カップラーメンといえばお湯を注ぐだけで手軽に食べられる、忙しいときに重宝する商品ですよね。日持ちがするので常備している家庭もおおいはず。ですがそんなカップラーメンでアレルギー症状を引き起こす可能性があることをご存知ですか?今回は
- カップラーメンはアレルギー食品?
- カップラーメンによるアレルギーの主な症状
- カップラーメンによるアレルギーの対処法
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目次
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カップラーメンはアレルギー食品?
カップラーメンに含まれるアレルギー物質について、詳しくご紹介します。
含まれるアレルギー食品
カップラーメンに含まれる可能性のあるアレルゲンは、以下の通りです。
- 小麦
- 卵
- えび
- かに
- 牛肉
- ごま
- 鶏肉
- 豚肉
製品によって使われている素材が違うので一概には言えませんが、だいたいこんなところだと思います。
肉類はフリーズドライのものが入っていることもあれば、スープの出汁に使われている場合もあります。
麺は小麦なので、これは避けては通れませんね。
食物アレルギー症状を引き起こす可能性があることが明らかで、アレルギー発症者数や症状の重症度の高い原材料を「特定原材料」と言い、表示が義務付けられています。
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カップラーメンによるアレルギーの主な症状
カップラーメンを食べたことによって、起こる可能性のあるアレルギー症状についてご紹介します。
蕁麻疹
蕁麻疹とは、皮膚の一部がくっきりと赤く盛り上がり、それが体のあちこちにできる病気です。
主にかゆみを伴いますが、焼けるように感じることもあります。
しばらくすると、皮疹とかゆみは跡形もなく消えるという特徴があります。
蕁麻疹にはアレルギーが関係している場合と、アレルギーが関係していない場合があります。
ただしアレルギー症状としては、蕁麻疹はもっとも一般的なものと言えます。
喉の痒み・イガイガ
花粉にアレルギー反応を示す人が花粉と似た成分を持つ食品を摂取することで、喉のかゆみなどの口腔内症状を起こすことがあります。
これを口腔アレルギー症候群といいます。
それ以外の喉の症状としては、皮膚の蕁麻疹だけでなくのどの粘膜が腫れたりすることもあります。
こうなると呼吸が苦しくなり、呼吸困難に陥る危険性もあります。
万が一違和感を覚えたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
腹痛・下痢
特に風邪のような症状もないのに腹痛や下痢が続く場合、疑うべきは食物アレルギーです。
アレルゲンを摂取することで消化器官に症状があらわれた場合に、腹痛や下痢を起こすことがあります。
食物アレルギーと下痢の関係は密接で、体内に侵入したアレルゲンを排出しようと、下痢を引き起こしてしまうのです。
嘔吐・吐き気
下痢と同様、体内のアレルゲンを排出するための正常なはたらきが嘔吐や吐き気です。
実際すべて出し切ってしまえば、症状はおさまるものです。
ですがそんなのはかなり辛いですよね。
市販の吐き気止めを飲んでみて、効けばラッキー。効かなければ病院に行きましょう。
発熱
体内に入った異物に対して、それを排除しようとする免疫反応が過剰に起こった状態のことを、アレルギー症状といいます。
考え方は風邪と同じです。体が風邪のウイルスと戦って、熱が出ますよね。
アレルギーも、アレルゲンと戦うときに発熱することがあるのです。
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カップラーメンによるアレルギーの対処法
アレルギー症状が出たらまずは様子を見ましょう。
軽症かつ時間の経過とともに症状が治まるようなら、緊急性はないと言えます。
いったん市販薬を飲んで様子を見るのもいいかもしれませんね。
ただし症状が重かったりアナフィラキシーショックを引き起こしている場合には、迷わず病院に行ってください。
食事をしたあとでなんらかの症状が出た場合には、食物アレルギーを疑います。
特にはじめて食べる食品で症状が出ることが多く、その後同じ食品を食べるたびに繰り返し症状が出ます。
原因となる食べ物を特定するには、実際に食べた食品の内容を確認し、血液検査を受けることで推測することができます。
軽度であれば蕁麻疹程度で、なかなか気づかない場合もあると思います。
ですが食物アレルギーとは、最悪の場合死に至る危険性もある重篤な病。
軽く考えずに、少しでも疑わしいと感じたらまずはアレルギー検査を受けてみることをおすすめします。
まとめ
カップラーメンを食べることで起こりうるアレルギー症状について、ご理解いただけましたか?
この記事をまとめると
- カップラーメンにはアレルゲンが含まれているため、食物アレルギーを持つ人は注意が必要
- アレルギー症状の強さは人それぞれで、重症になれば死に至る危険性もある重篤な病
- 食物アレルギーは気付きにくいため、症状があらわれた場合には状況をよく観察する必要がある
食物アレルギーは大人になるほど気付きにくい場合があります。
万が一違和感を覚えたら、迷わず医療機関を受診してくださいね。自分に合うもの合わないものを知っておくことは大切ですよ。
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