あなたは「生のきくらげ」を食べられたことがあるでしょうか?乾燥したきくらげとはちょっと違った食感が魅力の食べ物です。今回は「生きくらげはお刺身でも食べられるのか?」ということをメインテーマにし、以下のような事を解説していきます。
- 生きくらげとは一体何?
- 生きくらげはお刺身にもできる?
- 生きくらげの栄養や効果とは?
こんな内容になっています。記事をしっかりと読み込んで、生きくらげのお刺身について徹底理解を深めていきましょう。
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目次
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生きくらげとは?
まずは、生きくらげとはどんな食べ物なのかを解説しておきましょう。
特徴
きくらげとは「きのこの一種」です。広葉樹のケヤキなどに繁殖するきのこで、日本国内では鹿児島から北海道まで幅広い地域で自生しているきのこです。ただ、日本国内で流通しているきくらげの殆どは、天然物ではなく栽培されたきくらげになります。
九州などの一部の地域に行くと、天然のきくらげも食べられるかもしれませんね。そして、そのきくらげを「収穫して一度も乾燥させなかったもの」を生きくらげというのです。
どんな味?まずい?美味しい?
生きくらげの食感や味をまとめてみました。
- 味は殆どなく、癖のない食べ応え
- プリっとした食感で、フグの皮に近い食べ応え
生きくらげは、素材そのものに殆ど味がありません。癖が無いので、様々な味付けによく合うでしょう。また、お店でよく販売されている「乾燥きくらげ」はコリコリとした食感ですが、生きくらげはぷりぷりとした食感をしています。
柔らかい食感ですが少し弾力があるので、フグの皮を食べているような感覚を味わえるでしょう。
旬の時期・生産地
生キクラゲの旬の時期は「梅雨の時期」です。雨量が増えて湿度が高まる「じめじめ」とした梅雨の時期に最もきくらげは成長速度が高まります。また、生きくらげは長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、北海道などで主に栽培されています。
九州地方に住まれている方は目にされる機会が多いかもしれませんね。乾燥きくらげも日本国内では九州地方が最大の生産地ですが、実は99%は中国からの輸入で賄われています。日本産のきくらげを見かける可能性はかなり低いと言っていいでしょう。
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生きくらげは刺身でも食べられる?
では、生きくらげは刺身でも食べられるのかどうか?ということですが、結論的には「イエス」です。生きくらげはお刺身でも美味しく食べられます。
食べ方・下ごしらえ
生きくらげをお刺身で食べる時は、簡単な下ごしらえが必要です。
- お水でよく洗って、汚れを落とす
- 大きな鍋でサッと湯通しする
- 食べやすい大きさにカットする
- 通常のお刺身同様に、刺身醤油とわさびをつけて食べる
こんな感じで、事前によく洗う事とサッと湯通しするところがポイントです。
茹で時間
生きくらげを湯通しする際は、「沸騰したお湯に約2分程度」でOkです。あまりに長時間火を通し過ぎてしまうと、きくらげの美味しい食感がどろどろになってしまうので、要注意。短時間でサッと取り上げるようにしましょう。
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生きくらげの栄養と効果
生きくらげにはどんな栄養素があるのでしょうか?それによって得られる効果もまとめておきます。
栄養成分
まず、生きくらげに含まれる栄養成分はこちらです。
- 食物繊維
- ビタミンD
- カルシウム
- 鉄分
生きくらげには「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」がバランスよく入っています。なので、便秘がちな人にはうってつけの食べ物だとされています。また、骨を丈夫にしてくれるビタミンDも多く含まれます。
効果・効能
生きくらげを食べると、以下のような健康効果が期待できるでしょう。
- 腸内環境の改善
- 骨粗しょう症の予防
- 貧血の改善
まず、生きくらげには「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」がバランスよく含まれているので、腸内環境は劇的に良くなるでしょう。さらにビタミンDやカルシウムの働きで、骨粗しょう症予防にもぴったりです。
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生きくらげの食べ過ぎは体に悪い?
そんな健康にいい生きくらげですが、食べ過ぎてしまうと何か弊害があるのでしょうか?
下痢・腹痛
生きくらげは食べ過ぎてしまうと、腹痛や下痢の症状が出ます。確かに食物繊維は腸の蠕動運動を活発化させてくれますが、摂取し過ぎると逆に腸が過敏に動いてしまうこともあるのです。下痢や腹痛にならないようにするためにも、生きくらげの食べ過ぎには注意しましょう。
1日の摂取量目安はどれくらい?
生きくらげを1日に食べても大丈夫だと言われている量は、おおよそ35g程度です。乾燥きくらげ7gくらいを水に戻すとこの量になります。35gくらいの量を超えて食べ続けてしまうと、下痢や腹痛になりやすいので気を付けて食べ続けましょう。量を守ればかなり体にいいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は生きくらげはお刺身で食べられるのか?ということについて徹底解説してきました。最後に記事内容を簡単に振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- 生きくらげとはきのこの一種
- 生きくらげはぷりぷりとした食感が魅力
- 生きくらげはお刺身にしても美味しい
こんな内容になっていました。あなたも生きくらげが手に入った場合には、お刺身にして食べてみられてはいかがでしょうか?かなり美味しく食べられるはずです。
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