とても生臭いにおいを発する独特な調味料「ナンプラー」。和食ではあまり使わない調味料なので、普段使われる方は少ないかもしれません。しかし、ナンプラーを使うと料理にコクが出るので東南アジアではスタンダードな調味料として重宝されています。
そんなナンプラーはどうやって使えば臭みが消えて美味しくなるのでしょうか?今回は、ナンプラーについて、以下のようなことを解説していきます。
- ナンプラーとはどんな特徴の調味料なのか?
- ナンプラーはどうして臭いのか?
- ナンプラーを美味しく食べるにはどうすればいいのか?
こんな内容になっています。記事を最後まで読んで頂き、ナンプラーを上手に活用できるようになってしまいましょう。
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目次
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ナンプラーの特徴
ナンプラーにはどんな特徴があるのか?簡単にナンプラーについて解説します。
ナンプラーとは
ナンプラーとは、カタクチイワシを塩と水で漬け込んだ調味料で、タイでは定番の調味料となっています。カタクチイワシを生のまま漬け込むので非常に強烈な臭いを発しますが、イワシのうま味成分がぎゅっと詰まっていて、料理にコクを出してくれる役割があります。
栄養素・カロリー
ナンプラー大さじ1杯あたりには約8kcalのカロリーが含まれています。カロリーや糖質が非常に低い、ヘルシーな調味料なのです。また、その他含まれる栄養素は以下のようなものです。
- ナトリウム
- セレン
こういった抗酸化作用が高いミネラル分を含んでいるので、多少のアンチエイジング効果も期待できるかもしれません。
他の魚醤との違い
ナンプラーは「タイの魚醤」ですが、日本にも魚醤はあります。何が違うのか?というと、使っている魚が違うのです。ナンプラーは「カタクチイワシのみ」を使っていますが、日本の魚醤はその他様々な魚を原材料に使っています。そのため、臭いやコクも微妙に異なるでしょう。
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ナンプラーの臭い
ナンプラーは「臭い」です。ここでは、ナンプラーの臭いについて詳しく解説していきます。対処法もあるので、しっかり学んでいきましょう。
臭いの特徴
ナンプラーは「魚が腐った強烈な臭い」を発しています。カタクチイワシ自体、放置していると腐って強烈な臭いを発するので、イワシを漬け込んだナンプラーは、その腐った臭いに近いにおいをしています。
ただ、イワシのうま味は濃縮されてギュッと詰まっているので、美味しい調味料として重宝されているのです。
臭いの原因
ナンプラーの臭いの原因は、イワシの成分にあります。イワシを発酵させてうま味を濃縮させて汁を抽出しているので非常に臭いです。ちなみに日本の醤油は「大豆」を発酵させて作っているので、臭みは殆どありません。
臭いの対処法は?
強烈な臭いを発するナンプラーですが、実は「加熱すること」でその臭みを飛ばすことが可能です。本場タイでは、基本的にナンプラーは加熱して使う調味料とされています。なので、ナンプラーの強烈な臭いをそこまで強くは感じないのです。
ナンプラーの臭いが苦手に感じられる方は、炒め物などに使って加熱をして食べるといいでしょう。魚のうま味成分も取り入れることが出来、料理にコクが出てくるはずです。
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ナンプラーの使い方
では、ナンプラーは世界中でどんな使い方をされているのか?具体的な使い方をまとめてみましたので、見ていきましょう。
サラダに使う
ナンプラーはサラダにドレッシングと併せて使うのもおすすめです。鶏のささ身肉や、パプリカ、キュウリなどと併せて、ナンプラーやドレッシングなどで味付をしましょう。
ナンプラーを加えるだけで、簡単にエスニック風の味付けにできるので、エスニック風サラダが食べたい方には一押しの使い方です。ナンプラーの臭いはかなり強く残るので、苦手な方は慎重に味付けをしましょう。
炒めものに
ナンプラーは豚肉や鶏肉、小松菜やししとうなどとも相性がいいです。これらのお肉や野菜を炒め物にすす際に味付けする調味料として使ってみましょう。炒め物に使う事で、ナンプラーの臭み成分はかなり飛ばせることが出来るので、ナンプラー初心者の方にはかなりおすすめの使い方です。
イワシのうま味が野菜に行きわたり、非常に美味しい炒め物になるでしょう。
チャーハン・ガパオライスに
エスニックなチャーハンやガパオライスを作る時に、ナンプラーは欠かせません。ナンプラーを加えることで、一気にエスニックな風味に変わるので、事前に必ず用意しましょう。他の魚醤ではうまく作れないかもしれません。
代用品はある?
ナンプラーがどうしても手に入らない時は、「醤油」「レモン汁」などを混ぜ合わせて、似たような風味にすることも可能です。ただ、ナンプラー特有のコクは産まれないので、やはりナンプラーを探されることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「ナンプラーはどうしてあんなに臭いのか?」ということをテーマに記事をまとめてきました。最後に記事内容をざっくり振り返っておきましょう。
この記事をまとめると
- ナンプラーはカタクチイワシを塩で漬けこんだ調味料なので臭い
- ナンプラーは加熱すると臭いが飛ぶので加熱するのがおすすめ
- ナンプラーは炒め物やサラダに使うと美味しい
こんな内容になっていました。あなたもナンプラーを使って、美味しいエスニック料理を楽しまれてはいかがでしょうか?
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