にんにくで舌がヒリヒリ・喉がピリピリ!食べ過ぎは体に悪い?

にんにくを食べて舌がヒリヒリした経験はありませんか?食べ慣れたにんにくでヒリヒリ症状が出るのは、一体なぜなのでしょうか?今回は、

  • にんにくで舌がヒリヒリする原因
  • 食べ過ぎは体に悪い?副作用は?

これらのテーマについて紹介いたします。

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にんにくで舌がヒリヒリするのはなぜ?

にんにくを食べて舌がヒリヒリするのは、にんにく特有の香りの原因成分でもある『アリシン』によるものです。アリシンはにんにく以外にも、ネギや玉ねぎなどの野菜に含まれている栄養成分です。

アリシンは、加熱する前のアリインという成分が変化してできる成分です。抗菌作用を持つため、 細菌やウイルスを殺す抗菌作用が強力で、食中毒、風邪予防の他、抗がん作用、加えて、疲労回復効果 もあります。しかし、刺激が強いので食べると舌がヒリヒリすることがあるのです。

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にんにくを食べる効果は?

刺激が強いアリシンですが、にんにくはサプリにもなっているように体に良い食べ物でもあります。にんにくを食べる効果には、このようなものがあります。病気予防や美容効果もあり、実はいいこと尽くしの食材なのです。

にんにくの効能
  • 滋養強壮・疲労回復
  • 血行改善
  • 冷えの改善
  • 整腸作用
  • がん予防
  • 美容効果・老化抑制
  • 抗菌・解毒作用
  • コレステロールの上昇抑制

にんにくの食べ過ぎは体に悪い?

にんにくはアリシンの他に「硫化アリル」という成分も含んでおり、過剰摂取すると腹痛や下痢を起こすことがあります。食べ過ぎた場合の副作用やデメリットには、下記のようなものがあります。

にんにくの副作用
  • おならがいっぱい出る
  • 体臭がきつくなる
  • 吐き気
  • 眠れない
  • にんにくアレルギー

にんにくには辛味成分であるアリシンが含まれていますが、アリシンは腸内の悪玉菌だけではなく善玉菌まで殺してしまう作用があります。これによって腸内環境が悪くなり、腹痛や下痢などの症状を起こしてしまいます。

刺激の強い成分なので、食べ過ぎると胃の粘膜が弱ってしまう可能性も。胃がムカムカしたり吐き気がしたり、中には眠れなくなることもあります。

また、にんにくアレルギーとなる人もいます。特に子どもが沢山食べてしまった時はアレルギー症状が出やすいので気をつけましょう。

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死亡するって本当?

“にんにくの食べ過ぎで死亡する?”と言われることがありますが、にんにくアレルギーによりアナフィラキシーショックを起こした場合、死亡する可能性もゼロではありません。

アナフィラキシーショックはにんにく以外の食材によるアレルギーでも起こり得るもので、毎年40〜70人ほどが死亡していることがわかっていまおす。

食べ過ぎの量はどのくらい?

1日あたり丸ごと1個のにんにくを食べた場合、”にんにくの食べ過ぎ”となります。

食べ過ぎた時の対処法

にんにくを食べ過ぎた場合、食後に牛乳を飲むと口臭予防に効果があります。体臭やおならなどの副作用に関しては、食後にカバーすることができないので注意しましょう。また、アレルギー症状が出てすぐに治らない場合は、医療機関を受診しましょう。

にんにくアレルギーの主な症状

にんにくによるアレルギーの症状には、どんなものがあるのでしょうか?アレルギーではない人でも、ある日突然アレルギー症状を発症することもあります。起こり得る主なアレルギー症状について見ていきましょう。

主なアレルギー症状
  • 蕁麻疹・湿疹
  • 喉の痒み
  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気・嘔吐

蕁麻疹

1つ目は、蕁麻疹やまぶたの腫れです。普段はなんともなくても、ある時なにかに反応してじんましんが出る経験をしたことのある方は多いのではないでしょうか。蕁麻疹は食品アレルギーで最も起こりやすい症状と言われています。

皮膚にぷつぷつが出たり、全体的に赤くなったりするほか、むくみが見られることもあります。このむくみはまぶたにできやすく、片目のまぶただけ腫れることもあります。

注意

ちなみに、皮膚反応はその対象である食品を摂取してから最短で1時間で症状が現れると言われています。また遅くとも4時間以内に症状が体に現れるようです。

腹痛

消化器系が弱ってしまい、胃痛・腹痛を発症して結果下痢となりことが起こり得ます。消化器系が弱ると腸内で上手く消化ができないため、下痢を起こします。

唇・口内の腫れ

唇や口腔内の腫れが起こることがあります。食べた後に、唇がヒリヒリして大きく腫れたり、口の中がイガイガして風邪の時のように腫れたりします。

口腔アレルギー症候群

このような症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、特定の食べ物を食べた時のほかに、花粉と反応して起こる場合もあります。花粉症を持っている人はなりやすい傾向があります。

症状は早いと食べてすぐに現れるので、食後にお子様の唇が腫れてきたり、口の中の違和感を訴えてきたらすぐに処置するようにしましょう。

のどの違和感

また、のどの違和感“口腔内アレルギー症候群”の症状の一つで、喉がヒリヒリと痛くなったり、なにか詰まっているような違和感を感じることがあります。

のどの奥にとどまらず、耳にもかゆみや痛みなどの違和感を感じることもあります。アレルギー症状でのどに違和感が起きるというのはあまり知られていないので、最初は風邪と勘違いする方も多いようです。

しかし早い時は15分ほどで症状が出てくるようなので、食事中に急にのどに違和感を感じることがあったら何を食べたのか確認するようにしてみてください。

咳込み・喘息の症状

そして、咳き込みや喘息症状もあります。咳が出たり、ゼーゼーした呼吸になり喘息状態に陥ります。また、この気管支系症状だけではなく、同時に体全体が赤くなるという皮膚の異常が合わさって出ることもあるようです。

一番多く発症する症状として、蕁麻疹を挙げましたが、その次に多いのがこの気管支系の異常です。アレルギー反応を起こす方の20〜30%が咳や喘息の症状を発症しています。

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まとめ

この記事をまとめると

  • にんにくを食べて舌がヒリヒリするのはアリシンという成分によるもの
  • アリシンは体に良い成分だが食べ過ぎると腹痛や下痢を起こすこともある
  • にんにくの食べ過ぎによるアレルギー症状もあるので注意

舌がヒリヒリする原因は、にんにくやネギ類特有のアリシンという成分が原因となっていました。適量であれば体に良い成分ではありますが、食べ過ぎると下痢や腹痛・口臭などの原因にもなるので注意しましょう。

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