夏を代表する食べ物は色々ありますが、暑い日に食べたくなってしまうのはやっぱりスイカですよね。みずみずしくて美味しいスイカですが、分類としては「野菜」なのか「果物」なのかをはっきりと答えられるでしょうか?
- スイカは野菜と果物、どっちなの?
- そもそも野菜と果物はどう違うのか
- スイカの旬はいつ?
- 美味しいスイカの品種について
今回は、こちらについて詳しく解説します。
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目次
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スイカは野菜?果物?
野菜と果物の両方である
結論からいうと、スイカは野菜と果物どちらでもあります。そんなことってあるの?と思われるかもしれませんが、これにはしっかりとした理由があるのです。
スイカの特徴
まずはスイカの特徴をおさらいしておきましょう。
スイカの原産地は熱帯アフリカのサバンナ地帯と言われていますが、起源は更に古く古代エジプトの4000年前の壁画には既にスイカが描かれていました。
その後、中国地方から日本に伝来する際に、「西から来た瓜(うり)」すなわち「西瓜(スイカ)」と名付けられました。
スイカの実をイメージした場合、緑色の玉に縦の縞が入ったものがまっさきに思い浮かびますよね。スイカの果肉は90%以上が水分となっていて一般的に果肉は紅色です。
同じウリ科のメロンは果皮の部分を果肉として食べるのが特徴的ですが、スイカの場合は果皮の部分は殆ど食べずに果皮の内側部分を食べるという大きな違いがあります。
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野菜と果物の定義
そもそも、野菜と果物の定義はどこにあるのでしょうか?ここでは野菜と果物の違いについて解説していきます。
野菜と果物の違いとは
野菜と果物の定義は以下の通りです。
野菜
野菜とは、食用となる草本性植物のことを指す言葉です。草本性植物の特徴は、葉や果実などを対象として食べることが可能な点です。一年生の草本植物は、その名の通り一年以内に果実を付けたのち枯れてしまいます。
果物
果物は、草や気になる食用果実の総称です。農林水産省では果実のことを正確には「果樹」と呼んでいます。
上記の定義に当てはめた場合、スイカの果実は野菜扱いとなりますが青果市場での取り扱いや栄養学上の分類では果物として扱われています。
「果実的野菜」とは
スイカのように栽培方法や特性から野菜に分類されつつも、市場では果物として扱われるものを「果実的野菜」と呼んでいます。
果実的野菜はスイカ以外にも存在しており、代表的なものとしてはメロンやイチゴが挙げられます。
スイカの分類についてまとめると以下の通りです。
分類時期 | 取り扱い種別 |
植物としての特性上 | 野菜 |
生産後の出荷段階 | 果実的野菜 |
スーパーでの販売時 | 果物 |
スイカを植物としての特性から見た場合は「野菜」として、生産後の出荷段階では「果実的野菜」、スーパーに並んだ際は「果物」と、その場に応じて取り扱いが変わるというのはとても面白い特徴ですよね。
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スイカの旬の時期・味の口コミ
梅雨入の時期からスーパーの軒先で見かけるスイカですが、旬の時期がいつになるかご存知でしょうか?
スイカは5~8月が旬
スイカが最も市場に出回る量は、毎年5月から急激に増加して7月がピークになります。その後、8月には緩やかに減少を始め9月には落ち着きを見せるという特徴があります。
このことから、スイカの旬は夏であり中でも5月〜8月が最も市場に出回るタイミングであると言えます。
旬のスイカの味の口コミ
旬のスイカは、シャリシャリとした食感とみずみずしさが両立している点が大きな魅力。
また、旬のスイカは太陽を多く浴びることで特に糖度が高くなる特徴を持っているため、とても甘くて美味しいという声が多く見られます。
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スイカのおいしい品種2選
大玉スイカ
市場にもっとも出回っているスイカの品種として知られる大玉スイカは、その名の通りとにかく大きいのが特徴です。
中には7キロ以上の重さになるものもあるため、たくさんの人でスイカ割りなどを行う際や、多くの人にスイカを振るまいたい場合に適した品種です。
黄肉スイカ
外観は他のスイカと変わりませんが、果肉部分が黄色くなっているのが特徴の品種です。
切ると鮮やかな黄色が広がるため、テーブルに並べると他のスイカとはまた違った華やかさがありますよ。
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まとめ
この記事をまとめると
- スイカは定義上は野菜であるものの、流通段階では果物としても扱われている果実的野菜
- スイカの旬は流通量が増加する5月〜8月である
- スイカにも様々品種が存在するため、食べる人数や贈答用など目的によって選択すると良い
いかがだったでしょうか。
暑い夏は憂鬱ですが、美味しいスイカを目にすると少し心がウキウキしますよね。スイカは夏バテ防止にももってこいの果物。甘いスイカを美味しく食べて、元気に夏を迎えましょう。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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