スーパーに並んでいる「どんこ」ですが、見た目は椎茸にそっくりですよね。
でも名称は椎茸ではなく「どんこ」。
何か違いがあるのか疑問に思ったことがある方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、
- どんこについて
- 椎茸との違いは?
- どんこの戻し方
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目次
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どんこについて
スーパーに並んでいる「どんこ」。
見た目は椎茸と似ていますが、どのようなものなのでしょうか?
まずは、どんこについてご紹介いたします。
どんことは
どんこって何?と聞かれると、椎茸の仲間?椎茸の品種?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、実はどんことは椎茸の仲間ではなく「乾燥椎茸の種類」のことを言います。
また、どんこは乾燥椎茸の中でも厚みがあるのが特徴です。
どんこの作り方
どんこは厚みがあるのが特徴ですが、この厚みには作り方にポイントがあります。
どんこは、傘の開き具合が7割以下の椎茸を乾燥させて作るのです。
このように、傘の部分が開ききっていない椎茸を乾燥させるので分厚く見えるのです!
- どんこ:傘の開き具合が7割以下の椎茸を乾燥させたもの
- 香信 :傘の開き具合がそれ以上の椎茸を乾燥させたもの
ちなみに、椎茸は成長が進むにつれて傘の部分が開いていきます。
どんこの名前の由来
どんこは漢字で書くと「冬子」と書きます。
これは、どんこを作るための椎茸を収穫しやすいのが冬の寒い時期という点からきているようです。
どんこを作るときには傘の開きが7割以下の椎茸を使うとご紹介しましたが、冬の寒い時期の方が椎茸の傘が開くスピードが遅いのです。
このことから「どんこ」「冬子」と呼ばれるようになったようです。
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干し椎茸との違いは?
乾燥椎茸の種類であるどんこですが、干し椎茸との違いはどんな点があるのでしょうか?
干し椎茸との違いについてご紹介いたします。
見た目
どんこは分厚く見た目もキレイなことが特徴ですが、干し椎茸はどんこに比べると薄く平べったい見た目をしています。
その見た目もあって、干し椎茸よりもどんこの方が弾力があり食感も楽しむことができます。
味
干し椎茸とどんこは味に大きな差はありません。
使い方
どんこは分厚く見た目もキレイなことから、筑前煮などの煮物やお吸い物に使われることが多いです。
また、形をそのまま残して使えるので、中華料理などにも使われています。
一方、干し椎茸は薄く平べったいのが特徴です。
見た目はどんこのようにあまりキレイではないので、見た目に影響しない巻き寿司の具材や汁物に使われることが多いです。
戻すのを忘れていたときや急いでいるときなどには干し椎茸の方がいいかもしれませんね!
価格
価格はどんこの方が少し高くなっています。
というのも、傘の開きが7割以下のものでないとどんこは作ることができません。
暑い時期だと、あっという間に傘が開いてしまい、どんこを作るのに最適な椎茸を収穫するのは難しいと言われています。
このことから、干し椎茸より少し高価なものになっています。
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どんこの戻し方
どんこを料理に使いたい場合、どのように戻すと美味しく食べることができるのでしょうか?
どんこの戻し方についてご紹介いたします。
じっくり半日かけて戻すと美味しい!
どんこは厚みがあるので戻すのにも時間がかかります。
どんこをボウルなどに入れ、全体が浸かるくらいの水を入れます。
そのままじっくり半日程度かけて戻すのですが、ここが美味しく戻すポイントです!
時間があるときや献立をあらかじめ決めているときは、半日かけてじっくり戻すことをおすすめします!
急いでいるときはレンチン!
急いでいるときは、水ではなくぬるま湯で戻すと少し時間を短縮することができます。
戻すのを忘れていたときなどには電子レンジも上手に活用してみてくださいね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
どんこについて、また干し椎茸との違いや戻し方についてご紹介いたしました。
この記事をまとめると
- どんことは傘の開きが7割以下の椎茸を乾燥させて作ったもの
- どんこは分厚く見た目もキレイなことが特徴
- その特徴から筑前煮などの煮物やお吸い物などに使われることが多い
- どんこは干し椎茸より分厚いので弾力ある食感が楽しめ味も強く感じる
- どんこをより美味しく戻すには半日かけて低温でじっくり戻すのがおすすめ
- 急いで戻したいときはぬるま湯で戻したりレンジを使うと時間短縮できる
どんこは見た目がキレイなので、見た目にもこだわりたいときにはぴったりですね!
ぜひどんこを使った料理に挑戦してみてくださいね!
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