食べる印象のおかゆ。ですが韓国や台湾では、胃腸を整え、体を温めてくれることから、朝食の定番として食べられています。おかゆは低カロリーでヘルシーというイメージがありますが、k-popアイドルに代表されるように、スリムで肌のきれいな方が多いイメージの両国(注:筆者の独断と偏見です)。もしかして、おかゆに何か秘密が!?ということで今回は、

  • おかゆのカロリーが低いのはなぜ?
  • おかゆとごはん、どっちが太る?
  • おかゆダイエットのやり方
  • おかゆを食べる効果
について、ご紹介させていただきます。

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おかゆのカロリーが低いのはなぜ?

低カロリーなイメージのあるおかゆ、米と水で炊き上げるのはごはんと同じはずなのに、なぜ仕上がりの栄養素に差が出るのでしょうか。

水分量が多い

おかゆとごはんでは、炊くときに米に加える水分の量が違います

全がゆの場合、普通に炊くときと比べてもおよそ5倍の水を加えて炊き上げるため、 必然的に同じ量の中に含まれる米の重量が少なく済むおかゆの方が、低カロリーに仕上がります 

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おかゆとごはん、どっちが太る?

それではいよいよ本題です。おかゆとごはん、どちらが太りやすいのでしょうか?

カロリーはどれくらい違うの?

まずはおかゆとごはんに含まれるカロリーと糖質を比べてみましょう。

100gあたり 全がゆ 白米
カロリー(kcal) 65 156
糖質(g) 15.6 35.6

 

いかがでしょうか?カロリー、糖質量ともに、おかゆの方が半分以下と少ないことがわかります。また、水分を多く含むおかゆは、食べた実感としての満腹感を得やすいのもポイント。同量を食べるのであれば、おかゆよりごはんの方が太りやすいと言えるでしょう。

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おかゆダイエットのやり方

低カロリーで低糖質のおかゆがダイエットに効果的ということはわかりました。さらに調べてみたところ、なんと“おかゆダイエット”なるものまで存在するのだとか!いったいどんなダイエットなのでしょうか?

いつ食べるのが効果的?

筆者が調べたところ、おかゆダイエットには主に2つの方法があるようです。

主食の白米をおかゆに置き換え!

まずはいつも食べている主食の白米を、おかゆに置き換える方法 置き換えるのは1日1~2食、おかゆだけでは、タンパク質やビタミン、ミネラルが摂取できないため、おかずは普通に食べてください。  置き換えるのはどの食事でも構いませんが、 1日のうち、日常的に比重が重くなりがちな食事を置き換えるのが効果的。 特に活動量が少なくなる夕食の主食をおかゆに置き換えることで、よりダイエットを加速してくれます。

食べるのはおかゆだけ!

もうひとつが、2週間おかゆのみを食べる、といった方法。こちらは、脳神経外科医師の土田隆先生が考案したダイエット方法だそうです。

具体的には、 2週間、全がゆよりさらに水分を増やした五分がゆだけを食べるというダイエット法。お腹が空いたらまたおかゆを、3~4時間おき、1日に6~7回食べても良い そうです。

2週間で効果は出る?

土田先生考案の、おかゆのみで過ごすダイエットの1番のポイントは、「2週間で現在の体重の10%を落とす」というものだそう。実際に、実践した人のほとんどが、2週間で4~8キロの減量に成功したのだとか。それほど効果があるとなると、覚悟を決めて2週間、試してみたくなりますね。

対して主食の白米を置き換えるおかゆダイエットは、より長い期間をかけてゆっくり痩せていくのが目標です。中には数週間かけて4キロやせた、という口コミも。体に負担無く続けたい、という方にはこちらがおすすめかもしれません。

ここに注意!おかゆダイエット

2週間おかゆのみのダイエットは、必ず2週間で一旦やめるのがポイント!続けると栄養不足で、健康に悪影響を与える可能性もあるため、もう少し体重を落としたい!という場合は、2週間ほど普通の食事に戻し、再度おかゆダイエットに挑戦してみてください。

置き換えのダイエットでは、他のおかずとあわせてバランスよく、適量を食べるのが大切。食べやすいからといってスープのように食べてしまい、結果食べ過ぎてかえって太ってしまった、なんて口コミも。よく噛んで、ゆっくり食事を楽しむのが成功の秘訣です。

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おかゆを食べる効果

ダイエットに関する効果ばかり注目してきましたが、実は体調が悪い時だけでなく、おかゆを取り入れることでうれしい効果も期待できるのです。

糖尿病の方に

土田先生考案のおかゆだけで過ごすダイエットは、元々は糖尿病や高血圧など、生活習慣病の患者さんのために考えられたダイエット法だそうです。

カロリーや糖質を控えることで、血糖値のコントロールもしやすくなるのもうれしいところ。ですが、もちろん食べ過ぎは禁物!また、早食いも血糖値の急上昇を引き起こします。ゆっくり味わって食べるようにしましょう。

胃腸炎の時でも消化しやすい

そもそも土田先生によると、おかゆは私たち日本人が1番消化しやすい食事だそうです。また、三大栄養素の中でもおかゆに主に含まれる炭水化物は、他の脂質やタンパク質に比べて胃の滞留時間が短いのも特徴

胃腸炎とまでいかなくても、なんとなく胃の調子が悪いな、なんてときにもおすすめです。

1日の摂取量はどれくらい?

 おかゆのみを食べるダイエットでは、1回に食べる量は五分がゆをお茶碗1杯。これを1日に6~7杯分が目安 だそうです。

 置き換えるダイエットでは、おかゆの状態に特に制限はありませんが、もちろん食べ過ぎはNG!やはりお茶碗1杯を目安 に、野菜やタンパク質を含むおかずとあわせて、定食スタイルで食べることを意識しましょう。

(引用:2週間で体重10%減!おかゆダイエット

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • ごはんと比べて5倍以上の水分を含むおかゆは低カロリー&低糖質!ダイエットにもおすすめ!
  • 覚悟を決めて2週間!五分がゆのみで過ごすダイエットは体重の10%の減量が見込めることも!
  • 長く続けやすい主食をおかゆに置き換えるダイエット!1日1~2食を置き換えて、ストレスやリスクの少ない方法でキレイに痩せよう
  • 糖尿病や胃腸炎にも効果あり!ただし、食べ過ぎには注意!おかゆと言えどゆっくり味わって食べよう

ダイエットや胃腸の調子が悪い、という理由が無くても、たまにおかゆでお腹を労わってあげるのは健康にも効果があるそう!そういえば、日本古来の伝統であるお正月明けの七草がゆも、年末年始で疲れた胃腸を休ませる意味合いがありますよね。2週間おかゆのみ!というのはかなりの覚悟を要しますが、たまに朝食やランチにおかゆ、取り入れてみられてはいかがでしょうか?

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